プレスリリース
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超高齢社会のお買いものをなめらかにするためのエイジテック/フィンテックサービスを提供するKAERU株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岡田 知拓、以下 KAERU)は、第三者割当増資にて、約1.3億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。第三者割当増資の引受先は、かんぽNEXTパートナーズ株式会社、株式会社ツクイキャピタル、名南M&A株式会社及び株式会社OKBキャピタル、ユナイテッド株式会社、エンジェル投資家4名になります。
■資金調達の目的と展望
KAERUは2020年9月に創業し、超高齢社会の日本において「誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にする」ことを目指し、アシスタント機能・見守り機能付きの決済サービスを提供しております。
高齢者ご本人さま向け・離れて過ごす親御さまを見守るご家族さま向け・身寄りのない方を見守る行政向けに対してそれぞれに適したサービスを用意することで、ご利用者さまの幅を順次拡大しています。
今後はサービスとしての提供価値の強化を行うとともに、アライアンスを通じてB2B2Cでの顧客基盤の拡大を進める方針です。
■KAERUの解決したい社会課題
高齢化は日本における大きな社会課題です。
高齢化に伴い、認知症当事者の数も増加を続けています。認知症とは脳の細胞が死んでしまう、または働きが悪くなることによって記憶力や判断力に障害が起きる状態です。
認知症当事者の数は2030年時点推計値で532万人、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI: Mild Cognitive Impairment)の方を含めると、その数は合計で約1,100万人に達します。これは高齢者のおよそ3割、全人口の9%に該当し、もはや認知機能の障害は決して珍しいものではなく、加齢とともに誰にでも起きる症状といえます。
こうした中で、年齢を重ね、認知機能の低下が起きたとしても幸せに、自分らしく生活できるような社会インフラの整備は重要性を増しています。
また多くの方は、ご家族・行政・介護事業者等のサポートを受けながら生活を続けていますが、これからの支援を必要とする側の需要増に対して供給にはギャップが存在し、業界・仕組みの効率化が求められています。
認知機能の低下により金銭管理に支障が出ている方についも同様に周囲のサポートを必要としていますが、現在は現金という媒体を前提にしているがゆえに、物理的な輸送や受け渡しのコスト、トラッキングしづらいがゆえの利用用途の不透明さといった問題が発生しています。
KAERUは超高齢社会におけるお買いもの支援・金銭管理支援のインフラとなり、ご本人は安心して買い物を通して健康で自尊心をもった生活を維持し、周囲のサポーターにとってもサステナブルな仕組みを提供することを目指しています。
■今回の引受先一覧(順不同)
- かんぽNEXTパートナーズ株式会社- 株式会社ツクイキャピタル- 名南M&A株式会社及び株式会社OKBキャピタル- ユナイテッド株式会社- 市原 真理子 氏- 篠原 豊 氏- 杉山 純一 氏- 古野 了大 氏
■KAERU採用情報
KAERUではBizDevや営業マネージャー、営業メンバー、CS/Opsなどのポジションで採用を強化しています。現在は役員/社員3名、業務委託複数名という少人数が組織構成であり、ここからもう一段事業を加速させていくタイミングでコアメンバーとして一緒に船に乗ってくださる方を探しています。
詳細は下記のページをご覧ください。
KAERUの採用情報はこちら
■投資家よりコメント(一部抜粋)
【かんぽNEXTパートナーズ株式会社 シニア・ディレクター 塙浩一 氏】
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「誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にする」というKAERU社のビジョンに共感し、投資を決定させていただきました。
認知力の低下など様々な理由で金銭管理に課題を抱える方、そしてそれを支援するご家族や介護に携わる方、この双方をサポートできるKAERU社のプロダクトは、超高齢社会において本当に必要とされていると感じております。
かんぽNEXTパートナーズとしても、岡田さん、福田さんを中心としたチームの取組みを全力でサポートして参りたいと考えております。
【ツクイ・ケアテック投資事業有限責任組合 無限責任組合員 株式会社ツクイキャピタル 代表取締役社長 野嶋義和 氏】
