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株式会社Culture Generation Japan

日本最多の伝統工芸地域・石川県の伝統工芸の未来をサポートする『イシカワルクラフト』、2023年3月24日(金)に成果報告会を実施

(PR TIMES) 2023年04月01日(土)17時40分配信 PR TIMES

4名の専門家とともに全24の伝統工芸事業者がプログラムに参加

世界に誇れる日本文化の継承と創造を目指すビジネスプロデュースカンパニー、株式会社Culture Generation Japan(カルチャージェネレーションジャパン、東京都中央区 / 代表取締役 堀田卓哉) は、公益財団法人石川県産業創出支援機構の委託事業として運営する、石川県内の伝統工芸事業者の支援プログラム「イシカワルクラフト」は、2023年3月24日(金)に2022年度の成果報告会を開催いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-c373695ff34ce050eca4-0.jpg ]


1,300を超える伝統工芸事業者が受け継ぐ、石川県の加賀百万石文化
石川県には、江戸時代に花開いた加賀百万石文化が今なお息づいており、数多くの貴重な文化財が残されているほか、優れた伝統工芸や伝統文化が脈々と受け継がれています。国指定、県指定、稀少伝統工芸を合わせるとその数全36種、1,300を超える伝統工芸事業者が技術と文化を受け継ぎ事業を行っています。

人々の生活環境や行動様式が大きく変化する現在の市場環境において、新たな感性を取り入れ、付加価値の高い商品開発やブランド力の向上などに取り組み、今後の事業に活かしていくことができるよう、石川県の伝統工芸事業者の支援プログラム『イシカワルクラフト』が、2022年9月より新たにスタートいたしました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-e74238745f220bc78a61-1.jpg ]


伝統工芸を新たな感性で捉え、意志に変革をもたらすプログラム
『イシカワルクラフト』には、企業、個人問わず全24の事業者が参加。「プロダクトデザイン」「パッケージデザイン」「サービスデザイン」「コミュニケーションデザイン」の4つのコースに分かれ、各コースごとに専門家が伴走しながら取り組みを行うプログラムとして実施いたしました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-6072a0c3631686146ac6-2.jpg ]


九谷焼、輪島塗、加賀友禅をはじめ、参加する伝統工芸事業者は多種多様。それぞれが持つ課題と向き合い、自らが考え、実行するまでを目標に専門家とともに進めてまいりました。また、国際ホテル・レストラン・ショー(HOTERES JAPAN)やNEW ENERGYなどの展示会やイベントへも出展。これらの活動により得たノウハウやマーケティングによる結果を通して新たな視点を持った各社は、今後本格的な商品開発やブランディングの実施へと繋げていきます。

全23の事業者、それぞれの課題から導き出された成果は
2023年3月24日(金)に開催された成果報告会では、株式会社Culture Generation Japan プロジェクトマネージャー 志村 聡子氏、所以ブランドデザイン 代表 / デザイナー 形山 佳之氏、株式会社 Culture Generation Japan 代表取締役 堀田 卓哉氏、PR SHIP 代表 寒河江 麻恵氏が登壇。全24事業者の実施内容とその成果を発表しました。


プロダクトデザインコース

テーマ:既存商品のブラッシュアップを行い、来期以降の商品開発に繋げる


[画像4: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-6119bfc9aa041d4cc333-6.png ]


・升井彩 本乾漆
漆といえば赤か黒、艶仕上げの高級なイメージのある漆。より広い世代の方に親しみやすく、また日々の装いに取り入れやすいよう、マットな質感のニュアンスカラーを提案しました。長年培ってきた漆に艶を出す呂色という技術と組み合わせることによって、漆の魅力を伝えて参ります。

・有限会社Otk大竹仏壇製作所
従来寺院や仏事で使われていた禅の道具ですが、一般家庭にも禅に親しむきっかけを提供したいと考えていた大竹仏壇。僧侶が修行で使用する応量器を今の暮らしに馴染みやすいよう、使用する器の点数やフォルム、カラーリングに及ぶデザインの提案をしました。

・有限会社 マルヨネ
日本一雨の多い石川県。手作りに拘るマルヨネが培ってきた「いっちん技術」を主軸に、石川県で独自開発された「透光性陶土」を使用し、青白磁釉薬の透き通るような水色と共に移ろいやすい北陸の天気を表現する器シリーズの提案を行いました。

・九谷結窯
アロマオイルを吸収して長時間持続的に放散できる多孔質陶土と、水を通さない釉薬それぞれの特徴を掛け合わせ、仕事や休憩といった気持ちの切り替えをしたいシーンにおいてON/OFFを気軽に切り替えできるペン型アロマスタンドのデザインを提案しました。

