プレスリリース
座学と探究学習の間を埋める実践形式のデータサイエンス講義を実施
QO株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:恒藤優、以下「QO」)は、次世代にデータやリサーチの技術知見を受け継ぐ活動「みのり」の一環として、一般社団法人 e-donutsとともに、京都府立嵯峨野高校の高校1年生約300名を対象に「データサイエンスとデータ分析」をテーマとした100分間の出張講義を行いました。
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2022年度施行の新学習指導要領において新科目「情報」が追加されたり、「数学」においても「統計的な推測」の単元が概ね必修扱いとなったりと、公教育においてもデータサイエンスの学習が重要視されています。嵯峨野高校でも、「数学」においてデータサイエンスの授業を行っていた一方で、先生方は「概念についての理解はあるが、 活用の仕方等の理解が進んでいないのではないか」といった課題意識を抱えていました。企業の実践的な講義も取り入れることで、データサイエンスが試験のためだけでない学びであることを認識すると同時に、社会との接点を通じて将来働くことへの期待感を醸成することが求められていました。
こうしたニーズに応えるべく、QOは「データサイエンスとデータ分析」をテーマに、実践形式の講義を企画しました。講義では、データサイエンスの概要として、社会とのつながりやデータ分析の根幹となる仮説の重要性について説明した後、演習を行いました。演習では、実際に生活者アンケートのクロス集計表を分析し、調査データを踏まえてマーケティングプランナーになったつもりで「カフェチェーンの新商品企画アイディア」の方向性を提案するケーススタディに取り組んでいただきました。最後には、マーケティングやリサーチに関わるQO社員の視点から、データサイエンスに携わる仕事の面白さや仕事観について触れました。
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グループワークに取り組む生徒の様子
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生徒が考えた新商品企画アイディアの一例
生徒の方々に、「データサイエンス」や「データ分析」に対するイメージについて講義前後の変化を尋ねた*ところ、講義前は「仕事にしている人しか触れない」「専門的なもの、難しい」といった回答があがりました。対して、講義後は日頃の学校における学びや生活との親近感を感じていたり、データを踏まえて結論を出し意見交換する思考力やデータを正しく読み取る注意力など普段の授業だけでは習得できない学びを実感していたりと、様々な角度からデータサイエンスに興味を抱く声が見受けられました。また、「働くこと」や「仕事」に対しての印象も尋ねた*ところ、「文系・理系で視野を狭めず将来を考えていきたい」「社会人になってからでも、自分次第で方向転換できることを知った」「人の役に立つ実感をもつことも仕事をする理由だとわかった」など前向きに捉える声を多く頂きました。
今後、探究学習支援プロジェクトにおいては、「データサイエンス」に加え、QOが専門性高く培ってきた「リサーチ」の講義の展開も予定しています。引き続き、学びの現場を支えるパートナーとして、マーケティングやリサーチ、データ活用のノウハウ提供に留まらず、学校の抱える悩みやニーズに即した講義により、探究学習の促進を支援してまいります。
* 具体的な声については、別紙内の【講義に参加した嵯峨野高校1年生の声(一部抜粋)】Q1・Q2参照
■別紙はこちらから
【QO株式会社 会社概要】
代表取締役社長:恒藤優
本社:東京都中央区京橋2-7-19 京橋イーストビル9F
設立:1965年6月
事業内容:リサーチソリューション事業、マーケティングプランニング事業
コーポレートサイト:https://www.q4one.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
QO株式会社 広報室
MAIL:corporate.info@q4one.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES