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資生堂クリエイティブ株式会社

資生堂クリエイティブが色覚多様性を体感できるメイクを提案

(PR TIMES) 2024年10月10日(木)17時15分配信 PR TIMES


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-e262c69eb207102c13f21f6b013f3e39-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
共創パートナーの畝本 彩美(あぜもと あやみ)さん

資生堂クリエイティブ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:杉友 ジョージ 壮) は、色覚多様性*1に着目し、マイノリティの視覚を体感できるツールを活用し、ビューティーの世界における見え方のちがいを表現しました。
本取り組みは当社内プロジェクト「SHISEIDO Universal Beauty Design(R)」プロジェクトチームによるものです。流行やマジョリティの好みを反映した市場のカラーメイクアップは全ての生活者に「美しい」と思って受け入れられているのかという観点で、「美を疑え」をテーマに、新たな「色覚多様性を体感できるメイク」を提案しました。
*1 色覚多様性 網膜が光を受けた際に色を感じる錐体細胞は3 種類ありますが、遺伝等の先天的または事故などの後天的な要因により、錐体の数が少ないために色の捉え方が違う方々が一定数存在します。最も割合の多い色覚型は「C型色覚」で、色覚マイノリティである「P型色覚」および「D型色覚」をもつ方は、日本では男性約5%・女性約0.2%、欧米では男性約8-10%・女性約0.5% の割合で存在すると言われており、他にA型色覚、T型色覚をもつ方もいます。
■共同制作ビジュアル「MY COLOR MY BEAUTY」の開発
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-03507aceeb135eee828c7d4e3b6b66e5-3900x2758.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
完成したビューティーショット

新たな美のクリエイションとして、色覚多様性におけるマイノリティの世界の見え方を、そうでない生活者が体感できるメイクアップキットとビジュアルの制作に挑戦しました。
制作にあたっては、企画段階から視覚障がい(弱視*2) のある、かつ色覚マイノリティである畝本彩美(あぜもと あやみ)さんと共創し、株式会社資生堂ビューティークリエイションセンターのメイクアップアーティスト協力のもと、協議を重ねました。
資生堂の多種多様な口紅・アイカラーの中から、畝本さんが最も「美しい」と感じる色を選び、選定された色と、畝本さんが見たときに見える色とを対にしたカラーキットを資生堂クリエイティブチームが制作。さらに、畝本さんはそのアイテムを施したモデルの撮影ディレクションにも参加しました。撮影にあたり、色覚マジョリティとされるC型色覚をもつスタッフは「バリアントール*3」を着用し、畝本さんが見ている色覚マイノリティの世界に近づけながら、新たなビューティーの表現を一緒に完成させました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-ebd07b7d35c4249c93defd6f061d8c04-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
畝本さんによる資生堂メイクアップ商品選定の様子
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-719ee4a472cc4a67d478aa502a71edb9-3840x2160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
バリアントール*3を使用した撮影中の様子

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-35248ae4e02adc8bde4ae0f7ccafde16-3900x2723.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
色弱者の視覚を疑似的に再現することのできる色弱模擬フィルター「バリアントール*3」
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-6bebc81d90cde73a94b442986effcecd-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
C型色覚者から見えるカラー(左)/畝本さんから見える色を表現したカラー(右)

*2 色弱と弱視は異なります。色弱とは色の識別が一般とは異なること、弱視は眼鏡などで矯正しても十分な視力が得られない状態を指します。
*3 バリアントール 一般色覚者と呼ばれるC型色覚をもつ方が、P型色覚やD型色覚の方の見え方を体験するためのカラーユニバーサルデザイン・支援ツール。伊藤光学工業株式会社、豊橋技術科学大学、高知工科大学による産学連携プロジェクトから生まれ、タカラサプライコミュニケーションズ株式会社にて販売中。 https://www.variantor.com/jp/
■今後の展開予定
2025年初頭には「MY COLOR MY BEAUTY」を含む一連の活動を一般公開する予定です。
また、共創パートナーである伊藤光学工業株式会社のウェブサイトにおいても、バリアントール活用事例として近日中の公開を予定しております。
資生堂クリエイティブでは、あらゆるものに美を見出す姿勢を貫き、引き続き美の体験を拡張していきます。
■SHISEIDO Universal Beauty Design(R) (資生堂ユニバーサルビューティーデザイン)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93510/22/93510-22-65878d462febc4389a4387b6d0df0f23-3900x2723.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左から上村玲奈、塩田笑子、北村淳
2017 年にスタートした当社発のプロジェクトであり、当社のデザイン哲学の一つ。見た目の美しさだけを追い求めるのではなく、化粧品に触れるあらゆる生活者がストレスなく、かつ気持ちが高鳴りときめく体験を、全ての人に提供することを目指している。
https://www.shiseidocreative.com/universal-beauty-design



【クレジット】
- 企画・立案・制作塩田笑子・上村玲奈・北村淳(資生堂クリエイティブ株式会社)- フォトグラファー金澤正人(資生堂クリエイティブ株式会社)- ヘアメイクアップアーティスト百合佐和子 (株式会社資生堂)- 動画制作小野強志(株式会社onophoto)・笠井慎吾(株式会社瓜ヶ谷)- 共創パートナー畝本彩美タカラサプライコミュニケーションズ株式会社伊藤光学工業株式会社- キャスティング株式会社プロシード- モデル姫川セリーヌ
資生堂クリエイティブ株式会社 https://www.shiseidocreative.com/



プレスリリース提供:PR TIMES

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