・有限会社石川漆宝堂
漆器の製造において下地から上塗りに至るまで自社工房で全て手掛けられる石川漆宝堂。その強みを活かし、厚みを出せる下地材のサビ漆で意図的に凹凸柄を載せることで、上塗り仕上げ後に柄が浮かび上がる根来の新しい表現方法を提案し、漆の世界の面白さを伝えるプロダクトを開発しました。

・堆朱杏奈
木工ろくろによる手挽き技術と、採れた木から何が作れるかを考える木を中心としたものづくりを大事にしたいと考える堆朱さん。その想いを汲み、その時々に入手できた木のサイズによって木地のとり方を調整しながら制作できる器のデザインシリーズを提案しました。


パッケージデザインコース

テーマ:既存商品の「見せ方」をパッケージやブランドツールの制作を通じて見つめ直す

[画像5: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-382482ad3d8775f89d71-8.png ]


・加賀象嵌 希らら
和と洋の技術を組み合わせたアクセサリーブランドとしてもう一歩前に進めるために、より上質なブランディングを必要と感じていた加賀象嵌 希らら。コンセプトを改めて見定め、ロゴデザインから写真撮影・小さなリーフレットまでの展開を行い、希ららがより良く見せられる方向性を示しました。

・有限会社津田水引折型
「現代にあった水引を使わない、お金の入れ物」の開発を一緒に考えることに。お話しを伺い、現代では水引の文化には不要なものが多く含まれて、様々なルールが間違った解釈をされていることも多くあることを知り、今の時代にあったお金の入れ物「wrap」が生まれました。

・吉岡 (佐倉) 利恵
今年からスタートする元々イラスレーターとしてもご活躍していた佐倉さんが始めた独自の世界を持った九谷焼ブランド「sakurian」は販路がまだないことから、まず手始めにECサイトの制作を行いました。今後の販売のチャンネルや情報発信の場として、その世界感が広がっていきます。

・株式会社かのりゅう
親子3代に渡る歴史ある木器の会社の問題点として商品数があまりにも多すぎることでした。そこで商品数を絞り、新たな顧客に届けるための新ブランド立ち上げを行いました。届けたい人やコンセプトを決め、人の暮らしに寄り添う木器「/sou(よりそう)」が生まれました。

・有限会社よした
茶の湯道具を主に生産していた同社は需要低下に悩んでいました。現在漆と銀を併せた「うるしけんこう箸」と様々な絵付を施した「華正蒔絵ガラス」が日米amazonで売上が好調なこともあり、今後のブースターとして、全ての画像リニューアルし、文字情報も専門家を招き翻訳を行い、見え方を改善しました。


サービスデザインコース

テーマ:各社のリソースを活かし、革新的なビジネスモデル・新規サービス立ち上げをサポート

[画像6: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-32361e827bbbc5fcfc41-7.png ]


・加賀繍IMAI
刺繍を趣味として楽しむ人が近年増えています。 今までは、石川県金沢市のアトリエで行っていた刺繍教室を、制作キットおよびオンラインレクチャー化することで、遠隔地に住む方にも、加賀の持つ伝統と技術を届けられるようになりました。

・奥田染色株式会社
加賀友禅には、花や吉祥文様といった絵柄で囲む 「花紋」という文化があります。その花紋を質問に答えていくことで、AI が独自の花紋を制作してくれる「花紋サジェストシステム」。この伝統×IT の新しいシステムを異業種で活用することを目指しています。

・西山産業開発株式会社
牛首紬は4反が生産効率の高いロット数となりま す。今回の取り組みでは、和装業界 初の取り組 みとして、クラウドファンディング+共同購入と いう販売の仕組みで生産量を売り切ることで在庫ロスを削減すると共にエンドユーザーに直接的に 価値を届けます。

・清峰堂株式会社
九谷焼と硝子工芸が融合する「九谷和グラス 16 客セット」は、お酒を選ぶ際に、新たな価値を訴求できるツールとして、飲食店に提案します。従来型の購買に加えて、サブスク型のリース形式でも提供します。 また、九谷焼作家商品のリースも行います。

・株式会社 能作
漆器のオーダーメイドサービス「一美」を立ち上げました。 あらゆる漆芸が集う金沢で、世界にただひとつの美しい漆器を対話をしながらあつらえる「一美」 は、能作の特別なオーダーメイドサービスです。

・株式会社北市漆器店
漆器の新たな市場開拓を目指し、東南アジア飲食店市場の調査を行いました。成長していくアジ ア市場および和食文化の世界的な広がりを背景に、いち早くアジア市場への足掛かりを作るため、海外市場向けWEB ページを立ち上げました。

・株式会社 大島東太郎商店
漆器と料理のマリアージュをより多くの飲食店で 実現していただくために、業務用に使える漆器を提案。漆器=和食ではなく、フレンチやイタリアンなど様々な料理カテゴリーでも、多様な漆器の使い方を表現します。


