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【武蔵野美術大学 美術館・図書館】民俗資料室ギャラリー展示30「民具のデザイン図鑑-くらしの道具から読み解く造形の発想」開催について

(PR TIMES) 2022年08月25日(木)18時15分配信 PR TIMES

Pictorial Book of Japanese Folk Art and Design: Design Ideas from the Tools of Daily Life

会期:2022年10月24日(月)-11月20日(日)、12月5日(月)-12月24日(土)
武蔵野美術大学 美術館・図書館では、民俗資料室ギャラリー展示30「民具のデザイン図鑑—くらしの道具から読み解く造形の発想」を開催します。
https://mauml.musabi.ac.jp/folkart/events/14953/

[画像1: https://prtimes.jp/i/83551/24/resize/d83551-24-d9cce7c4a1204231846e-0.jpg ]




本展の概要

本展は、当館所蔵の民俗資料コレクションによって編集した書籍『民具のデザイン図鑑』(誠文堂新光社、2022年10月発売予定)をもとにした展覧会です。民具は、特定の設計者が考案するのではなく、人々の暮らしの現場において理にかなった造形として生み出されます。そして生活が変化するのにともない、その造形も常に変化してきました。そうした民具に対して、次の三つの視点を設定します。

1. 日常的な労働や身の丈にあった生活に即した造形〈かたちと身体性〉
2. デフォルメされた造形が意味を生み出し、共有する造形〈ユーモアと図案〉
3. 自然に宿る精霊や神仏を表現し、その霊性を暗示する造形〈見立てと表象〉

民具は、現代から見れば過去の庶民生活を知ることのできる民俗資料ですが、上記の見方でその造形を考えることで、わたしたちの生活や自然観、世界観と地続きなものとして再考することができます。本展では、民具が持つ豊かな造形の発想に新たな価値を見いだし、ユーモアと見立ての造形にまなぶことで、美術大学における民俗資料の可能性を考える機会としたいと思います。(展示資料約50点)


展示構成

〈1 かたちと身体性〉
生活の現場に則して、素材を活かし概念をかたちにする民具を紹介。
[画像2: https://prtimes.jp/i/83551/24/resize/d83551-24-baffe84b648a5105cb77-1.jpg ]


〈2 ユーモアと図案〉
布や絵馬などデフォルメされた造形の中に意味を見いだす。
[画像3: https://prtimes.jp/i/83551/24/resize/d83551-24-894b56ee607f206bb0c6-2.jpg ]


〈3 見立てと表象〉
自然に宿る神々などを表現し、その霊性を暗示する事例を解説。
[画像4: https://prtimes.jp/i/83551/24/resize/d83551-24-37b4866aaa7697c731b1-3.jpg ]




民俗資料室について

本学で民俗学の教鞭を執っていた宮本常一(1907-1981、1965-1977本学教授)の指導により全国から収集された資料が、民俗資料室のコレクションの始まりです。主に第二次世界大戦前から高度経済成長期までの間に人々が自然素材を使って暮らしの中で生み出し、使い続けてきた民俗資料(いわゆる民具)を約9万点収蔵しています。今では新素材に置き換えられるなど、時代とともに失われつつある民俗資料を通して当時の生活文化を紹介する展覧会を定期的に開催しています。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Q6L6No6C1SA ]




開催概要

民俗資料室ギャラリー展示30 民具のデザイン図鑑—くらしの道具から読み解く造形の発想
会期:2022年10月24日(月)-11月20日(日)、12月5日(月)-12月24日(土)
会場:武蔵野美術大学 13号館2階 民俗資料室ギャラリー/美術館 展示室1
開室時間:11:00-19:00(土・日曜日、祝日、10月28日(金)は10:00-17:00)
休室日:水曜日
入場料:無料
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
監修:加藤幸治(武蔵野美術大学 教養文化・学芸員課程教授)
協力:武蔵野美術大学共同研究「美術大学における民俗資料の活用をめぐる基礎的研究」

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、会期・時間を変更、あるいは予約制を導入する場合があります。ご来館に際しては最新情報をwebサイト(https://mauml.musabi.ac.jp/museum/)でご確認ください。

[同時期開催]
・「黒川弘毅――彫刻/触覚の理路」
会期:2022年10月24日(月)-11月20日(日)
・「AGAIN-ST ルーツ/ツール 彫刻の虚材と教材」
会期:2022年10月24日(月)-11月20日(日)、12月5日(月)-12月24日(土)
・「助教・助手展2022 武蔵野美術大学助教・助手研究発表」
会期:2022年12月5日(月)-12月24日(土)



プレスリリース提供:PR TIMES

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