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言語を扱う現代アーティスト、マイケル・ホーによる個展「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」をKOTARO NUKAGA(天王洲)にて開催。

(PR TIMES) 2023年04月12日(水)16時45分配信 PR TIMES

ギャラリーの白い壁を剥がして作品制作。

KOTARO NUKAGA(天王洲)では4月8日(土)より、6月3日(土)まで、アメリカ、ハワイ島生まれのアーティスト、マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホーによる個展、「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」を開催します。(公式HP: https://kotaronukaga.com/) 
[画像1: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-ee17803c084160d193aa-6.jpg ]

マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホーによる個展「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」は、ホワイトキューブと言われるギャラリーの白い壁の一部が剥がされて作品化されています。本展は、ギャラリーの壁に直接描いた「フレーズ」をドライボードごと剥がしたペインティングと、壁面内部に直接「フレーズ」を描いたペインティングの組み合わせによって構成されています。壁面内部のペインティングは、展覧会終了後、壁の修復とともに半永久的に壁面内に残り続けます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-8189109b75dbf0a039ff-7.jpg ]

展覧会詳細

本展はホワイトキューブと言われるギャラリーの壁に直接介入するカタチで作品が制作されています。「フレーズ」をギャラリーの壁に直接描き、引き剥がすというアーティストの行為は、1929年にニューヨーク近代美術館(MoMA)が公共性に支えられた近代美術館制度を目指し導入した、ホワイトキューブという制度からも逃走するZ世代のアーティストの態度でもあります。それは言語を扱う表現の一部、つまり言語による非領域化の姿勢として見ることもできます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-e84783bf16e5ad168258-8.jpg ]

ホーが様々なメディアから抽出したテキストによって作り出した「フレーズ」はインターネットやソーシャルメディアなどに溢れるダークで不条理なユーモアを含むミームカルチャーの影響を受けています。インターネットやソーシャルメディアを使いこなすZ世代はインターネット上に広がる様々なミームを共有することで、共感を生み、異なる世代から押し付けられる別の価値観に対する不満や未来への失望、幻滅といったものを皮肉やダークなユーモアによって自らの価値観や感性として表現します。ミームはその言語が指し示す直接的な意味だけではない非言語的な領域がSNSなどを通じて伝えられています。ひとつの「フレーズ」にはいくつかのデザインのフォントが使われ、言語でありながら絵画であり、テクスチャーをもっています。あえて混在したアメリカ英語とイギリス英語など文法的・言語的な不自然さがあり、言語を非領域化させることで意味の先へと向かわせます。ホーは、上の世代の人々によって領域化された世界の構造を自分たちの世代の言語によって非領域化し、創造の可能性を広げます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-6b9d2ebdad387b72c519-4.jpg ]


アーティストについて

[画像5: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-01c95d3fee0371172900-9.jpg ]


1996年、ハワイ生まれ。東京を拠点に活動する広東・日系アメリカ人のアーティスト。2018年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で美術学士号を取得した後、平面から立体、そしてその中間に位置するような作品を制作し、鑑賞者と作品のあいだに起こるその場限りの対話を促す。バーバラ・クルーガーやアンドレア・フレイザーといったアーティストに師事したホーの作品は、象徴的なイメージと太字のテキストを主に組み合わせる。そうしたイメージやテキストは、単体であれば挑発的だったり、直接的だったりするものの、組み合わされることで意味が多重になり複雑化する。これらの作品は、不透明な社会批判をもたらし、鑑賞する者を解釈する側に位置づけようとする不条理でユーモアをもった尺度を生む。


■マイケル・リキオ・ミング・ヒー・ホー (Michael Rikio Ming Hee Ho)
1996年、ハワイ生まれ。東京を拠点に活動する広東・日系アメリカ人のアーティスト。2018年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で美術学士号を取得した後、絵画と彫刻を扱い、鑑賞者と作品のあいだに起こるその場限りの対話を促す複雑な作品を制作している。バーバラ・クルーガーやアンドレア・フレイザーといったアーティストに師事したホーの作品は、象徴的なイメージと太字のテキストを主に組み合わせる。そうしたイメージやテキストは、単体であれば挑発的だったり、直接的だったりするものの、組み合わされることで意味が多重になり複雑化する。その結果、不透明な社会批判をもたらし、鑑賞する者を解釈する側に位置づけようとする不条理でユーモアをもった尺度を生む。

■開催概要
展覧会名:「SOMETHING SO BEAUTIFUL IS SO EASILY FORGIVEN」
会期: 2023年4月8日(土) - 6月3日(土)
開廊時間: 11:00 – 18:00 ※日月祝休廊
公式サイト: https://kotaronukaga.com/
会場:KOATRO NUKAGA(天王洲)
〒140-0002 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
TEL 03-6433-1247


[画像6: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-00728cd74d10499f47b0-10.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/71871/30/resize/d71871-30-1009f595c3ab6fac0c18-11.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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