プレスリリース
~ ごみの終着点であったごみ置き場を、サーキュラーエコノミーの起点となる次世代型「リサイクルステーション」へフルリニューアル ~
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レコテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:野崎 衛、以下RECOTECH)は、東神開発株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:倉本真祐)が管理・運営する玉川高島屋ショッピングセンター(所在地:東京都世田谷区、以下玉川高島屋S・C)のごみ置き場のリニューアルプロジェクトを推進し、次世代型廃棄物計量管理システム「pool」の導入によって、最先端のリサイクルステーションとしてフルリニューアルしたことをお知らせいたします。
[プロジェクト概要]
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《HAKUTEN CREDIT》Producer:原枝里佳 Designer:布川光郷、諸戸里帆 Graphic Designer:宮崎淳 Product Manager:中村光伸 Photo:Naca sa&Partners Inc. 荒井章
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《HAKUTEN CREDIT》Producer:原枝里佳 Designer:布川光郷、諸戸里帆 Graphic Designer:宮崎淳 Product Manager:中村光伸 Photo:Naca sa&Partners Inc. 荒井章
本プロジェクトは、「透明性」をコンセプトに、ごみの終着点であったごみ置き場を、サーキュラーエコノミー実現に向けた資源の出発点として、11月15日(金)から「リサイクルステーション」として生まれ変わらせるものです。RECOTECHはプロジェクトパートナーとして、以下を担当しました。
・コンセプト設計
・コミュニケーション設計 ・ オペレーション設計
・環境機器選定
・計量管理システム構築
プロジェクトパートナー
・コンストラクションマネジメント:株式会社NTTファシリティーズ
・空間デザイン/設計:株式会社博展
・施工:東急リニューアル株式会社
[次世代型廃棄物計量管理システム「pool」の特長]
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1. 迷わない、間違えない。シンプルな操作で、テナントごとの重量管理を徹底。
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「シンプルさ」を追求した pool のユーザーインターフェースは、廃棄物管理の常識を覆します。タッチパネルには必要最小限の情報だけを表示し、画面の指示に従って操作するだけで、誰でも迷わず廃棄物の登録ができます。さらに計量器との自動連携により、手入力による計量ミスも解消されました。ICカードをかざすことでテナントが識別され、発行されるラベルを貼り付けて、正確な重量管理と排出者の特定が瞬時に完了します。
また、廃棄物管理の要となる電子マニフェスト管理も、pool の導入により劇的に効率化できます。従来は手作業で行っていたマニフェスト情報の入力や、確認作業、保管義務のある過去情報の管理など、膨大な時間を要していた業務が完全に自動化。電子マニフェストとの自動連携により、法令遵守に必要な作業工数はゼロとなり、担当者はより付加価値の高い業務に時間を振り向けることが可能になりました。コンプライアンス体制の強化と業務効率化を、pool は同時に実現します。
2. 単純作業から解放する。データ収集・分析・共有はすべて pool で完結。
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pool の拠点ダッシュボード
玉川高島屋S・Cにおける従来の廃棄物管理業務では、300以上のテナントの排出量データを手作業で集計し、月次報告書を作成し、従量課金の計算や請求書発行まで、毎月9時間以上の作業時間を要していました。Excelでの手動入力やデータ確認、テナントからの問い合わせ対応など、担当者の業務時間の大半が定型的なデータ処理に費やされ、戦略的な廃棄物管理や環境施策の立案に時間を割くことが困難な状況でした。
pool の導入により、これらの業務を自動化できます。本部アカウントとの自動連携による報告業務の完全自動化、300テナント以上への個別アカウントの提供によるデータ収集の効率化、そして従量課金の自動計算・請求管理により、月間作業時間は4時間まで削減。さらに、廃棄量、リサイクル率、CO2排出量、処理コストなどの指標がリアルタイムで確認できるようになり、サステナビリティ施策の立案や新規リサイクル施策の検討など、より戦略的な業務に注力できるようになりました。
3. 透明性が導く、意識改革。テナント啓蒙による分別精度を向上。
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マテリアルフローの可視化
