プレスリリース
NECネッツエスアイとTupl Inc.は、日本国内における通信事業者のネットワーク運用の課題解決を目的として、パートナー契約を締結しました。
NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、東証:1973 NESIC、以下 NECネッツエスアイ)とTupl Inc. (本社:米国ワシントン州、CEO:Petri Hautakangas(ペトリ・ハウタカンガス)以下、Tupl社)は、日本国内における通信事業者のネットワーク運用の課題解決を目的としてパートナー契約を締結しました。
現在、通信事業者の商用ネットワークは、4Gや5Gといった通信規格への対応や提供サービスの多様化、加入端末数の増加などにより複雑化しており、管理コストの上昇や運用の煩雑さが課題となっています。こうした背景から、通信事業者では管理コストを抑え、ネットワーク運用が効率的に行えるサービスへのニーズが高まっています。
Tupl社は、北米や欧州など世界の大手通信事業者へ、通信ネットワークの運用やカスタマーケア業務をAIの活用により自動化するソリューションを提供してきました。Tupl社のAIソリューションは、独自のAIエンジンを活用することで高度な専門知識を持たずともネットワークの運用や変更、拡張を可能とするもので、ネットワーク環境の変化にも柔軟に対応可能です。
NECネッツエスアイは、長年にわたる通信事業者向けビジネスで培った実績と経験、マルチベンダ製品の利用によって得た豊富な知識やノウハウ、SI力を活用することで、Tupl社のAIソリューションのメリットを最大限に引き出すことが可能です。
このたびの両社のパートナー契約により、NECネッツエスアイのSI技術を用いてTupl社のAIソリューションをお客さまにスピーディに導入できるようになります。両社は今後、双方の強みの融合をさらに進め、通信事業者が抱える課題の解決やサービス品質の向上に貢献していきます。
■NECネッツエスアイ株式会社 執行役員 野口 亨史 氏のコメント
「Tupl社とNECネッツエスアイが連携することにより、オープン化・マルチベンダー化が加速して複雑化するネットワーク運用業務の効率化、迅速化を実現する自動化ソリューションを提供することが出来るようになります。これは今後のネットワーク運用業務には必須なファンクションであり、通信事業者様の運用業務効率化とネットワーク品質の向上を実現し、その結果としてエンドユーザーの体感品質向上にも貢献できると考えています。Tupl社のAIソリューションは通信事業者様のネットワーク運用業務以外にも、様々なマーケットが抱える課題解決に貢献できるソリューションと捉えており、この取り組みを加速することで社会課題の解決に貢献して参ります。」
■Tupl社 CEO Petri Hautakangas氏のコメント
「NECネッツエスアイ社が、顧客の効率的な運用自動化に向けた成長戦略として、Tupl社とTuplOS AIエンジンを選択されたことを光栄に思います。 これまで弊社では、最も複雑な自動化である通信事業者のネットワークを対象とし、過去8年間継続的かつ集中的に課題解決に向けた開発を行なって参りました。NECネッツエスアイ社との最新の協業契約はその強力な取り組みの結果と考えています。」
■トゥプル・ジャパン合同会社 代表 兼 アジア太平洋地域責任者 菅野 真一氏のコメント
「通信事業に加え、様々な業界に大きな基盤、経験を持つNECネッツエスアイ社と協業する事により、TuplOSと、弊社の開発した様々なユースケースを最大限に活用できると考えています。また、NECネッツエスアイ社の独自のユースケースもTuplOS上に開発、実装し、電力、自動車、農業など幅広い業界で日本のお客様の自動化の課題を解決し、よりよい社会の実現に貢献できると考えています。」
以上
※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
【NECネッツエスアイについて】
ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、および日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、監視サービスならびにアウトソーシングサービスの提供。
URL:https://www.nesic.co.jp/
【Tupl社について】
通信、ビッグデータ、AIのエキスパートによって2014年に設立、AIを活用したネットワーク運用の自動化により、通信業界にデジタルトランスフォーメーションを実現。 AIエンジンであるTuplOSを用いて、機械学習やその他の機能を利用、米国、日本、ヨーロッパなどの通信事業者のネットワークおよびカスタマーケア運用の自動化とイノベーションサイクルを高速化。
URL : https://www.tupl.com/
プレスリリース提供:PR TIMES