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EdgeCortix株式会社

EdgeCortix、NEDOから40億円の助成金を受け、ポスト5G通信システム向けにエネルギー効率の高いAIチップレットを開発

(PR TIMES) 2024年11月07日(木)11時15分配信 PR TIMES

助成金により、AI推論と無線アクセスネットワーク(RAN)アクセラレーションにおけるエネルギー効率と性能を向上させ、最先端のAI半導体開発を支援


エネルギー効率に優れたAI処理に特化したファブレス半導体企業であるEdgeCortix(R)株式会社(本社:東京都中央区、読み方:エッジコーティックス)は、経済産業省所管の研究開発機関である国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から40億円の助成金を授与されたことを発表しました。この資金により、次世代のエネルギー効率の高いAIチップレットの開発が推進され、AI処理と高度なRAN通信に前例のないエネルギー効率で電力を供給し、マルチテナンシー・システムに革命をもたらすことを目指しています。

デジタルトランスフォーメーションが加速する中、超高速通信、低遅延、幅広いデバイス接続を可能にする高度なネットワークは不可欠です。しかし、エッジコンピューティングとクラウドインフラは、特に生成AIアプリケーションが将来のネットワークに新たな要求をもたらす中で、導入の課題に直面しています。現在のシステムは、AIの展開やRAN処理のために単一目的のサーバーに依存しており、コストが高く、エネルギーを多く消費し、拡張が困難です。また、AI統合型RAN(AI-RAN)は有望な代替手段を提示していますが、エネルギー消費やコストの壁に依然として苦しんでいます。

今回の助成金により、EdgeCortixは、これらの課題に対処するために、SAKURA-Xという先進的なチップレットベースのプラットフォームを開発します。このプラットフォームは、高性能なAI処理とRANアクセラレーション(分散型ユニットに焦点を当てています)をシームレスに統合しています。SAKURA-Xは、現在のソリューションと比較すると、エネルギー消費を削減し、計算効率を5倍以上向上させることが期待されています。このプラットフォームは、TSMCの技術ノードを使用して開発され、将来的には熊本にある日本の先進半導体製造施設で量産を目指します。

このプロジェクトは、EdgeCortixの実績のあるDynamic Neural Accelerator(R) (DNA) 次世代プロセッサ、技術DNA-Xを基盤としており、独自のプログラム可能なアーキテクチャを持ち、高速かつリアルタイムでAIおよびAI以外の計算を得意としており、低い電力要件を満たしています。最大90%の利用率を達成し、従来のGPUを大幅に上回るDNA-Xは、EdgeCortixの革新的なRANアクセラレータIPと組み合わさることで、先進的な電力管理と協調設計戦略を通して、最適化された性能と最小限の電力効率を実現します。次世代のOpen RANやAI-RANシステムに展開されると、SAKURA-Xは生成AIアプリケーションと低消費電力の分散ユニット(DU)アクセラレーションを統一されたハードウェアプラットフォーム上でサポートし、比類のないエネルギー効率とインフラコストの削減を実現します。

EdgeCortixの創業者兼CEOであるサキャシンガ・ダスグプタは次のように述べています。
「5Gの急速な進化と6Gの到来に伴い、高性能でエネルギー効率の高いコンピューティングの需要はこれまでになく重要になっています。私たちは、AIアクセラレーションにおける当社の実績を基にした革新的なチップレットベースのプラットフォームであるSAKURA-Xを開発するにあたり、日本のNEDOからの支援を受けられることを大変光栄に思っています。SAKURA-Xは、既存のソリューションを上回るエネルギー効率と性能を実現し、生成AIや次世代RANの急増するデータ需要に応えつつ、エネルギー消費を大幅に削減します。高度なAI-RAN機能を備えたSAKURA-Xは、日本の通信事業がAIを活用したネットワーキングをグローバルに拡大するのを支援し、スマート工場、自動運転、データセンターなど、さまざまな分野での成長を促進します。」

参照:経済産業省発表 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/post5g/20241105.html

EdgeCortixについて
EdgeCortixは、エッジにおける生成系AIワークロードのエネルギー効率に優れたAI処理に特化したファブレス半導体企業です。2019年に設立された同社は、東京に研究開発本部を置き、AIに特化したランタイムで再構成可能なアクセラレータ・プロセッサを一から設計する特許取得済みの「ハードウェアとソフトウェアの協調探索」システムにより、ソフトウェアファーストのアプローチを提供しています。 EdgeCortixの製品は、電気通信、防衛、航空宇宙、スマートシティ、インダストリー4.0、自動運転システム、ロボティックスなど、急成長するエッジAIハードウェア野での活用推進を支援しています。
EdgeCortixおよび当社のソリューションについては、HPをご確認ください。
https://www.edgecortix.com/ja/

プレスリリース提供:PR TIMES

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