プレスリリース
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福岡市は10月9日と10日の2日間、スタートアップイベント『RAMEN TECH - Revolutionizing Asia: Merging Ecosystems & Networks - Tech』を開催しました。
九州最大の起業イベントであるRAMEN TECHは、2020年に福岡市が国際スタートアップ交流イベント「ASCENSION」をリブランディングしたアップグレード版です。イベントには8カ国・地域から16社のスタートアップが「ASIA NEXT UNICORN AWARD」に参加し、20社以上の国内外の投資会社、アクセラレーター、政府機関が「Asia Startup Ecosystem Summit」などに参加しました。
「ASIA NEXT UNICORN AWARD」には84社からエントリーがあり、激しい予選を経て、わずか6社が決勝に進出しました。最終的に、日本および国際的な投資家で構成される審査員団による決選の結果、台湾のバイオテックスタートアップCancerFree Biotechが優勝しました。CEOのPo Chenは感動して「CancerFree Biotechを支えてくださった皆様に感謝します。この機会を通じて日台の友好関係を深められることを願っています」と述べました。
今回の優勝企業CancerFree Biotechは、今年東京最大のスタートアップイベントSusHi Tech Tokyoの決勝にも進出し、東京都と清水建設株式会社から2つの特別賞を受賞しています。同社は現在、個別化がん治療薬検査技術の開発に取り組んでおり、がん治療のリスクを低減し、患者が適切な治療法を正確に選択できるよう支援することを目指しています。これまでに、同社の特許取得済み薬物検査プラットフォームを通じて、100種類以上のがん種の治療において1,500人以上の患者を支援してきました。
代替医療技術が国際的に注目を集める
「代替医療」とは、文字通り、代替物を使って患者の代わりに薬物試験を行い、効果的な薬を見つけることです。具体的には、患者由来の腫瘍オルガノイドを用いてがん薬物スクリーニングを行うことに焦点を当てています。これらのオルガノイドは薬物反応テストの「代替物」として機能し、患者が自身で薬を試す必要がなくなります。これにより、患者に最適な治療法を正確に選択できるだけでなく、治療過程で直面する可能性のあるリスクも軽減できます。この技術は多くの専門家から「精密医療の次のステップ」と呼ばれ、国際的な大規模展示会やトップジャーナルで繰り返し注目を集めています。特に腫瘍オルガノイドをベースとした「がん代替医療」技術が研究の焦点となっています。
日台協力で包括的エコシステムを構築、バイオテクノロジー産業が注目の的に
先日閉幕した「日台イノベーションサミット(Japan-Taiwan Innovation Summit)」は、多くの投資家や産業専門家から高い関心を集めました。今回のRAMEN TECHの盛大な開催に際し、台湾の国家スタートアップブランドStartup Island TAIWANも福岡市、Fukuoka Growth Next、シェアオフィスThe Companyなどと協力し、2024年日本福岡ビジネス開発計画(Taiwan & Fukuoka: Bridging Startups and Innovation)を共同で実施しました。これにより、日台企業のマッチングを支援し、福岡地元企業、九州政府機関、JETRO(日本貿易振興機構)、日本政策投資銀行(DBJ)など約20の組織の参加を促しました。
近年、日本と台湾の政府と民間セクターが積極的に協力し、相互信頼とマッチングのプラットフォーム構築に努めています。両国の企業をつなぎ、緊密な国境を越えたエコシステムの推進を目指しています。半導体やAIなどの人気テーマに加え、バイオテクノロジーと医薬品産業の双方向の現地展開と協力も同様に注目を集めています。日台の産業界や大学ではすでに多くの先端技術協力が行われていますが、現在、両地域のバイオテクノロジー協力に新たな波が徐々に起こっています。今後、いかに補完的なリソースや人材を配置するかが、強固な架け橋を築く上で重要な鍵となるでしょう。
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九州のスタートアップイベント「RAMEN TECH」が10月9日と10日に盛大に開催されました。
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台湾のスタートアップ「CancerFree Biote(精拓生技)」が84社の中から頭角を現し、RAMEN TECH「ASIA NEXT UNICORN AWARD」で優勝しました。図の左側は福岡市長の高島宗一郎氏、右側はCancerFree BioteのCEO陳柏翰(Po Chen)氏が写っています。
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実用的な自動運転ソリューションの開発に取り組む「Turing Drive(台湾智慧駕駛)」の陳維隆会長(図の右側)がRAMEN TECHの最終選考に進出しました。Turing Driveは近く、日本で実証実験を行う予定です。
プレスリリース提供:PR TIMES