プレスリリース
位置情報を活用した「エリアアンケート」と人流データが明らかにする、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の来場者の傾向と行動分析レポート
ゆりかもめ・有明駅から東ゲートへ向かうルートが穴場?
ソフトバンク株式会社の子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を手がける株式会社Agoop(アグープ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:柴山 和久、以下「Agoop」)は、Agoopが提供するスマホアプリ「アルコイン」を通じて、2023年10月26日(木)から11月5日(日)に開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の来場者を対象に、位置情報を活用した「エリアアンケート」を実施し、来場者の動向を調査しました。
今回のアンケート結果と人流データを組み合わせることで、新たな洞察を得ることができました。Agoopは、アンケート結果と人流データの分析を通じて、イベント来場者の行動傾向や興味の焦点を明らかにする、新しい解析手法を提供します。
調査概要
調査対象:「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の来場者
調査期間:2023年11月9日(木)〜16日(木)
対象者:「アルコイン」ユーザー、10〜60代、男女
調査手法:「エリアアンケート」(インターネット調査)
有効回答数:442
※このアンケートはAgoopが独自に実施したものであり、主催者である一般社団法人日本自動車工業会によるものではありません。また、この調査結果はAgoopが独自に集計した内容であり、主催者とは何ら関係がありません。
■調査結果サマリー
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」は特に中高年層に支持されている
来場者の多くはリピーターであるが、新規来場者も3割を占めている
混雑状況などを加味すると、東ゲートにはゆりかもめ・有明駅が最短で穴場ルートである可能性が高い
来場者の6割以上が興味を示した次世代モビリティエリアでは、人流解析からも人気であることが明らかに
年代構成について
「JAPAN MOBILITY SHOW」は、自動車業界の最新動向を一堂に見ることができるだけでなく、さまざまな年代の来場者が集まる場としても注目されています。アンケート結果(図1)からも、来場者の年代構成は幅広く、特に中高年層の関心が高いことが明らかになりました。50代が全体の約31%を占め、最も多い年代層となりました。これに続き40代が約25%を占めることから、「JAPAN MOBILITY SHOW」は特に中高年層に支持されていることがうかがえます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93190/30/93190-30-1412c788345b7a6f1337f77b9694db71-1073x1082.png ]
図1
来場回数について
「JAPAN MOBILITY SHOW」の魅力は、その一過性のイベントとしての特性を超え、多くのリピーターを生み出していることが最新のアンケート結果(図2)からも明らかになりました。特に、東京モーターショーから合わせて「3回目以上」の来場者が全体の約52%を占め、このイベントの持続的な魅力とファン層の固定化を物語っています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93190/30/93190-30-6273377c3ef38dfdb871aecb5f100b24-1309x1021.png ]
図2
入場時間帯について
入場のピークは午前10〜11時で、この時間帯に約35%の来場者が集中しました。朝の早い時間帯は来場者の動きが活発で、特に午前11時までには来場者の半数以上が入場していることが確認されました。このデータは、イベント運営上の計画や来場者の流れを考慮する際に有益です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93190/30/93190-30-b792bb922dba5fa236ebcad184e18111-1609x1164.png ]
図3
このアンケート結果(図3)とAgoopの人流データを照らし合わせた際、興味深い結果が得られました。10月28日(土)の駅から会場までの人の動きを分析したところ(図4)、最寄り駅であるゆりかもめ・東京ビッグサイト駅と、りんかい線・国際展示場駅から中央ゲートへ向かう人の流れが確認できました。特に注目すべきは、中央ゲートがメインの入場口であるにもかかわらず、東ゲートが比較的混雑していることが判明した点です。これは、アンケート結果から東展示場での催しに興味がある参加者が多かったことが判明していますが、中央ゲートから入場して東展示場へ移動した人と、直接東ゲートから東展示場に入った人に分散していることに関連があるのではないかと考えられます。また入場者の多くは、りんかい線・国際展示場駅と、ゆりかもめ・東京ビッグサイト駅からゲートへ向かっていますが、これは「JAPAN MOBILITY SHOW」のウェブサイトの「アクセス」のページに、この2駅が掲載されていることによるものと考えられます。実際は、東ゲートにはゆりかもめ・有明駅から向かうのが最短ルートと考えられますが、有明駅からの人流が少ないため、このルートが穴場であった可能性が高いと言えます。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Y7hUA_T2XTk ]
図4
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の会場内で最も興味を持ったエリアやブースについて
次世代モビリティ関連のエリアは来場者の注目を集め、約65%の来場者が最も興味を示しました。このエリアでは、最新のテクノロジーと未来の交通手段が展示されており、技術革新への高い関心がうかがえます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93190/30/93190-30-058f782f521d0be3c3632823ef5654f4-1629x1311.png ]
図5
また、このアンケート結果(図5)とAgoopの人流データを照らし合わせた際、興味深い結果が得られました。図6では、10月28日(土)の午前11時〜午後4時の会場エリア周辺の人流における混雑度を表現しており、混雑するほど赤くなり、3Dで表現された棒グラフの高さも高くなります。特に注目すべきは、次世代モビリティ関連エリアが突出して混雑していることが分かります。アンケート結果による当該エリアの関心と、人流データによる混雑度から見た人気度が一致していると言えそうです。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93190/30/93190-30-a597ed9e972bfa442d8ac7056ec2e455-792x410.png ]
図6
まとめ
今回のアンケート結果は、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の来場者の行動傾向や興味の分布を明らかにし、将来のイベント企画やマーケティング戦略に有用な情報を示すものと言えます。Agoopは、このようなデータを活用して、より良いサービスの提供と市場理解の深化を目指していきます。
■ 「エリアアンケート」について
位置情報を基に対象地域・施設を訪問した人や、特定エリアに居住または勤務する人に対してアンケートを配布するサービスです。
■ Agoopについて
Agoop(アグープ)は、位置情報ビッグデータを活用する先進的企業であり、スマホアプリから大量の位置情報・センサー情報を集積して独自の技術で解析することで人の動きを見える化し、「流動人口データ」などのビジネスに新しい視点をもたらす価値ある情報を提供しています。
Agoopの「流動人口データ」は、同意を得たユーザーのスマホアプリから収集される位置情報データを、秘匿加工を行った上で提供しているもので、これまでにさまざまな企業や自治体の支援を行っています。高精度かつ鮮度の高い情報を分析・活用することで、日々変化する人の動きを把握することが可能となり、街づくりや観光振興、災害対策、商圏分析などにおいて、正しい意思決定を迅速に行うことができます。
Agoopの「アルコイン」を活用していただくことにより、楽しく継続できるヘルスケアとして、また休日のお散歩の記録などとして、健康的な習慣を身に付けて日常の歩く時間を新たな価値に変えていくことを目指しています。
http://agoop.co.jp/
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