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認知症などにより金銭管理に支援を必要とする高齢者は約480万人、うち約390万人が在宅と推計されています。(2022年9月時点)※1
現金取り扱いにかかる介護事業者の事務の煩雑さやリスク、遠方でサポートするご家族の労力といった日常的金銭管理の課題に対してキャッシュレス化を推し進めるKAERU社の取り組みが進むことを期待しています。
KAERU社の成長が加速するよう支援してまいります。
※1 日本総研「認知症高齢者の日常的金銭管理をめぐる課題」参照
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/researchreport/pdf/14109.pdf
【名南M&A株式会社 取締役 櫻田貴志 氏】
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人口オーナス社会が進む日本において、限られた労働人口で高齢者福祉インフラを維持するためには現場のさらなるDX化が必要不可欠です。KAERU社のサービスがこの課題の解決に寄与し、高齢者福祉の維持発展に大きく貢献することを期待し、東海地域を中心にスタートアップ支援に注力する大垣共立銀行グループのOKBキャピタルとともに運営するファンドより出資決定いたしました。今後、同社の中部地区での事業拡大に向け、全力でサポートさせていただきます。
【ユナイテッド株式会社 投資事業本部 キャピタリスト/マネージャー 八重樫郁哉 氏】
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代表の岡田さんとは、KAERUの事業、及び同社が解決する課題について幾度も対話をさせていただきました。その中で、高齢者の金銭管理に関わる課題の深刻さや、高齢者の金銭管理が当人のみならず、その関係者の幸福度に極めて大きな影響を与えることを知りました。
そして、この課題を解決できるのはKAERUチームであろうと確信するに至りました。FinTech事業を立ち上げた経営陣の経験と、岡田さん自ら介護ヘルパーとして働く中で得られた現場に対する知見の双方を有するこのチームであれば実現できると信じ、この度出資を決定いたしました。
高齢化社会で、より深刻化していく課題への大きなチャレンジにご一緒できることを大変嬉しく思っております。
KAERUが事業をさらに成長させ、「誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にする」というビジョンを達成できるよう、当社としても支援して参ります。
■KAERU株式会社について
KAERU株式会社は、超高齢社会におけるやさしい金融サービスの提供を通し、安心して歳を重ねられる社会の構築及び、誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にすることを目指しております。
◯サービス名「KAERU(かえる)」に込められた想い
社名にもなっているKAERUには、3つの意味を込めています。
・自由にものを『買える』
・利用者ご自身やお財布がちゃんとおうちに『帰る』
・加齢により認知機能が低下するとお買いものをできないと言われている常識を『変える』
◯経営陣プロフィール
代表取締役CEO 岡田知拓
KAERU株式会社 代表取締役
新卒で決済ベンチャーの法人営業・事業開発を担当。海外に拠点を移してからは、東南アジアのスタートアップにジョイン。その後、日本に戻りLINE株式会社に入社。LINE Payサービスの立ち上げ初期から、戦略立案から個別のプロダクト企画など、広範にグロースに携わる。利用者にとって、より付加価値のあるペイメントサービスを創りたいと考え、福田とKAERU株式会社を創業。
取締役COO 福田 勝彦
KAERU株式会社 取締役
公務員、ボストンコンサルティンググループ、株式会社ネットプロテクションズを経て、株式会社メルカリ/同メルペイの新規事業で、コールセンター、オペレーション部門立上げに、責任者として従事。立ち上げに関わったプロダクトは、メルカリ カウル、メルカリNow、メルペイなど多数。
◯KAERU株式会社 会社概要
社名 : KAERU株式会社
代表者:代表取締役 岡田知拓
所在地:東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階
設立 :2020年10月
事業内容:お買いものアシスタントプリカ「KAERU」の企画・運営
URL :https://kaeru-inc.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES