プレスリリース
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タッチテクノロジのイノベーターである英ザイトロニック(Zytronic、本社:英ニューカッスル、マネージングディレクター:マーク・ケンブリッジ、以下:ザイトロニック)は、ザイトロニックのZyBrid(R)非接触型タッチセンサー技術が、専門システムインテグレーターのASPIS Innovation Solutionsにより、啓徳(カイタク)開発区の「貿易産業タワー(TIタワー)」ロビーのデジタルサイネージに導入されたと発表しました。このビルには、貿易産業局、高速道路局、国勢調査統計局などのいくつかの政府部門と、地元市民が活動するためのコミュニティホールがあり、来訪者は、スクリーン表面に物理的に触れることなくタッチ操作することで、ビルに関するさまざまな情報を閲覧することができます。
TIタワーは、アラップ社により設計された22階建て、54,000平方メートルのビルで、2015年に正式にオープンし、建設中の省エネに重点をおいたことが評価され、グリーンビルディングアワードを受賞しています。設計には太陽光発電システムを含むさまざまな再生可能エネルギー技術と、太陽熱温水システム、ソーラーチムニー、デイライトサンチューブなどの複数の省エネ技術を採用しています。ロビーに設置されたデジタルサイネージは2台のモニターを使用しており、壁面に取り付けられたメインモニターは、大きく見やすい80インチサイズです。メインモニターの下に設置された小型の21インチモニターはタッチ操作により、ビルのデザイン、環境に配慮した機能、受賞歴など、ビルに関する興味深い情報を閲覧できるようになっています。
ビルに関するさまざまな情報を、もっと政府職員や来訪者にアピールしたいと考えたTIタワーを管理する不動産・施設管理会社であるSavills Guardianが、ザイトロニックの長年のパートナーであるASPIS Innovation Solutionsのセールスマネージャー、Manuel Lingにアドバイスを求めたことがこのプロジェクトの始まりでした。
ASPISは、自社製デジタルサイネージシステムを使用してビル情報を表示することもできましたが、人通りの多い公共の場にタッチスクリーンを設置することは、感染症の拡大につながるという懸念があり、COVID-19の流行によってその懸念がさらに強まりました。ディスプレイ表面に物理的に触れることなくタッチ操作できるようにするためには、通常、ディスプレイの周囲に赤外線や光学ベースのハードウェアを設置する方法が用いられていますが、このようなシステムの欠点は、必要なベゼルがスクリーンの表面から突出し、皮肉にもほこりや汚れが入り込み、清掃が困難になることです。
ASPISはこの課題を解決するために、オリジナルの21インチタッチセンサーをザイトロニックの非接触型タッチセンサーに置き換えました。ZyBrid(R)ホバーテクノロジーは、独自のファームウェアを使用して、投影された静電容量式タッチ感度を、スクリーン表面から50mm離れた位置までユーザーの操作を検出できるレベルにまで向上させました。さらに、見苦しく非衛生的なベゼルが不要なため、タッチスクリーンのメンテナンスと清掃が 容易となりシステムを清潔に維持することが可能となりました。
また、ユーザーが情報を閲覧する際に誤ってタッチしてしまう可能性を最小限に抑えるため、ASPISは特別なグラフィカルユーザーインタフェース(GUI)コンテンツを作成し、アイコンのサイズを大きくし、各タッチアクティブボタンの周りに広い「ガードバンド」またはスペースを導入して、最適なユーザー体験を保証しています。
ビルが「ネットゼロ」を達成するのは、すべてのエネルギー使用量を自家発電によるゼロカーボン再生可能エネルギーでまかなう場合であると一般的に言われています。TIタワーの1日の固定エネルギー消費量は、空調、常設照明、エレベーター、サーバーなど、あらゆるものをカバーしています。数多くの「モノのインターネット(IoT)」システムを開発してきた経験を持つASPISは、ザイトロニックのタッチスクリーン技術の統合に加え、ビル管理システム(BMS)全体からデータを収集・要約し、再生可能エネルギーの発電量とビル運用時の二酸化炭素排出量に関する情報を提示するソフトウェアパッケージも作成しました。
ASPISのセールスマネージャー、Manuel Lingは次のように述べています。「このデジタルサイネージシステムのアップグレードにより、TIタワーのグリーン建設設計の原則や、TIタワーが発電・使用する再生可能エネルギーに関する情報を、来訪者がよりよく理解できるようになりました。ASPISは、ザイトロニックの革新的なZyBrid(R)ホバー非接触型PCAP方式タッチセンシング開発を活用することで、クリーンで維持に手のかからないセルフサービスインタフェースを実現することができ、信頼性の高い動作でユーザーを安心させ、定期的に使用される表面から感染症が広がるリスクの低減に貢献することができました」
ザイトロニックのZyBrid(R)非接触型タッチセンサー技術について詳しく知りたい場合は、info@zytronic.co.ukへお問い合わせください。ザイトロニックのマルチタッチセンサー技術の詳細については、www.zytronic.co.uk をご覧ください。
ASPIS Innovation Solutionsについて
ASPISが提供するソリューションは、すべて香港の現地で開発されています。長年の開発経験により、多くのお客様の管理業務やオンラインビジネスの課題を解決しています。インターネットアプリの経験とクラウド技術により、IoT(Internet of Things)の開発に着手し、需要に応じて製品やサービスを設計し、お客様のビジネスに価値を再投入しています。ASPISの詳細についてはhttp://www.aspis.com.hk/をご参照ください。
ザイトロニックについて
ザイトロニック・ディスプレイ社の国際的に賞を受賞したタッチセンサーは、ATM、デジタルサイネージ、セルフサービスキオスク、ゲーム機、および産業用や医療用OEM(相手先ブランド供給業者)などの領域でグローバルに使用されています。同社の成功は、85インチ以上のカスタムデザインで提供できる、特許取得済みの耐久性の高いタッチセンシングテクノロジーに基づいています。ザイトロニックのタッチパネルは、Zypos(R)、 Zybrid(R)、Zytouch(R)、Zyfilm(R)、Zyprofilm(R) の登録商標で提供しています。ザイトロニックは英国のニューカッスルにある製造およびR&Dセンターに加えて、東京、台北、フロリダ州オーランドに営業所を置き、代理店の世界的なネットワークを持っています。詳細は当社Webサイトをご参照ください(www.zytronic.jp)。
記載された登録商標または商標は、それぞれの保有者にその権利が帰属します。
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