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PSG検査の解析時間を効率化する革新的なAI解析クラウド「ASAP」のβ版登場、東京大学発の睡眠テックスタートアップのアクセルスターズが開発

(PR TIMES) 2023年09月13日(水)12時15分配信 PR TIMES

- β版利用希望研究者の募集開始 -

東京大学発の睡眠テックスタートアップである株式会社ACCELStars(読み方:アクセルスターズ、本社:福岡県久留米市、代表取締役:宮原禎、以下 「ACCELStars」)は、ポリソムノグラフィ(以下、「PSG」*1)装置による睡眠測定データをスピーディに解析するサービス「ASAP(ACCELStars Analysis Platform、以下「ASAP」)」のβ版を9月15日より提供開始いたします。初期的には、大学や研究機関等での睡眠研究者に向けて提供いたします。
一般的に睡眠時無呼吸症候群等を診断するための精密検査では、入院が必要なPSG検査を行います。医療機関では、入院した患者に対して、臨床検査技師がPSG装置の装着や測定時の監視に加えて、測定後の解析を行います。解析には高度な専門知識と経験が必要ですが、専門家による解析結果を教師データとすることで、AIが機械学習を行い、高精度な自動解析が可能になります。


 通常、臨床検査技師による解析は1回の測定あたり2〜3時間を必要とし、医療機関によっては、解析結果がでるまでに数週間かかるとも言われておりますが、ASAPは、AIの活用により、解析時間を大きく削減することを目指します。


自動解析結果のイメージ
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/82124/29/82124-29-6bc77b5b855a60f9e815371a2c939faa-947x381.png ]

 開発にあたっては、自社の睡眠測定ラボにて、PSG測定を毎日行い、専門家による解析を行い、アルゴリズム開発のための教師データ作りを行ってまいりました。今後は、疾患を持つ患者を含めたPSGデータを集めることで、AIによる自動解析の精度を向上させて行く予定です。


 元々、ASAPはウェアラブルデバイスによる測定データを自動解析できるα版の提供を2023年当初より開始しており、すでに30以上の共同研究機関に利用いただいておりますが、β版におきましても、さらに多くの共同研究機関の方々にご利用いただき、利便性・有効性を高めていきたいと考えております。その上で、2025年度の医療機器化、臨床現場での活用を目指して、開発を進めてまいります。


*1 PSG検査とは?
各種睡眠障害の診断のために、脳波・眼球運動・筋電・呼吸状態・心電・いびき・体位・体動・動脈血酸素飽和度などの生体活動を、一晩にわたって測定する検査。


*2 臨床検査技師によるPSG検査の解析(睡眠段階)
30秒を1エポックとして、脳波・眼電図・筋電図の情報をもとに睡眠段階(W、REM、non-REM1、non-REM2、non-REM3)を判定する。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/82124/table/29_1_84115e9fe475b2399c12329679cca32b.jpg ]


【会社概要】
株式会社ACCELStars(アクセルスターズ) 
代表取締役CEO 宮原 禎
設立日:2020 年 8 月 28日
本社所在地:〒839-0864 福岡県久留米市百年公園1-1
東京オフィス:〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ205
HP:https://www.accelstars.com/

宮原 禎(代表取締役 CEO)
リクルート後、複数社の経営経験を経てヘルスデータプラットフォーム社社長に就任。PepUpを立ち上げ、国内最大級のPHRサービスへ成長させる。JMDC統合後はFitbit社との日本独占提携などを指揮。2021年5月より現職。

上田 泰己(創業者 / 取締役 CTO)
2004年、東京大学大学院医学系研究科修了。03年から理化学研究所チームリーダー等を経て13年より東京大学大学院医学系研究科教授。現在、東京大学大学院情報理工学研究科教授等を兼務。専門はシステムズ薬理学・睡眠。



プレスリリース提供:PR TIMES

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