プレスリリース
量子コンピュータ向けアルゴリズム・ソフトウェア開発に強みを持つ株式会社 QunaSys (本社:東京都文京区、代表:楊 天任、以下「QunaSys」)は、量子コンピュータの社会実装に不可欠な量子アルゴリズムの発展を目的に、日本初である化学分野に焦点を当てた量子アルゴリズムハッカソンであるQPARC Challengeを5月6日〜6月3日に開催しました。世界中から応募者を募り、計38国から181名の方が参加、盛況のうちにイベント閉会となりました。
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QPARC Challengeでは、大阪大学の藤井教授をはじめ、量子情報や量子化学分野のエキスパートが審査員を務める中、参加者が量子情報・量子化学のテーマに沿って、独自のアルゴリズムを開発・発表しました。その中でも、特に量子アルゴリズムの発展に大きく貢献する可能性を秘めた5チームが、ファイナリストに選出されました。6月3日には、QunaSysが運営する産業コンソーシアムQPARCのメンバーが見守る中、最終審査が行われ、各テーマそれぞれ1つの優勝チームが決定。優勝チームには賞金5,000 USDと、弊社の保有する量子化学計算のソフトウェアである「Qamuy™ 」が無償提供されます。
QunaSysでは、今回のQPARC challengeに続き、2022年夏を目処に、より抜本的な課題解決を可能とするアルゴリズムの開発を目的とした半年間のグランドチャレンジを開催予定です。詳細は後日HPにて公開いたします。次回も、世界中からのご応募をお持ちしております。
QunaSys HP:https://qunasys.com/
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<Result>
・Information Challenge
Team: CloudKite
Team member: Yunzhe Zheng
Affiliation: Borregaard Group in TU Delft, and in the second year of MSc Applied Physics (Track Quantum Devices and Quantum Computing).
Country: Netherlands
Title: Improving VQE accuracy for H4 molecule with shot limits
・Chemistry Challenge
Team: kuchemQCL
Team member:
NISHIO, Soichiro (DC3)
HINO, Kentaro (MC2)
UEDA, Koki (MC2)
MIYOKAWA, Katsuki (MC1)
TSUMURA, Masaya (MC1)
YOSHIDA, Takumi (MC1)
Affiliation: Theoretical Chemistry Group, Department of Chemistry, Graduate School of Science, Kyoto University
Country: Japan
Title: Designing complex molecular qubits by using QC simulator and relativistic quantum chemistry
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【株式会社QunaSysについて】
株式会社QunaSysは量子コンピュータのアルゴリズム・アプリケーションエンジンの開発を行っています。量子コンピュータの新しい使い方・アルゴリズムを提案し、それらのアルゴリズムを実際の材料開発に活用するためのソフトウェアの開発等を行っております。また、エコシステム形成に向けた取り組みにも力を入れています。2020年7月より、量子コンピュータの応用検討コミュニティQPARCを運営し、国内主要企業50社と共に、実用化に向けたユースケース探索に取り組んでいます。
【QPARCについて】
QPARCは、量子コンピュータのパワフルな計算能力を活かした新しい材料開発の可能性を発掘するコミュニティです(HP: https://www.qparc.qunasys.com/)
QPARCでは、材料開発の第一線で活躍する企業研究者を対象として、勉強会やユースケース探索のための活躍の場を提供しています。講義だけでなく実際にユースケース探索にまで取り組むことにより、研究開発に必要な応用スキルを習得し、世界に先駆けて実応用を創出することを目指しています。
【お問い合わせ】株式会社QunaSys (担当: 楊, 松岡)
URL: https://qunasys.com/ E-Mail: pr@qunasys.com
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