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学校法人 自由学園

「ボランティア・スピリット・アワード・2021」で、自由学園生徒の活動が 文部科学大臣賞(最高賞)を受賞

(PR TIMES) 2022年02月03日(木)19時15分配信 PR TIMES

自由学園(東京都東久留米市)男子部・女子部高等科及び中等科の有志生徒で行われている路上生活者の支援活動が、「ボランティア・スピリット・アワード・2021※」で、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-cc5a0bc86736a362d77c-7.jpg ]


※ボランティア・スピリット・アワードとは
青少年が積極的にボランティア活動に取り組める社会環境造りを目指してアメリカで始まり、日本では1997年から開始。2021年は9,632名の活動を綴った442の応募があった。
URL:https://www.vspirit.jp

■受賞した活動内容
活 動 名:「つなげる輪」
活動内容:池袋駅周辺にて、路上生活者や生活困窮者の方々に、自分たちで作ったおにぎりを配る。2020年8月から開始し、2ヶ月に1回程度行い、これまでに16回実施。1回150個前後のおにぎりを作り、特定非営利活動法人TENOHASI及び認定NPO法人世界の医療団の方々と共に配っている。
参 加 者:当初有志の生徒6名程で開始したが、その後他学年や女子部にも活動が広がり、現在は約20人の生徒が参加。
【活動内容詳細URL】https://www.jiyu.ac.jp/blog/info/79118
[画像2: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-ccfaaffa45ded7efe7fa-8.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-65e4ec870ea9f20dc826-9.jpg ]


■活動の特徴
1)生徒の発案から始まった支援活動
2020年の一斉休校の際、「コロナで社会が大変な時に、自分たちにもできることはないか」という一人の生徒の問題提起により、本活動が始まりました。その後、全校生徒にオンラインで呼びかけ、内容を検討するミーティングを実施。当時の男子部部長(更科幸一)から、「認定NPO法人世界の医療団」で働く卒業生の紹介を受け、実際に支援の現場を体験。路上生活者の方におにぎりを配る活動ならば自分たちにもできると考え、活動を実施・継続してきました。

2)準備、配布、片づけなど、全ての運営を生徒が担当
実施日の決定、NPOへの連絡、参加生徒の募集、おにぎり作りと後片づけ(学園の台所)、おにぎりの配布まで、すべて有志で集まった生徒が自分たちで話し合い、決定・運営しています。
(配布は夜21時過ぎとなるため、教員が付添い、NPOの方とともに行っています。)

3)着実な活動の継続と参加者・協力者の広がり
これまで、1年4ヶ月の間に16回※実施しました。回数を重ねる毎に、参加者が女子部や他学年、中等部などへ広がり、生徒の中で社会問題への関心が高まっています。さらに、学園食糧部や保護者、東久留米ロータリークラブなどからお米やゆかりの寄付をいただき、学校内部だけでなく、外にも賛同と協力の輪が広がっています。
※2022年1月現在



[画像4: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-35e85367eaa7c0e731af-10.jpg ]


■活動を通して感じたこと、これからの展望

「路上生活者は行政の手が届かず苦しんでいる人たち。同年代にもっと問題の本質を知って欲しい」

[画像5: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-c6249b5edb6a2e9b5900-11.jpg ]

中村 侑人 (男子部高等科3年生)
 この活動を通して、路上生活者は何らかの障害を持っていることが多く、行政の救済制度が届いていない方だと知り、衝撃を受けました。これからは、自分たちと同年代にもっとこの問題について知ってもらうために、発信にも力を入れたいです。
僕は現在の活動を、自由学園の生徒による社会貢献活動の「スタート地点」だと考えています。他の社会課題に対しても、今自分たちにできるアプローチ方法を考え、メンバーそれぞれの関心・問題意識に沿った活動を展開することで、より深く社会とつながってきたいと考えています。
 
「社会問題はすべてがつながっている。今の自分たちにできる行動をしたい」


[画像6: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-3cdf7085273103ee7b9a-14.jpg ]



工藤 健 (男子部高等科3年生)
 この活動をきっかけに、「社会問題はすべてがつながっている」と実感しました。路上生活者の方に女性が少ないことへの疑問から、性産業の闇や、同年代の中高生が性搾取に合っている現状なども知りました。今社会で起きている問題は、決して自分たちと無関係ではない。だからこそ、今できるアクションを探り、実行していきたいです。

「何より大切なのは『活動の継続』。そのために、支援者への報告を充実させたい」


[画像7: https://prtimes.jp/i/5382/26/resize/d5382-26-3f64b4a194a11c528b53-15.jpg ]

山本 江龍 (男子部高等科3年生)
ボランティア活動で最も大切なのは、「継続していくこと」だと考えています。そのためには、支援してくださる方の存在がとても重要です。現在の支援者の方に、これまでの活動成果をしっかりと報告するとともに、より広い範囲の方々に活動の意義や必要性、路上生活者の現状を伝えていきたいです。そして、自分たちの活動を支援することが、社会貢献の一つだと感じていただけるよう、活動を定着・発展させていきたいです。

こうした生徒の問題意識と行動力は、学園が大切にしている「自主独創」の理念を体現しています。今後も、生徒が自ら主体的に学び、自分の頭で考え実践し、社会と関わっていくための行動を、全力でサポートします。

※活動の呼びかけ人であり、運営の中心を担ってきた男子部高等科3年生・中村侑人は、米国ボランティア親善大使の一人に選出され、5月にアメリカで行われる表彰式へ参加する予定です。


■学校法人自由学園について
〒203-8521 東京都東久留米市学園町1-8-15
Tel:042-422-3111(代)
ホームページ:https://www.jiyu.ac.jp

理事長:村山 順吉 
学園長:高橋 和也

設置校
幼児生活団幼稚園(幼児生活団つうしんグループ・2才児プレあり)
初等部(JIYUアフタースクールあり)
男子部(中等科・高等科)
女子部(中等科・高等科)
最高学部(4年課程男子女子共学 2年課程女子)
リビングアカデミー(45歳以上対象)



プレスリリース提供:PR TIMES

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