プレスリリース
- 有形・無形文化遺産と3次元デジタル技術を融合した地域振興 -
株式会社パスコ(本社:東京都目黒区、以下:パスコ)は、熊本県天草市、京都大学経営管理大学院と共同で、デジタル技術を活用した文化遺産の保存とその活用に関する実証プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは、有形文化遺産をデジタル再現するほか、モーションキャプチャ(※)などのデジタル技術で“牛深ハイヤ”踊りなど無形文化遺産のデジタル化を行います。デジタル化した文化遺産の情報は、後世への記録保存のほか、天草市の広報活動や観光事業などへの活用に向けて検討します。
パスコは、メタバースを活用した新たなビジネスモデルの検討に取り組んでいます。今回のプロジェクトでは、3次元デジタル技術と有形・無形文化遺産を仮想空間内で融合させ、記録保存資料の価値を高めるとともに、文化遺産のデジタル資料を活用した地域振興に貢献していきます。
※モーションキャプチャ:人間や動物の体にセンサーを取り付け、動きをコンピュータに取り込む技術
[画像: https://prtimes.jp/i/27890/29/resize/d27890-29-c5e78f591b11dd243faa-0.png ]
■実証プログラムの内容
本実証プロジェクトでは、まず、実際の牛深ハイヤ踊りを撮影した動画からモーションキャプチャでデータを解析・生成しました。そして、生成したデータを3Dモデルと組み合わせ、着物の素材や自然な動きまで再現した映像を作成しています。4月14日(金)から開催される「牛深ハイヤ祭り」にあわせて、天草市役所にて、アバターが踊っている映像を立体的に表現するホログラムを展示します。
今後は、国の重要文化財に指定されている祇園橋の3次元モデル化に着手します。また、メタバースで宝の島・天草を再現し、牛深ハイヤ踊りなどのふるさと行事に、世界中どこからでも参加できる環境を構築するなど、デジタル化した文化遺産の地域振興活用を検討していきます。
【実証期間】 2023年3月17日(金)〜7月31日(月)※ホログラム展示は4月4日(火)〜14日(金)
【参 画】 パスコ
熊本県天草市
小林 潔司 氏 <京都大学 名誉教授・京都大学経営管理大学院 特任教授(計画・マネジメント論)、
パスコ 技術顧問>
【検討内容】
・歴史、文化資産の正確な記録保存と資料価値の向上
・地域資源を活用した、集客および地域活性化の検討
・新たな観光プログラム、体験型ツーリズムの検討
・ふるさと納税者へ向けたサービスの検討
・メタバースや3次元コンテンツを活用した収益化、事業化の検討 など
■天草市について
天草市は、九州西部位置し、総人口が約72,000人と全国の離島自治体の中でも最も人口が多く、豊かな自然と、歴史・文化を有しています。そして、「将来にわたって夢と希望に満ちあふれた宝の島」を目指し、社会経済情勢の変化に対応した戦略的な行財政運営に向けて、行政・市民・民間企業が相互に協力して様々な取り組みを行っています。
天草市HP:https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パスコ https://www.pasco.co.jp/
(報道機関) 広報部 press@pasco.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES