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株式会社スペース

株式会社スペースが奈良市「なら工藝館」のリニューアルを支援、「工芸の振興」「地域ブランドの確立」「次世代への継承」を目的に新しい生活様式に対応した施設へと整備

(PR TIMES) 2021年09月17日(金)14時45分配信 PR TIMES

 商業施設をはじめとした多様な空間づくりを行う株式会社スペース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐々木靖浩)は、奈良県奈良市にある奈良工芸の振興発展を図る施設「なら工藝館」のリニューアルオープンに際し、施設内のリニューアル企画と整備及び運営コンサルティングを担当致しました。「なら工藝館」は、2021年8月1日にリニューアルオープン致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-b224b0d327179a54f322-4.jpg ]


■リニューアルの背景
これまでなら工藝館は、古くから奈良に伝承されている漆器や一刀彫(いっとうぼり) 、赤膚焼(あかはだやき)などの伝統工芸品を展示する施設として、奈良工芸(※1)を「受け継ぐ」「創作する」「開放する」を理念として運営されてきました。しかし、現在、工芸作家や奈良市は、奈良工芸の後継者の減少や産業としての事業性の低下などの課題を抱えています。そこで今回、「工芸の振興」、「地域ブランドの確立」(なら工藝館の存在による地域ブランディング)、「次世代への継承」を目的に機能の強化整備を行いました。当社より、工芸品の展示方法に加えて、奈良工芸の歴史や背景、工芸作家の仕事の中身や想いを丁寧に発信することを提案し、多くの来館者や伝統工芸の将来の担い手に興味を持ってもらえる仕組みづくりを行いました。
また、今回、新型コロナウイルス感染症対策として安心して来館いただけるように、新しい生活形態に合わせた施設としても改装しました。

■リニューアル内容
今回は、主に1階展示コーナーと販売スペースのリニューアルを実施致しました。リニューアルのコンセプトは、「ゆきあい(※2)の場、工芸とあらゆる出会いを創造する場所へ」です。作品展示のほか、工芸作家、職人についての紹介や工芸品の活用方法を伝えるなど、奈良工芸のさらなる可能性に出会えるという意味合いを込めています。奈良工芸を取り巻く人や物とのあらゆる出会いの場づくりを目指しています。
また、本リニューアルでは「次世代への継承」も目的としており、授乳室を新設することで小さなお子さんを持つ親御さんにも来てもらいやすい施設になっています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-7358bad3f2efc670f062-2.jpg ]

〈施設の改装部分〉
主な改装部分でもある本施設の1階では、工芸品の展示を行います。工芸品の魅力を分かりやすく伝え身近に感じてもらい、購買にもつなげることを目的とするエリアです。今回の改装では、来館者が工芸品の素材感や制作工程などに触れられる展示方法にしており、これまで以上に工芸品に親しむことができる空間にしました。さらに工芸品は日用品であるため、展示から季節ごとの使用方法が伝わるよう、展示コーナーを「なら工藝歳時記」と名付け、四季の移り変わりとともに工芸品を紹介します。また、施設を紹介するパンフレット、工芸作品や作家を紹介するストーリーブックの配布や映像の放映なども新たに取り入れました。

1. 理解が深まる展示コーナー(1階)
このコーナーでは、「奈良筆」「奈良墨」「赤膚焼」「奈良団扇」「奈良晒(さらし)」「奈良一刀彫」「奈良漆器」「古楽面」を中心に紹介しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-ad68e797bc9191118884-6.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-01bc2f4020dac9e1bcaf-0.jpg ]

展示コーナーは「なら工藝歳時記」と銘打って、展示しています。古代中国の『陰陽五行』に基づく色の考え方である「青春(せいしゅん)」「朱夏(しゅか)」「白秋(はくしゅう)」「玄冬(げんとう)」で季節を色分けし奈良の四季を巡るように工芸品を展示しております。また、使用方法などの詳細を解説する工芸品紹介パネルも設置し、専門的な知識がない来館者にも作品の内容を伝わりやすくするとともに、展示コーナー内の回遊性を高めています。

[画像5: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-f0a6aea116c76f99e121-1.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-698b75834e0728513836-3.jpg ]


2. 工芸品の販売コーナー(1階)
従来の販売コーナーよりも、工芸品をより魅力的に見せる工夫を施し、また設置場所も目立つ場所にレイアウトし、来館者が買いたくなるようなつくりとしています。また、作家が作品をつくりあげるまでのストーリーを含めた作家紹介ブースを設置します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/46255/29/resize/d46255-29-348d84632915376c819f-5.jpg ]


〈奈良市担当者様コメント 産業政策課 総務係 奥田将太様〉
産業政策課 総務係 奥田 将太
開館20年の節目となる今年、なら工藝館は新しい施設に生まれ変わりました。皆様に安心して奈良工芸を体験してもらえるような施設作りを通じて、奈良工芸の魅力や歴史をより一層発信していきたいです。奈良工芸には、伝統を背負いながら新しい時代に向かって日々作品と向き合っている工芸作家の方々の技術や想いが宿っています。そうした工芸品の魅力を、新しくなったなら工藝館で体感していただけると嬉しいです。


〈新型コロナウイルス感染症対策について〉
今回、新型コロナウイルス感染症対策として施設内のレイアウトを変更したり、抗菌作用のある材質を展示什器に使用したりするなど、新しい生活形態に合わせた施設として改装しました。

・展示コーナー:体験者同士が対面にならない家具配置や、アクリルパーテーションを設置しています。
・販売スペース:抗ウイルス機能を持つ壁紙や塗装、商品棚の使用、その他空間除菌装置やアクリルパーテーションを設置しています。


■施設概要
施設名:なら工藝館
所在地:奈良県奈良市阿字万字町(あぜまめちょう)1-1
最寄り駅:近鉄奈良駅
施設所私有者:奈良市
開館時間:10:00〜18:00
入館料:無料

※1(参考)奈良工芸とは
シルクロードの東の終着駅として古来から東西文化の交流があった国際文化観光都市奈良は、世界に誇れる日本の文化や伝統産業発祥の地として栄えてきたものです。
なら工藝館ホームページ:https://azemame.web.fc2.com/index.html

※2(参考)ゆきあうとは
外来語が入ってくる前から日本で使用されている大和言葉の一つで、「偶然の出会い」という意味


■会社概要
空間の可能性を追求し、お客様の課題はもちろんその先の社会の課題を解決に導くことで、「世の中を、希望にあふれた空間にする。」ことを目指しています。
会社名:株式会社スペース
代表者:代表取締役社長 佐々木 靖浩
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町3-9-4
TEL:03-3669-4008(代表)
事業内容:商業施設・文化施設・娯楽施設・イベント空間の企画・コンサルティング・設計・監理および施工
URL:https://www.space-tokyo.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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