プレスリリース
株式会社エージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:四宮 浩二、以下 「当社」)は、運営する口コミ情報サイト『みんなのキャリア』にて退職代行の利用に関する調査をもとに「退職代行カオスマップ 2022年版」を公開したことをお知らせします。
URL:https://agent-network.com/minnanocareer/
[画像1: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-eae38f38af5530b23974-0.jpg ]
■退職代行とは
退職代行とは、労働者に代わって会社に退職の意思を伝え、退職に必要な手続きの仲介役を担ってくれるサービスです。
「退職の意思を伝えても、引き止められてなかなか辞められない」
「ハラスメントにあっていて、出社もしたくない」
このような自分の力だけでは退職できない人たちをサポートしています。
退職代行サービス自体は10年以上前から存在しているものの、2018年にNHKのニュース番組が取り上げたことをきっかけに急速に認知度が高まりました。
日本労働調査組合の2021年の調査では、調査対象の20〜39歳の会社員(男女)523名のうち約3割の人が自身もしくは周囲で退職代行を利用したケースがあることがわかっており、退職代行サービスは社会に浸透し始めています。
■「退職代行カオスマップ」作成の背景
退職代行が社会に浸透するとともに、退職代行サービスは増加しています。しかしその社会の動きを利用して、違法なサービスも出てきました。
そこで利用される方が安全なサービスを選べるように、運営元タイプと価格帯で66の退職代行をまとめました。
【運営元タイプによる違い】
・民間企業
もっともサービス数が多く、料金も安価なのが民間の企業が運営している退職代行サービスです。安価なため選ぶ人も多いですが、有給消化や給与・残業代の未払い請求など会社との交渉はできません。代行してもらえるのは、意思の伝達のみです。交渉をしてしまうと弁護士法に違反する非弁行為で、違法となります。
非弁行為を行う業者に依頼すると、退職が取りやめになる、会社から訴えられるなどさまざまなリスクが発生するため注意しましょう。
破格の料金で退職代行を行う民間業者は違法なサービスの可能性もあるため、事前に口コミを確認してから依頼をしてください。(参考:退職代行サービスとは|メリットや利用のリスク・主要な退職代行業者も紹介|労働問題弁護士ナビ https://roudou-pro.com/columns/262/)
・労働組合/合同労働組合
会社との交渉ができない民間企業に対し、交渉が可能なのが労働組合です。労働組合と民間企業が提携して運営しているサービスもあります。
労働組合には団体交渉権があるため、会社へさまざまな交渉が可能です。料金も民間企業と同水準なため、リーズナブルに代行を依頼できます。
しかし、なかには運営元の情報が開示されていない、労働組合と書かれているが実際には民間企業が運営しているなど違法サービスも存在するため注意が必要です。
また、労働組合は交渉はできますが裁判の弁護人にはなれないため、裁判が起こる可能性がある場合は弁護士事務所への依頼をおすすめします。
・司法書士/行政書士事務所
行政書士が運営するのは、退職意思伝達と退職届などの書類作成がメインのサービスです。弁護士のように交渉行為は行うことはできません。料金が安いため費用を抑えたい人や退職の際の書類作成に不安な人にはおすすめです。
司法書士が運営している退職代行の場合、認定司法書士かどうかに着目しましょう。認定司法書士が運営している退職代行サービスであれば、140万円以下の交渉行為を行うことができます。弁護士事務所よりも料金が安い傾向にあるため、請求したい金額が140万以下の場合は認定司法書士に依頼するのもいいでしょう。認定司法書士ではない場合は、ほぼ民間業者のサービス内容と変わらないため気をつける必要があります。(参考:退職代行は違法で非弁行為?司法書士や社労士でもできる? | 債務整理・借金問題に強い|弁護士法人あまた法律事務所 https://amata-lawoffice.com/workingproblem/is-retirement-agency-illegal/)
・弁護士事務所
もっとも法的に安心して退職代行を依頼できるのが法律事務所です。会社への請求や会社からの引き止め・交渉・示談の対応を代行することは、弁護士にしかできません。
その分、料金は高額になる傾向にあります。また会社から金銭を請求する場合には、利用料に加えて成功報酬金がかかる場合もあるので、事前にチェックしましょう。
未払いの給料、残業代の請求をしたい場合や、スムーズに退職できないことが予想される場合などにおすすめです。(参考:退職代行サービスとは|メリットや利用のリスク・主要な退職代行業者も紹介|労働問題弁護士ナビ https://roudou-pro.com/columns/262/)
