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Abies Ventures Fund II 投資事業有限責任組合へのLP投資について

(PR TIMES) 2024年08月22日(木)18時45分配信 PR TIMES


・ Society 5.0に向けたディープテック領域における新規事業の創造の推進
・ ユニコーンスタートアップの創出に向けた国内スタートアップのグローバル展開支援
・ 機関投資家からの資金調達の拡大

 株式会社産業革新投資機構(本社:東京都港区、代表取締役社長:横尾敬介、以下「JIC」)は、主としてシード・アーリー期のディープテック・スタートアップに投資を行うAbies Ventures株式会社(以下「Abies」)が運営するAbies Ventures Fund II 投資事業有限責任組合(以下「AVF II」)に対し、15億円のLP投資を行うことを決定しましたのでお知らせします。
 JICはオープンイノベーションによる企業の成長と競争力強化に対する資金供給を通じて民間投資の促進や投資人材の育成等を行い、我が国の次世代産業を支えるリスクマネーの好循環の創出をミッションとしています。
 JIC はミッション達成のため、民間ファンドへの LP 投資や傘下のファンドによる企業等への投資を通じて政策的に意義のある事業分野への投資を行います。


AVF IIに対するLP投資について

(1) JICの投資基準
 JICの投資基準*では「Society5.0に向けた新規事業の創造の推進」と「ユニコーンスタートアップの創出」が重点投資分野として挙げられています。具体的には「AI、IoT、ロボットといった第四次産業革命に関する技術の社会実装の他、バイオ・創薬・ヘルスケア、モビリティ、宇宙、素材、電子デバイス等の国際競争力を持ちうる事業分野」や「グローバルな経済圏において競争力をもって持続的に成長することを目標とするユニコーンスタートアップ(企業価値が 10 億ドル以上となる未上場スタートアップ)の創出」に向けた長期かつ大規模なリスクマネー供給が必要とされています。
https://www.j-ic.co.jp/jp/investment/criteria/

(2) 投資分野の現状
 Society5.0 の実現のためには、デジタル技術も活用したフィジカル技術ベースの非連続なイノベーションに基づき、社会課題の解決に大きなインパクトをもたらす可能性を有する技術で、その研究開発段階から上市までに長い期間と相当程度の資金を要するディープテックに取り組むスタートアップへの支援が極めて重要となります。また、少子高齢化等を背景に、国内の市場規模がグローバル市場の中で相対的に縮小していく中、ユニコーンスタートアップに成長するためにはグローバル市場への進出が重要となります。スタートアップのグローバル進出においては、国や地域ごとに異なる規制、商慣習、文化、言語など様々な問題に対応する必要があることから、豊富な知見を有する VC からの支援を受けることが望ましい状況です。

(3) AVF IIについて
 Abiesはディープテックの中でも1.ロボティクス/モビリティ、2.高度情報処理/通信技術、3.新素材/環境技術、4.宇宙という4つの技術領域に投資セクターを特定することで専門性やノウハウを蓄積しており、AVF IIにおいても同領域でディープテック投資に注力する方針です。JICはAVF IIへのLP出資により、民間資金が不足するディープテック領域へのリスクマネー供給の拡大、ディープテックの社会実装の加速に繋げ、Society5.0に向けた新規事業や新産業創造に貢献することを企図しています。
またAbiesは、主要メンバーによるグローバルネットワーク等を活用した投資先の海外事業展開支援や海外投資家からの資金調達支援を強みとしており、JICはAVF IIへのLP出資がユニコーンスタートアップ創出に向けた国内ディープテック・スタートアップのグローバル展開支援の促進に繋がることを期待しています。
加えて、JIC はディープテック領域において競争優位性のある知見やネットワークを有すAbiesが運用するファンドに対してリスクマネー供給、体制整備等の支援を行うことで、機関投資家からの資金調達の拡大、ディープテック分野に対する中長期的なリスクマネーの呼び水効果の創出を期待しています。

<AVF II>
名称  :Abies Ventures Fund II 投資事業有限責任組合
設立  :2024年
存続期間:10年(最長2年間の延長が可能)
GP   :Abies Ventures GP II有限責任事業組合
                                                      
<Abies会社概要>
名称   :Abies Ventures株式会社      
設立   :2017年
所在地  :東京都
代表者  :山口 冬樹



(参考)JIC のファンド投資戦略  

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126311/22/126311-22-082341899c3e60d2c20f4a50f0037eae-575x436.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]





(参考)JIC のLP投資のねらい

(1)企業の成長と競争力強化に向けたリスクマネー供給の「呼び水」
産業競争力強化の観点から重要であるものの、民間投資資金が不足している分野(投資戦略、セクター、ステージ、地域等)への資金供給を行い、短期及び中長期的な民間投資資金の「呼び水」となることを企図します。

(2)リスクマネーの好循環を支える多様な投資チーム・投資人材・投資戦略の創出

1.投資チーム
JICからの投資を通じて、ファンドの運用チーム(運用会社)の経験値とトラックレコードを積み上げ、投資家への対応力を上げることで、次号ファンド以降機関投資家(年金・海外投資家等)からのリスクマネー仲介の担い手としての成長を促進します。

2.投資人材
JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)等の業界団体、機関投資家、投資先運用者の協力を得ながら、運用者におけるベストプラクティスの研究・導入、投資人材の育成を支援します。

3.投資戦略
日本に定着している戦略以外の戦略でも、ファンド設立等に対しJICがLP投資することで市場に多様性と厚みを付加します。


株式会社産業革新投資機構(JIC)について
JIC は2018 年 9 月、産業競争力強化法に基づき発足した投資会社です。JICは、Society5.0に向けた新規事業の創造の推進、ユニコーンベンチャーの創出、地方に眠る将来性ある技術の活用、産業や組織の枠を超えた事業再編の促進、を重点投資分野としています。これらの分野に対し、傘下のファンドや民間ファンドへの LP 投資を通じてリスクマネーを供給することで、我が国におけるオープンイノベーションを推進し、我が国産業の競争力強化や投資エコシステムの拡大に貢献することを目指しています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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