プレスリリース
ファントムストライクは、これまでのレーダーの半分のサイズと重量で優れた戦場状況把握能力を発揮します。
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バージニア州アーリントン(2023年5月15日)-レイセオン・テクノロジーズ(NYSE:RTX)は、この度、韓国航空宇宙産業(KAI)のFA-50軽戦闘機に新型レーダー「ファントムストライクTM(PhantomStrikeTM)」を搭載することとなりました。ファントムストライクは、長距離の脅威を検知、追跡、照準するために設計された完全空冷式の火器管制レーダーです。米国政府との協力により、ファントムストライクはKAIへの直接商業売却DCS製品として輸出されることが承認されました。
ファントムストライクは、小型・軽量・省電力を実現した世界初の小型AESAレーダーです。軽攻撃機、回転翼機、無人航空機、地上にあるタワーなど、幅広いプラットフォームに対応できるように設計されています。
レイセオン・インテリジェンス&スペースのアナベル・フローレス最高執行責任者(COO)、グローバル・スペクトラム・ドミナンスは次のように述べています。「FA-50にファントムストライクレーダーを搭載することで、重要な戦闘機の能力が向上し、コンパクトで手頃なパッケージでは考えられない比類のない性能が備わります。それはこの戦闘機の速度と敏捷性、そしてメンテナンスの容易さを損なうことなく発揮されます」
ファントムストライクは、レイセオン・テクノロジーズの2つの専門技術、すなわち窒化ガリウム(GaN)で高出力を携えたアレイと、コンパクトで信頼性の高い統合型受信機/送信機プロセッサ(CHIRP)を組み合わせて、現代のAESAレーダーと同等の能力を備えています。これらのアップグレードにより、デジタルビームフォーミングやステアリング、マルチモード機能、および交互に地上と空中のターゲティングができるといった能力が提供されます。
また、フローレスは次のように述べています。「戦場での脅威は常に進化しています。ファントムストライクを装備することで、KAIは米国やその他世界の国々のミサイルといった兵器システムと統合できる高性能の火器管制レーダーという能力を提供することが可能になります。これにより、FA-50の顧客は、航空優勢を維持することができます」
レーダーの生産は、英国レイセオン社の支援のもと、ミシシッピ州フォレスト、アリゾナ州ツーソン、スコットランドで行われる予定です。初回納品は2025年の予定です。
※ この資料はレイセオン・テクノロジーズが2023年5月15日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約し、配信するものです。資料の内容および解釈については英語版が優先されます。
レイセオン・テクノロジーズについて
レイセオン・テクノロジーズ(NYSE: RTX)は、世界最大の航空宇宙・防衛企業です。18万人の従業員からなる私たちのグローバルチームは、常に既知の科学の限界に挑戦し、私たちの世界をつなぎ、守る方法を再定義しています。私たちは航空を進歩させ、よりスマートな防衛システムを構築し、宇宙の深淵へ向かうためのイノベーションを生み出しています。レイセオン・テクノロジーズはバージニア州アーリントンに本社を置き、2022年の売上高は670億ドルに達します。
プレスリリース提供:PR TIMES