プレスリリース
国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出事業初のワイド6Uサイズ超小型衛星のJAXAへの引渡し完了及び打上げ予定について
三井物産エアロスペース株式会社(東京都千代田区 以下、「当社」)は2021年11月18日、原田精機株式会社(静岡県浜松市 以下、「原田精機」)、株式会社アドニクス(東京都八王子市 以下「アドニクス」)、および国立大学法人九州工業大学(福岡県北九州市 以下「九工大」)の3者によるコンソーシアム(以下、「HAKコンソーシアム」)が製造した”ワイド6U※”サイズの超小型衛星「KITSUNE」を国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(東京都三鷹市以下、「JAXA」)へ引渡しました。
※”1U”は一辺約10cmの立方体で、”ワイド6U”は各辺約10×20×30cmの直方体
この度「KITSUNE」は2022年2月20日(日)(米国現地時間 2月19日(土))にNorthrop Grumman社(米国バージニア州フォールズチャーチ)Antaresロケットにて打上げられる予定です。
KITSUNEは、国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出事業(以下、「本事業」)にとって初めての“ワイド6U”サイズの衛星です。「きぼう」から放出された後、地球観測用のカメラによる分解能5メートルクラスの画像撮影や、C-band通信機による高速通信など複数の実証実験を実施する予定です。
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当社は、2019年12月に親会社である三井物産から本事業を継承して以来、「きぼう」から2基の超小型衛星放出を完了すると共に、幅広く国内外の顧客向けに超小型衛星放出サービスの提案を行っています。当社は、引き続き宇宙の民間利用の普及に一層貢献して参ります。
HAKコンソーシアムについて
多くの衛星放出実績のある九工大が衛星バス部(衛星の基本的な機能や動作に必要な電力供給・姿勢制御・通信機器などの機器)、原田精機が(レンズや光学センサなど)地球観測用の光学画像を撮影機器、アドニクスが通信機器を担当し、コンソーシアムとして協力して超小型衛星KITSUNEを開発・製造しました。
三井物産エアロスペースについて
1982年の会社設立以来 約40年に亘り、「航空宇宙・防衛の専門商社」として、ヘリコプターや航空機、宇宙・防衛・セキュリティ関連機器の輸入販売及び関連サービスの提供を通じ、日本の航空宇宙業界の発展や安全保障に貢献して参りました。情報技術、物流技術なども取り入れ、お客様のニーズにより幅広く、的確にお応えしていきます。(三井物産エアロスペース株式会社 宇宙事業Website: https://mba-space.com/ )
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