プレスリリース
多様な利用者に配慮した新生活様式対応のエレベータを提供
フジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、社長:内山 高一)は、車いす用操作盤向けのエアータップ(以下、車いす用エアータップ)を2月8日に販売開始しました。タッチレスでエレベータを操作できる「エアータップ」を、車いす用操作盤に適用拡大することで、多様な利用者へ新しい生活様式に対応した衛生的なエレベータをご利用いただけるようになります。
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【 車いす用エアータップの特徴 】
・車いす用操作盤にプッシュ式ボタン一体型を適用
・ボタンから1~5cmの距離で赤外線センサーが反応
・車いす用操作盤に誤検知抑制機能を追加
(操作盤にもたれるなど、偶発的にボタンに近づいた場合の登録を抑制する機能)
・新設エレベータ向けに有償付加仕様で対応
【 開発の背景 】
手や指をかざしてエレベータを操作できる「エアータップ」は、新しい生活様式に対応したエレベータの機能としてさまざまな施設へ納入が進んでいます。一方で、かご内の側面パネルなどに設置する車いす用操作盤は、利用者が乗車時に立つ位置に近接するため、センサーの誤検知が発生する場合があり、エアータップの設置が難しいと考えられていました。
今回、車いす用操作盤を利用する方々にエアータップを提供したいという思いで、側面パネルに設置できるエアータップの開発に取り組みました。センサーの誤検知を防止するために、操作する意思のある行動と偶発的に近づいた行動の違いを人間工学的に分析。センサーが所定時間継続して反応した場合に操作登録しない機能を新たに開発しました。これにより、操作盤に人がもたれた時などの不要な検知を抑制できます。
当社はこれまでも多様な利用者に配慮したエアータップのセンサーを設定するなど機能向上に努めてきました。今後もエレベータ・エスカレータを通じて、子どもや高齢の方など、すべての方々に“安全・安心”で快適なエレベータの提供を目指します。
【 エアータップについて 】
■開発経緯
フジテックでは2016年から進めてきた次世代エレベータの研究を通じて、2020年4月にタッチレス操作を実現するエアータップを商品化しました。公衆衛生意識の高まりに合致し、多くのお客さまに注目いただいたことから、2020年12月に標準型エレベータ「エクシオール」の標準装備仕様とし、エレベータの新しいスタンダードとしてさまざまな施設へ納入が進んでいます。
■商品名の由来
空中をタップするような軽やかな操作から、商品名を「エアータップ」としました。
■基本機能
エアータップは、赤外線ビームを用いたセンサーに利用者が手や指をかざすことでエレベータ操作を行う機能です。センサーは赤外線ビームの反射を検知すると、反応します。
ボタンに触れずエレベータを操作できるので衛生的です。従来のエレベータの操作性をそのままに、タッチレスに対応した機能で、簡単に操作できることが特徴です。
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■付随機能
・キャンセル機能(かご内のみ)
登録済みのボタンに再度手や指をかざすとキャンセルできます。
・誤検知抑制機能(かご内のみ)
同時に複数のセンサーを検知すると、反応しません。
偶発的にボタンに近づいた場合の登録を抑制します。
・非検知エリア設定(プッシュ式ボタン一体型のみ)
プッシュ式ボタン一体型には、センサーを検知しないエリアを設けました。ボタン表面から約1cm以内を、センサーが無効になる非検知エリアに設定しています。目の不自由な方が点字やボタンに直接触れて操作する場合に、誤検知しないよう配慮しています。
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【参考動画】
フジテック公式YouTube Channel「エアータップ」
https://youtu.be/DrSL25v18tU
【 リリース本文 】
https://prtimes.jp/a/?f=d46269-24-41fcfe21d0a5174718997bf5372b7002.pdf
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