廃棄物管理の最大の課題の一つは、排出した後の行き先が見えないことでした。pool は独自のマテリアルフロー可視化機能により、この課題を解決します。廃棄物がリサイクル施設でどのように処理され、どのように新しい資源として生まれ変わるのか、そのプロセスを透明化することで、テナントの環境意識向上に繋げます。
さらに、pool は各テナント専用のダッシュボードを通じて、リアルタイムな排出状況の確認を可能にしました。前月比での廃棄量の増減や、同業種内でのリサイクル率ランキングをわかりやすく伝えることにより、環境意識の向上に繋げます。特に、業態別のリサイクル率ランキングは、テナント間で健全な競争意識を生み出し、自主的な廃棄物削減とリサイクル率向上への強い動機付けとなっています。この「見える化」と「ゲーミフィケーション」の組み合わせにより、施設全体の環境パフォーマンスが向上する仕組みを提供します。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46448/30/46448-30-50b2696ec2965d94bde02ad9dbec38ac-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
pool のテナント専用のダッシュボード
[共創による革新的な循環型サプライチェーンの構築]
pool は単なる計量管理システムを超え、以下の機能を実現します:
1. データを活用した企業間共創による効率的な資源循環の実現
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pool によるマップ上での資源の可視化
ごみの匿名性を担保しながら、pool による企業間のデータ連携によって、1 拠点だけでは実現できない廃棄物の効率的な回収を実現します。エリアごとに一定量をまとめて一元管理することによって、収集運搬車両の積載効率の向上と、回収コスト削減によるリーズナブルな再生原料の調達を可能にします。
2. 動静脈一体物流による、衣類用カバーの回収・リサイクルスキームの確立
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pool に計量されたデータを活用し、従来は焼却処分されていた衣類用カバーの効率的な資源循環を実現しました。プラスチック資源循環促進法に基づく大臣認定が可能にする、アパレル納品車両の帰り便を活用した動静脈一体物流によって、全国規模での回収体制を構築。トレーサビリティが確保された再生材は、物流資材やプラスチック製品として新たな価値を生み出すとともに、従来焼却処理と比較してスコープ 3 カテゴリ 5 の大幅な削減に貢献します。
3. 多様な資源へのリサイクルスキーム展開による、循環型サプライチェーンの実現
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46448/30/46448-30-483042af4ac58edb645ac3c23ae819f4-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
pool で構築した衣類用カバーのリサイクルスキームをモデルケースとして、エリア単位での効率的な回収とトレーサビリティの確保による資源循環の仕組みを確立します。このスキームを他のプラスチック資源や生ごみなど、多様な資源へ横展開することで、あらゆる資源の持続可能な循環型サプライチェーンの構築を目指します。
[玉川高島屋 S・C 様のコメント]
玉川高島屋 S・C では、SDGs という言葉が注目される以前から、街全体のことを考え、街と共に持 続的に成長していく事を目指してきました。今後も、街の中心にある“ショッピングセンターという 場”を活かし、持続可能な社会の実現に向けた活動の中心的役割を果たしていくことで、ショッピングセンターをサステナビリティの象徴になる“循環型社会のターミナル”にしていきたいと考えています。
今回の「リサイクルステーション」リニューアルは、テナントや地域住民といったステークホルダーから“共感”を得て、選ばれる施設となるべく、より一層の廃棄物・資源循環に取組む起点となります。以前より、衣類用カバーのリサイクルスキームにて RECOTECH 様とは施設単位で循環型サプライチェーンに取り組んで参りましたが、pool 導入に伴いテナント単位としても、要望のあった廃棄量の把握や、パッと見で理解しやすいマテリアルフローの可視化を通じて、従業員一人ひとりの意識醸成と行動変容の促進を期待しています。
[今後の展開]
玉川高島屋 S・C での商業施設における資源循環の先進事例を皮切りに、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを更に推進してまいります。
[会社概要]
[表: https://prtimes.jp/data/corp/46448/table/30_1_9a14c8377678d813472587a1b0228039.jpg ]
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