■カオスマップ入手方法
「2021年度退職代行カオスマップ」はカオスマップのPDFファイルを下記のページからダウンロードいただけます。
【2022年徹底比較】退職代行おすすめ人気ランキング26選 | みんなのキャリア
https://agent-network.com/minnanocareer/recommend/4225/
※ご使用の際には引用元(サイト名・URL)を明記くださいますようお願いいたします。
※当社が独自のリサーチにより独自に作成したものであり、網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
※マップへのロゴ掲載希望の方は、 以下のメールアドレス宛にご依頼ください。 また、企業・サービスのロゴを使用させていただいておりますが、使用上問題のある場合は削除・差し替え対応致します。大変お手数ですが、以下のメールアドレス宛にご連絡ください。
Email :agent.media@agent-network.com
■退職代行の利用に関する調査概要
調査期間:2021年12月14日〜2022年1月17日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査人数:退職代行を利用したことがある112名
1.性別を選択してください。
男性 50.9%
女性 46.4%
回答しない 2.7%
2.年齢を教えてください。
1位 25〜29歳 28.6%
2位 30〜34歳 19.6%
3位 20〜24歳 14.7%
3.あなたが利用した退職代行の名前を教えてください。
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1位 退職代行SARABA 21.4%
2位 退職代行EXIT 19.6%
3位 退職代行ニコイチ 17.0%
4.その退職代行に決めた理由を教えてください。
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1位 メディアやSNS上での口コミが良かったから 43.8%
2位 サポート内容が充実していたから 24.1%
3位 料金が安かったから 20.5%
退職代行は法に関わる可能性もあるサービスなので、安さだけでなくサービス内容や実際の評判を確認してから利用する人が多いようです。
5.いつ頃退職代行を利用しましたか?
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利用者は年々増加していることがわかります。メディアに取り上げられたことをきっかけに知名度が上がり、利用者も増加しているのでしょう。
6.退職代行を利用した時の雇用形態を教えてください。
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1位 正社員 74.1%
2位 契約社員 12.5%
3位 パート 6.3%
最も割合が多かった雇用形態は正社員でした。やはり辞めにくいのは正社員なのでしょう。
7.退職代行を利用した時の職業を教えてください。
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1位 サービス/外食/レジャー系 19.6%
2位 IT/通信/インターネット系 14.3%
3位 小売/流通/商社系 13.4%
8.退職代行を利用した時の役職を教えてください。
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1位 一般社員(アルバイト/パート/派遣社員含む) 89.3%
2位 主任 5.4%
3位 課長 2.7%
9.退職代行を利用した時の会社で働いていた期間を教えてください。
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1位 〜3年 20.5%
2位 〜2年 17.9%
2位 半年未満 17.9%
3位 〜1年 15.2%
3年未満に退職する際に退職代行サービスを利用している人が半数以上でした。職場や業務に慣れるのは3年かかると言われています。慣れる前に退職意思を伝えるのは勇気がいるのでしょう。
10.退職代行を利用した理由を教えてください。(複数選択可能)
1位 出勤するのが辛く今すぐ辞めたい 42.2%
2位 無理な引き止めにあって辞められない 37.9%
3位 怖くて退職を言い出せない 37.1%
ハラスメントや残業などで心身共に疲弊し、出勤するのも辛く退職代行を利用する人が多いようです。また引き止めや脅しで辞めたくても辞められず利用する人の割合も高い結果となりました。
11.退職代行の利用にどのくらい費用がかかりましたか?
