プレスリリース
国内外から13の警備会社を含めた選抜チームが各地域の取り組み成果を披露
イオンディライト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼社長執行役員 グループ CEO:濱田和成、以下「当社」)は、2021年11月19日にベルサール神田(東京都千代田区)をメイン会場に国内外の当社グループ各拠点をテレビ会議でつなぎ、「第3回 喜び・働きがい向上プロジェクト~”ありがとう”を成長へ!~」(以下、「本発表会」)を開催しました。
※ 新型コロナウイルス感染症予防対策のため、最小限の来場者にて開催するとともに、検温・手洗い・消毒を徹底し実施しました。
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本発表会には、当社グループが事業を展開する日本、中国、アセアン各国から、共にサービスを提供する警備会社各社のメンバーを含めた計14チーム※が参加しました。
各チームは、「業務を適正かつ確実に行う取り組み」、「お客さま対応の品質を向上させる取り組み」、「働きがい・やりがいを創出し、持続的な雇用を維持する取り組み」の3つのテーマから一つを選択し、それぞれの取り組みやその成果を発表し合いました。
各チームからは、警備のプロフェッショナルとしてサービス品質をより一層高めるための創意工夫や事件・事故防止に繋がった好事例など、現場で日々実施される施設の「安全・安心」を守り続けるための様々なエピソードが披露されました。
※ 発表者として参加した警備会社各社:
[国内]ALSOK北海道(株)、イオンディライトセキュリティ(株)、環境整備(株)、協和警備保障(株)、(株)コアズ、国際セーフティー(株)、サンエス警備保障(株)、シンテイ警備(株)、セコムジャスティック上信越(株)、(株)白青舎
[中国]永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司、武漢小竹物業管理有限公司
[アセアン]AEON DELIGHT(VIETNAM) CO., LTD(各エリア内の掲載は五十音順)
発表終了後、実効性(効果・影響力)、画期性(アイデア力)、展開性(汎用性)、積極性(主体性)の4つの基準により当社経営幹部が審査を実施した結果、当社中四国支社代表チーム(就業先:イオンモール津山、警備会社:国際セーフティー株式会社)による「防災対策の取り組み」が最優秀賞に選ばれました。
【最優秀賞に輝いた当社中四国支社代表】
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(取組み概要)
以前から防災対策として、シャッター・防火戸・避難口前への商品や什器などの存置について店舗側に指導・注意を実施したが改善されないケースが見受けられた。避難経路の障害物存置は災害・事故発生などの緊急時の安全確保の妨げとなることから対策を検討。毎日の最終巡回点検時に、防火シャッターライン上や防火扉、非常口前などに存置された商品や什器などの状況をカメラで撮影し、お客さま(店舗)にレポートを提出する取り組みを開始。障害物が存置されるケースが減少するとともに、画像により、改善前後の状況が一目で分かり、施設全体の防災意識向上に繋がったとお客さまからも評価をいただいた。
【その他の入賞チーム】
● 優秀賞
中国江蘇代表チーム(就業先:イオンモール青島西海岸新区、警備会社:永旺永楽(江蘇)物業服務有限公司)
(取り組み概要)
渋滞が発生しやすい道路沿いに施設が立地するため、ピーク時には駐車場が混雑し、ご来館のお客さまより多くのクレームが発生していた。現場で誘導警備を実施してきた警備隊の知見を活かし、混雑緩和に向けたアイデア出しを実施。駐車場改装プランを策定し、有効性を確認するための現場検証を経て、お客さま(店舗)に提案。駐車場の改装により効率的な駐車場管理を実現するとともに、お客さま満足度の向上や周辺道路の渋滞緩和にも繋がり、お客さまはもとより、周辺住民からも感謝のお言葉をいただいた。
● 優秀賞
環境整備株式会社代表チーム(就業先:宇都宮西口ビル、警備会社:環境整備株式会社)
(取り組み概要)
就業先付近の歩道で急病人を発見。就業先である商業施設での急病人発生時の経験を活かし、迅速に119番通報を行うと共に、心肺蘇生とAEDの使用を実施。同時に急病人のプライバシーの保護と周辺車両の交通誘導を行った。その後、急病人の方は約1か月の入院後に回復。後日、消防署からも感謝状を贈呈された。また、契約外の事案であったものの、地域社会の「安全・安心」に貢献したことから、お客さまからも高い評価をいただいた。
■ 当社社長 濱田による総括
「コロナ下で、感染拡大防止のために平時よりも様々な配慮が求められる中、各社警備隊の皆さまには、エッセンシャルワーカーとして大変困難な仕事を担っていただいている。あらためて、当社と共に警備サービスを提供していただいている全ての警備員の皆さまに敬意を表すと共に、感謝を申し上げたい。
今回の発表では、施設を保有するお客さまはもとより、周辺地域との情報共有や警察、消防との連携など、就業する施設だけではなく、地域社会全体の『安全・安心』を守ろうとする意識が感じられる取り組みが多く見られた。これは施設単位ではなく街全体に『安全・安心』な環境を届けようとする当社グループが目指すべき方向性と合致する。引き続き、設備管理員や清掃員とのより一層の連携強化を図り、地震や台風の発生による緊急時の備えも含め、地域社会全体の『安全・安心』を守り続けてほしい。
さて、警備業界では数年来、人手不足が深刻化し、警備会社各社においても、事業の持続可能性を担保するうえで最大の課題となっているのではないかと思う。当社では、これを解決するための鍵は、テクノロジーの活用にあると考えている。しかしながら、これは警備員が担っている仕事が単に機械に置き換わっていくということではない。どのような業務を機械で補填できるのかについては、業務に精通した警備員のアイデアが不可欠であるし、導入したテクノロジーが最大限に効果を発揮できるよう運用するのも警備員のスキルに依るところが大きい。つまり、今後、専門性の高いサービスを提供し続けるためには、『人の技術』と『テクノロジー』を融合したサービスを開発し提供していかなければならない。そのためにも、警備員の皆さまには引き続き、自らの技術を磨き続けると共に、日々の業務におけるアイデアを当社に共有していただきたい。持続可能なサービスをつくり、これからも皆さまと共に地域社会の『安全・安心』を守っていきたいと思う。」
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当社は、更なる持続的成長に向けて、2018年10月にイオンディライト ビジョン2025を掲げ、アジアにおいて、「安全・安心」、「人手不足」、「環境」の3つを成長戦略の柱に社会課題を解決する環境価値創造企業を目指していくことを決めました。これを実現していくため、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた専門家人材を育成し、期待を上回るサービスの提供を通じて、お客さま満足度をより一層高めることを目的に2019年より「イオンディライト技術コンテスト」を開催しております。
こうした中、警備事業では、協業する警備会社各社の皆さまに感謝の気持ちを伝え、絆をより深めることで共に成長していきたいという思いから「喜び・働きがい向上プロジェクト~“ありがとう”を成長へ!~」と題した取り組み発表会を開催しました。当社は、今後もこうした取り組みを通じて、「人間力」と「技術力」を兼ね備えた警備の専門人材を育成し、施設とその周辺環境の「安全・安心」に貢献してまいります。
※ 設備の部につきましては、2021年11月9日付「『第3回 イオンディライト技術コンテスト【設備の部】』を開催」をご参照ください。また、清掃の部につきましては、2021年11月11日付「第7回 働きやすさ追求活動 取組み発表会を開催」をご参照ください。
プレスリリース提供:PR TIMES