プレスリリース
破傷風の抗体は大丈夫?被災地の医療資源を大切に
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石川県能登地方を震源とする地震の影響により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
医療法人社団 べスリ会 東京TMSクリニックと新宿クイッククリニックにおいて、能登半島地震復興に向けて現地に出向く医療従事者とボランティアの方に向けて、破傷風ワクチンの無償提供を開始いたしました。
背景として、東京TMSクリニックと新宿クイッククリニックは、東日本大震災の際、福島医大で学生生活を送っていた医師を中心に運営しております。3.11で多くの方に助けていただいた分、今回の能登半島地震において、少しでも恩返しができればと使命感に燃えており、破傷風ワクチンの無償提供をする運びとなりました。
破傷風とは:
主に傷口から土砂などに含まれる破傷風菌が入り込むことで感染します。ほんの小さな傷からも感染し、口や手足のしびれなどの症状があり、治療が遅れると死亡するリスクも高い病気です。国立感染症研究所によると、日本では年間100例ほど発生し、そのうち5-9例が死に至ります。東日本大震災において、2011年3月と4月に宮城県、岩手県で合わせて10件の報告があり、適切な処置がなされたことから、死亡者はいなかったものの、7例は搬送が、うち3例が被災地3県以外での治療が必要となりました。がれきの撤去作業など怪我をする可能性のある作業に従事する場合は注意が必要です。感染して被災地の医療リソースを奪ってしまわないよう事前に予防をしましょう。
破傷風にかからないために:
最終接種から10年以上経過している場合は、被災地ボランティアに向かう前に必ず予防接種を受けるようにしましょう。例えば、12歳の時に受けた二種混合DTワクチン(ジフテリア・破傷風)が最後であれば、22歳が破傷風ワクチン追加接種の目安の時期です。
被災地に感染症を持ち込まない!
被災地は、私たちが普段暮らしている環境に比べて感染症が発生・拡大しやすい環境です。その中には、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症だけでなく、破傷風も含まれます。被災地の貴重な医療資源を無駄にしないよう、ボランティア活動の予定のある方は、事前に破傷風ワクチンを接種して、免疫を万全の状態にしてから向かうことを心がけましょう。東京TMSクリニック(恵比寿駅前)と新宿クイッククリニック(新宿駅前)では、被災地ボランティアに行かれる方を対象に破傷風ワクチンを無償で提供しております。被災地ボランティアに向かう上では、まずはご自身が感染症にかからない・感染症を持ち込まないことが重要です。
予約はこちらから
https://travelclinictokyo.jp/01122024-2/
プレスリリース提供:PR TIMES