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1位 〜30,000円 43.8%
2位 〜25,000円 17.0%
3位 〜50,000円 12.5%
75%近くの人が30,000円以内で退職代行サービスを利用できているようです。サービスを調査するときは、30,000円を目安に料金を確認するといいでしょう。
12.基本料金以外に追加料金はかかりましたか?
いいえ 98.2%
はい 1.8%
ほとんどの人が「追加料金はかからなかった」と回答しました。
追加料金がかかった人は、労働組合が運営しているサービスのため、労働組合費がかかったそうです。
13.退職代行を使って退職できましたか?
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退職できた 99.1%
退職できなかった 0.9%
ほとんどの人は「トラブル無く退職できた」と回答しました。
「退職できなかった」と回答した人は、会社に強く引き止められたために退職できず働き続けているそうです。全額返金してもらえたそうですが、退職の意思を伝えてから働き続けるのは更に辛いでしょう。
退職代行サービスを使用しても、会社次第では退職できないこともあります。その場合を考えて、返金保証があるかどうかは見ておくといいでしょう。
14.初回の相談から何日後に退職できましたか?
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1位 1週間以内 24.3%
2位 3日以内 18.3%
3位 2週間以内 15.3%
半数以上の人が1週間以内に退職できていました。退職代行サービスといえば「即日」のイメージを持っている人がいるかもしれないですが、即日で退職できた人の割合は11.7%でした。1週間を目安に考えておくといいでしょう。
15.退職にあたり、あなたが行ったことはありますか?
ない 76.6%
あった 23.4%
80%近くの人が「自分で何もする必要はなかった」と回答しましたが、備品の返却や業務の引継ぎなどを自らやらなければいけなかった人も一定数いるようです。
16.有給消化はできましたか?
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できた 73.9%
できなかった 4.5%
希望しなかった 4.5%
有給がなかった/付与前だった 17.1%
有給がある場合、「消化できた」と回答した人がほとんどでした。しかし、中には「申し訳なくて消化できなかった」「消化させてもらえなかった」という声もありました。
17.退職後、給料は通常通り振り込まれましたか?
[画像13: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-ca5f91433d6a5263815c-10.png ]
振り込まれた 98.2%
振り込まれなかった 1.8%
給料に関しても「しっかり振り込まれた」という人がほとんどでしたが、中には「全額は振り込まれなかった」という回答がありました。
18.まったく職場と連絡を取る必要はありませんでしたか?
[画像14: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-5c1f0e65fc59f5a6d264-11.png ]
あった 12.6%
なかった 87.4%
多くの人が「連絡を取る必要はなかった」と回答しましたが、業務の引継ぎや備品の返却などで連絡しなければならなかった人も一部いるようです。
19.出社する必要はありませんでしたか?
[画像15: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-844590df2824c22b90b0-12.png ]
なかった 97.3%
あった 2.7%
多くの人が「なかった」と回答しましたが、業務の引継ぎや備品の返却などで出社しなければならなかった人も一部いるようです。
20.必要書類(離職票や源泉徴収票など)はもらえましたか?
貰えた 99.1%
貰えなかった 0.9%
ほぼ全員が「貰えた」と回答しましたが、一例「もらえなかった」という回答がありました。
21.会社の人が自宅や携帯電話に連絡してくることはなくなりましたか?
あった 9.0%
なくなった 89.2%
その他 1.8%
多くの人が「なくなった」と回答しましたが、しつこく電話がかかってきて退職代行サービスにサポートしてもらった人もいるようです。また、「退職した日に携帯電話番号を変えた」という回答もありました。
22.退職した職場の仲良かった人(上司や部下、同期など)との関係性はどうなりましたか?