コミュニケーションデザインコース

テーマ:商品・ブランドの見せ方や PR や SNS など、「伝える」ためのアクションをサポート

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・小山箸店
ご年配の方や障害のある方などで手に力が入らず箸が持ちにくい、そんな悩みを目の当たりにしたことから生まれた右と左の形が異なる箸、箸アシメ。 今回利用者の幅を子供にまで広げ、さらにはギフト需要を見据えて、手に取っていただきやすくメッセージが伝わるパッケージとリーフレットの制作を行いました。今後はユニバーサルデザイン商品としての認定を目指し取り組む予定です。

・株式会社山崎麻織物工房
日本で唯一の伝統ある能登上布を使用したファッションブランド「凛装」のPR活動をサポート。リリースやSNSなどのツールを自社で積極的に使用して情報を発信されていましたが、誰に何を届けるか、どのようにしたら伝えることができるかをもう一度見直し、プレスリリースのライティング、メディアへの提案、SNS のコンテンツ整理と再設計を実施しました。

・友禅空間 工房久恒
加賀友禅をもっと身近に感じてもらえるようにと、何にでも描ける友禅を生み出した工房久恒。 オーダーメイドでの加賀友禅制作のほか、インテリアや雑貨など様々な友禅プロダクトを生み出しています。この多岐に渡るサービス内容や活動をわかりやすくお客様に伝えることを課題に置き、情報を整理し、WEBのリニューアルを実施しました。

・木下富雄
これまで漆の器を主に創作してこられた木下氏による、アートとしての漆作品への取り組みについてプランを設計。自身で運用していける発信ツールを整えることを目標に、WEB制作、SNSのプランニング、 新規投稿などをサポート。今後はアート作品のコンクールへの出品も見据えています。

・株式会社 朝日電機製作所
九谷焼の技法を使った USB や漆を使った i Phone ケースなど、伝統とガジェットを融合させたプロダクトを展開。現時点での課題は認知度の向上とWEB での売上増。まずは既存の SNSの見せ方を再検討し、画像の方向性や投稿する内容などをプランニングしました。また、新商品が出た際に広く情報を届けることができるよう、プレスリリースのライティングにも取り組みました。

・株式会社九谷陶泉
伝統を受け継ぎながらも枠に囚われず、これまで たくさんの新しい九谷焼プロダクトを創ってきた九谷陶泉。今回は、九谷焼RODYをはじめとしたプロダクトをより多くの人々へ届けるために、ニュースをフックにしたリリースを制作、 PR手法とSNSの発信を見直しました。


専門家プロフィール



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株式会社Culture Generation Japan プロジェクトマネージャー 志村 聡子
東京都出身。就職と共に初めて移住した富山県で地方にしかないものづくり力・人の魅力に触れ、そこに寄与する仕事をし たいとクラウドファンディングのページ制作事業に従事。ものづくりメーカーと並走しながら商品価値や携わる人の想いを 広く伝える。22年よりCGJにジョインし、より一層深いレイヤーでものづくりに携わっていく。

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所以ブランドデザイン 代表 / デザイナー 形山 佳之
グラフィックデザイン会社に勤務し、飲食店を立ち上げに参画、食のデザイン、商品開発、細かなデザイン設計を行いブランドデザインのベースを作り上げる。現在独立し「デザインの 意味」を掘り下げるため「所以ブランドデザイン」を立ち上げ、主にブランディングからグラフィックデザインを手掛けている。

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株式会社 Culture Generation Japan 代表取締役 堀田 卓哉
2011年 (株)Culture Generation Japan 設立。2019年 香港にサステナビリティをコンセプ トとしたマルチレーベルショップ「HAUSTAGE」、和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」など革新的なサービスをローンチしている。


[画像11: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-2f84359546fb8160f462-3.jpg ]

PR SHIP 代表 寒河江 麻恵
輸入卸代理店にて外資系ファッションブランドのPRを経て、2012年より独立。2016年にPR SHIPを設立し、「食」「地域」をテーマに、様々な地域・企業・ブランド・イベントなどのPRとコミュニケーションに関わる業務をサポートしている。


プログラム概要

名称 :イシカワルクラフト
運営期間 :2022年7月〜2023年3月末
主催 :公益財団法人石川県産業創出支援機構
運営委託事業者 :株式会社Culture Generation Japan


Culture Generation Japanについて

カルチャージェネレーションジャパンは、世界に誇れる日本文化の継承と創造を目指すビジネスプロデュースカンパニーです。日本全国に息づく伝統や技術にさまざまなステークホルダーの想いを重ねながら、事業共創を通じて今の時代にあった事業を構築し、日本の文化を次世代へとつないでいきます。

[画像12: https://prtimes.jp/i/45902/25/resize/d45902-25-ad7704ec070c439d9afb-5.png ]

会社概要
企業名:株式会社Culture Generation Japan
所在地:〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町5-18 TOI BLDG. 4階
代表者:代表取締役 堀田卓哉
電話番号:03-5614-0111
http://culgene.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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