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Seagate Technology LLC

Seagate、FMCIによるGlobal Mobility and Automotive Showcaseにて、大量データ転送と管理ソリューションのデモを実施

(PR TIMES) 2021年11月09日(火)18時15分配信 PR TIMES

自動運転のJaguar I-PACEプロトタイプ車両に搭載した、新世代エッジ・ストレージ Lyve Mobile Arrayが大量のデータをエッジとクラウドへ、フリクションレスな移行を実現

Lyve(TM)エッジ・ストレージおよびデータ転送サービスの新たなポートフォリオをイギリスとEMEA *の顧客向けに提供
2021年11月2日 ロンドン- データに関するストレージ・インフラストラクチャ・ソリューションの世界的リーダーであるSeagate(R) Technology Holdings plc (NASDAQ: STX) は、大量のデータ転送およびストレージ・ソリューションであるLyve™ Mobile Arrayによるデモンストレーションについて、FMCIが自動運転のプロトタイプとしたJaguar I-PACEを用いて実施しました。96TBの容量を持つこのストレージ・ソリューションは、エッジやクラウド上における人工知能(AI)や機械学習(ML)が処理する、膨大な自動運転車(AV)のデータセットを迅速かつ安全に転送します。このデモはアイルランドのシャノンで開催されたFMCI主催のショーケース・イベント( https://www.electronomous.com/future-mobility-campus-ireland/ )で行われました。

スマートシティの発展は、安全かつ持続可能なコネクテッドモビリティのエコシステムをもたらします。持続可能な交通手段、特にConnected(コネクテッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)といった「CASE」と呼ばれるモビリティの技術革新は、より効率的なエンジンのマネージメントによる排出量の削減、渋滞の緩和に貢献するとされており、そして59%がヒューマンエラーによるものというイギリス政府の統計( https://www.gov.uk/government/statistical-data-sets/reported-road-accidents-vehicles-and-casualties-tables-for-great-britain#contributory-factors-for-reported-road-accidents-ras50 )が示す交通事故死に対しても、その削減効果が期待されています。

一方でAVの本格的な普及に向けて、自動車メーカーはいくつかの大きな課題を抱えています。その一つに「効率的なデータインサイト分析」があります。先進運転支援システム(ADAS)の研究車両は一日最大150TBのデータを生成し、それらを中央のAIトレーニング施設に移動しなければなりません。標準的なエンタープライズクラスのギガビット(約1000Mbps)接続の場合、10台の車両がこれを行うには、最長で150日を要します。自動運転車が生み出す膨大なデータフローを管理・オーケストレーションするには、データそのものと同様にモビリティ、インテリジェンス、俊敏性を兼ね備えたソリューションが必要です。

FMCIではプロトタイプのJaguar I-PACEが一連の実走行試験を行い、コネクテッド・ロードやスマート・ジャンクション、地域のインフラと連携してデータを収集しました。なお、これらのプロトタイプには、車載データ移動用に検証・最適化されたSeagateのLyve Mobile Array SSDが搭載されました。車両のトランクに取り付けられ、すべてのデータをリアルタイムで保存し、分析やアルゴリズムの最適化のために収集したデータへのアクセスを加速させます。RenovoのInsight Nodeを搭載したLyve Mobile Arrayは、エンドポイントからエッジ、そして最終的にはコアクラウドへのデータジャーニーを推進します。1つのArrayにHDDで96TB、SSDで92TBのストレージ容量を持ち、最大6GB/sの転送速度を実現するLyve Mobile Arrayは、自動デバイスロックや業界標準AESベースのハードウェア暗号化機能により、大量のデータセットを安全かつ迅速に転送します。なお、ミリタリーグレードの耐久性に優れたケースは、低温から高温までの過酷な環境下に加えて、地上、航空、船舶上においても安定したデータ転送を維持します。

Seagateのビジネスおよびマーケティング担当上級副社長、ジェフ・フォッチマン(Jeff Fochtman)は「自動運転車では膨大なデータを取り扱います。そして車両のAIは、それら全てのデータを吸収して学習し、様々な判断を行う必要があります。データを収集して分析すればするほど車両は賢くなりますが、それはつまり、データが迅速かつ安全に転送されることが求められます。Lyve Mobileはまさに、そのために設計されたものです」と述べています。

今回のイベントでは、新たに発表されるテクノロジーのデモに加えて、Seagateをはじめその他のFMCIパートナーによる講演も行われました。Seagateのフォッチマンは、AIのようなデータを大量に取り扱う技術が社会的に重要性を増し、AVはそのアプリケーションの一つに過ぎないという中で、マスデータ転送機能の必要性をテーマとした基調講演を行いました。

Shannon Ireland Jaguar Land Rover社のゼネラルマネージャーであるジョン・コーミカン(John Cormican)氏は「FMCIにより、リアルな環境で自動運転に関する見識を深める絶好の機会が提供されました。JaguarとLand Roverが今後発表するモデルに次世代技術を導入するための準備として、今回のJaguar I-PACEの自動運転プロトタイプは、ADASやMaaSソフトウェアなどの自動運転システムに関する当社の知識を深めるうえで不可欠です」と述べています。

FMCIのCEOであるラッセル・ヴィッカーズ(Russel Vickers)氏は「FMCIは、世界で最も画期的な取り組みがなされているところの一つです。私たちの研究は、自動運転車両の公道走行により、交通安全や渋滞緩和、燃費向上に大きく貢献します。自動運転車の実現にむけて協力いただいたSeagateならびにすべてのパートナー企業に感謝します」と述べています。

*今期、Lyve Mobileストレージはイギリス、フランス、イタリア、スイス、ドイツ、オランダ、ベルギー、ノルウェーの顧客およびエンドユーザーに提供されており、2022年にEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)のより広範囲で提供されるための基盤となります。

Seagate Technologyについて
Seagate Technologyはデータ環境(データスフィア)を創造し、持続可能なパートナーシップを重視しながら、世界クラスの精巧なデータ管理ソリューションのイノベーションを構築することにより、人類の可能性を最大限に高められるよう支援しています。40年以上にわたり世界のテクノロジー業界をリードしてきた同社は、これまでにデータ容量にして30億テラバイト相当を超えるドライブを出荷してきた実績があります。Seagateの詳細は、www.seagate.comまたはソーシャルメディア(Twitter、Facebook、LinkedIn、YouTube)のフォロー。ブログの定期購読にご登録ください。

(C) 2021 Seagate Technology LLC.無断での引用、転載を禁じます。Seagate、Seagate TechnologyおよびSpiralロゴは、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるSeagate Technology LLCの登録商標です。CORVAULTおよびExosは、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるSeagate Technology LLCまたはその関連会社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES

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