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変わらずに連絡している 35.1%
連絡をとらなくなった 64.9%
連絡をとらなくなったという人が半数以上でしたが、意外にも同期やもともと仲良い人とは関係を継続できているという回答が複数ありました。
23.怪しまれることなく、スムーズに転職できましたか?
転職できた 91.9%
転職していない 4.5%
不明 1.8%
退職代行サービスを利用しても、転職には大きな影響はないようです。ただ「怪しまれていそうで不安」という声はありました。
24.両親などバレたくない人にバレることはありませんでしたか?
バレた 2.7%
バレなかった 97.3%
バレずに済んだという人がほとんどでした。しかし、会社が緊急連絡先として登録していた実家に連絡してしまい、家族との関係が悪化したという回答もありました。
25.退職代行を利用して困ったことはありましたか?
[画像17: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-c671cd6bff85354a614a-14.png ]
なかった 93.3%
協議(退職時期など)を持ちかけられた 1.8%
退職した会社から嫌がらせを受けた 1.8%
その他 2.7%
裁判に発展するような大きなトラブルに巻き込まれた人はいないようです。ほとんどの人がスムーズに退職できているようですが、引き止めにあったり、嫌がらせにあったりしたという回答も一部ありました。
26.退職代行とのやりとりは何で行いましたか?
LINE 42.0%
電話 30.4%
メール 26.8%
退職代行サービスとのやり取りは、LINEが主流のようです。
27.連絡の速さ・頻度はどうでしたか?
ちょうど良い 73.2%
良くも悪くもない 25.9%
連絡が遅い 0.9%
退職代行サービスの利用にあたり、しつこい連絡に悩んだ人は少ないようです。
28.退職代行以外のサポートもありましたか?
[画像18: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-f4dccacade8df602dfa5-15.png ]
なかった 39.6%
有給休暇取得サポート 23.6%
退職届の作成サポート 20.8%
失業保険取得サポート 11.8%
転職サポート 2.8%
退職代行だけでなく、有給休暇取得や転職など転職した後のサポートをしてくれるサービスも多いようです。
29.使用した退職代行の評価を教えてください。
大変良かった 56.9%
良かった 38.2%
普通 3.7%
悪かった 1.2%
大変悪かった 0%
評価の理由としては、以下のような回答がありました。
【良い評価の理由】
心身共にボロボロだったが、利用しなかったら退職できていなかった。それを考えるとコスパが良いと思った。
退職代行だけでなく、アフターフォローまでしっかりしてくれた。
少し不安だったが、スムーズかつ丁寧に対応してくれた。安心して使えるサービスだと感じた。
入金した次の日に辞められて良かった。
全ての要望を叶えた状態で退職させてくれた、
【悪い評価の理由】
料金がもう少し安くても良い。
転職サポートも欲しかった。
親族に連絡されてしまって困った。
広告にあるようなサポートはしてもらえず、イメージと違った。
30.退職代行をまた使いたいと思いますか?
[画像19: https://prtimes.jp/i/30953/27/resize/d30953-27-f4412658b4df162e33fa-16.png ]
思う 79.5%
思わない 20.5%
「また使いたい」という回答が80%近くありました。また「使いたくない」と回答した人も「次の会社では成功したいから」という理由によるものが多く、サービスに大きな不満を抱え「使いたくない」と回答している人はわずかでした。
■会社概要
商号 : 株式会社エージェント
代表者 : 代表取締役 四宮 浩二
所在地 : 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町33-7 アイ・アンド・イー渋谷ビル4F
設立 : 2004年4月16日
事業内容: ICT/IOT領域に特化したコンサルティングサービス
システム・アプリ開発、オフショア開発ラボ
人材派遣・人材紹介、就業支援メディアの運営等
URL :https://agent-network.com
■本件に関するお問い合わせ先
企業名 :株式会社エージェント
Email :agent.media@agent-network.com
プレスリリース提供:PR TIMES