プレスリリース
<派遣スタッフにおける副業の実態調査>〜「派遣の仕事と関連のない職種・業務内容」の副業をしている人が8割〜
株式会社リクルートスタッフィング(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本慎也、以下当社)は、派遣スタッフ3,502名(20〜40代男女)を対象に、副業に関する実態調査を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
<調査結果のポイント>
■副業状況について、「現在、副業を行っている方」は全体の13.1%。
「現在、副業は行っていないが、過去に行ったことがある方」を含めると、30.5%の派遣スタッフが副業を経験。
■副業を開始した時期は、コロナ禍以降(2020年以降)が47.0%と約半数を占める。
■派遣の仕事と現在行っている副業の関連性について、「まったく関連のない職種・業務内容である。」と答えた方が、男性75.0%、女性83.0%と約8割にのぼる。
■副業を行ってよかった点は「収入が増えた(69.2%)」が最も多い回答だったが、「新たな知識やスキルが身についた(19.7%)」、「日々の生活の充実感・満足度が高まった(18.2%)」など、収入以外のメリットも感じていることがうかがえる。
■副業の不安・問題点は、「休日が減って過労気味になっている(32.8%)」、 「睡眠時間が減って寝不足になっている(23.1%)」など、労働時間が増えることによる健康面のマネジメントがあげられる。
■現在副業を行っていない人における副業意向は、男性20代でみると「とてもしたい」、「まあしたい」と回答した人が56.3%、男性30代で52.5%、女性20代で65.7%、女性30代で63.0%と高い数字。
■副業を行わない理由は、「本業が忙しく、副業をする時間・余裕がない」、「副業をするために、何をしたらよいのかわからない」がともに27.0%でトップ。次に「複数の仕事をするほど、自分の能力・スキルに自信がない」が22.4%と続く。
<調査概要>
調査目的:派遣社員の副業における実態と課題を明らかにする
調査対象:男女20〜40代の派遣スタッフ n= 3,502
調査期間:2022年1月7日〜1月11日
調査方法:インターネット調査
<調査結果>
■派遣スタッフの約3割が副業を経験。副業を開始した時期は、コロナ禍以降が約半数を占める。
副業の実施状況について聞いたところ、「現在、副業を行っている」と回答した方は13.1%。「現在、副業は行っていないが、過去に行ったことがある」と回答した方を含めると、約3割の派遣スタッフが副業を経験していることがわかりました。
副業を開始した時期について、2020年以降が47.0%を占め、約半数の方がコロナ禍以降に副業を始めています。また、2015年以前から始めている方も28.1%と多くいることがわかりました。
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■「派遣の仕事とは関連のない職種・業務内容」の副業をしている派遣スタッフが約8割。
派遣の仕事と現在行っている副業の関連性については、「まったく関連のない職種・業務内容である」が男性75.0%、女性83.0%と、約8割にのぼりました。一方で、「一部関連のある職種・業務内容である」が男性13.3%、女性9.7%、「同じ内容の職種・業務内容である」が男性11.7%、女性7.3%と、派遣の仕事と副業の関連性が低い結果となりました。
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■副業のメリットは収入面のほか、スキルアップや生活の充実・満足度向上などがあげられる。
副業をしてよかったと思う点は「収入が増えた(69.2%)」が最も高く、次いで「新たな知識やスキルが身についた(19.7%)」、「日々の生活の充実感・満足度が高まった(18.2%)」という結果になりました。収入面はもちろんのこと、スキルアップや生活の充実・満足度向上という観点でも副業のメリットがあげられています。
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■副業の不安な点・問題点としては、労働時間増加による健康面のマネジメントがあげられる。
副業の不安な点や問題点を聞いたところ、「休日が減って過労気味になっている(32.8%)」、「睡眠時間が減って寝不足になっている(23.1%)」と、労働時間が増加し、健康面のマネジメントに関する回答が多くあがりました。また、「思ったよりも収入が得られない(29.5%)」と収入面での不安もあげられています。
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■副業の数は「1つ」が最も多く、労働時間は「週10時間未満」が約7割。
副業の実施数について聞いたところ、「1つ」と回答したのが72.7%、「2つ」と回答したのが21.3%、「3つ」と回答したのが4.0%となりました。副業の平均労働時間/週は、「5時間未満(38.6%)」、「5〜10時間未満(31.7%)」と約7割の人が10時間未満の副業をしていることがわかりました。副業の労働時間が短い方が大半を占めたこともあり、平均月収については、「1〜5万円未満」と回答した人が46.7%と最も多くなりました。
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■副業を行っていない派遣スタッフの過半数が副業意向あり。若年層ほど意向が高い。
現在副業を行っていない派遣スタッフの方に対して副業意向を聞いたところ、「とてもしたい」、「まあしたい」との回答が全体で55.6%になりました。男性20代でみると「とてもしたい」、「まあしたい」と回答した人が56.3%、男性30代で52.5%、女性20代で65.7%、女性30代で63.0%と高い数字になり、若年層ほど副業意向が高い傾向にありました。一方で、「あまりしたくない」、「まったくしたくない」と回答で多かったのは男性40代で28.0%、女性40代で22.4%と一定数副業を実施したくない人がいるということもわかりました。
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■副業を行わない理由は、「本業が忙しく、副業をする時間・余裕がない」、「副業をするために、何をしたらよいのかわからない」の2つが1位という結果に。
現在副業を行っていない理由については、「本業が忙しく、副業をする時間・余裕がない(27.0%)」、「副業をするために、何をしたらよいのかわからない(27.0)」との回答が最も多くあげられました。
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■参考情報:ダブルワークを希望する方も増加。スキルや経験を活かせる時短専門派遣サービス「ZIP WORK」
専門的なスキルや経験を活かして働きたいと思っていても、育児や介護など時間的な制約を抱えているために働くことができない方々と、即戦力として主体的に活躍できるスキルを持った人材を求めている企業、双方の希望を叶えるために時短専門派遣サービス「ZIP WORK(ジップワーク)※1」は誕生しました。
フルタイムではなく、週3日、1日6時間など、自身の希望に合った時短勤務で就業が可能となるため、育児や介護だけでなく、副業と両立しやすいことも特徴です。ここ数年は、ダブルワークを行うために当サービスの利用を希望する派遣スタッフの方が35%以上を占めるなど、多様な働き方を望む方が増えていることがうかがえます。実際に「自分がやりたい仕事と両立できて充実している」や「それぞれの仕事で得た知識や人脈を双方に活かせる」などの利用者の声もあります。
当社は、今後も一人ひとりが望む働き方を実現できるような就業機会の創出に寄与してまいります。
※1 ZIP WORKは株式会社リクルートホールディングスが提案する働き方の概念で、雇用形態を限るものではありませんが、リクルートスタッフィングは人材派遣事業を通じて「ZIP WORK」の創出を推進していきます。
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