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株式会社ハイレゾ

ハイレゾがAI需要増加を受け建設中の第2データセンターで、脱炭素を推進する特許・意匠権を出願

(PR TIMES) 2022年01月28日(金)16時45分配信 PR TIMES

エアコンなしでサーバールームの温度と湿度を調整し、空調電力を90%削減

国内最大級のGPU(※)専用データセンターを運営する株式会社ハイレゾ(本社:東京都港区、代表取締役:志倉喜幸、以下当社)は、石川県志賀町に建設中の第2データセンター建物構造物に関し、廃熱効率に優れた設計により、エアコンを使わずにサーバールーム内の温度と湿度の調整を可能にする意匠権および特許権を出願いたしました。
※GPU:Graphics Processing Unit、3Dグラフィックスなどを描写する際に必要な計算処理を行う半導体チップ

[画像1: https://prtimes.jp/i/58027/22/resize/d58027-22-f0849cde1699f8b685dc-0.png ]

全世界のデータセンターでは、毎年推定200Tワット/時の電力が消費され、温室効果ガス(CO2)排出量は全排出量の5.9%を占めると言われています。国内でも、経済産業省が2021年7月に発表した「『次世代デジタルインフラの構築』プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)の概要」に「2030年までに40%以上の省エネ化を実現する」と盛り込まれ、IT業界全体の大きな課題となっています。

当社は、2019年より石川県志賀町にて”エアコンを使用しない”GPU専用データセンターを運営しており、昨今のAI・ディープラーニング等の需要拡大を受け、同地域に第2データセンターを新たに建設中です。第2データセンターでは、これまでの廃熱処理に関する知識と経験をもとに、「違い棚屋根方式」と名付けた段差を用いた屋根による廃熱効率に優れた建築物の意匠権と、外気とサーバーの廃熱を活用した温度・湿度調整に関する特許を申請いたしました。


空調電力を90%削減し、国内最高水準のPUE1.1未満を実現

現在稼働中の第1データセンターは、エアコンを使わないことで空調電力を90%削減し、電力使用効率を示すPUE(※)が国内最高水準の1.1未満となっています(国内主要データセンターのPUE平均は1.4)。このたび建設中の第2データセンターは第1データセンターをさらに上回る電力使用効率のPUEとなる見込みであり、消費電力をおさえることで、温室効果ガス排出量を抑制します。

※PUE:Power Usage Effectiveness、データセンター全体の消費電力をサーバーなどのICT機器の消費電力で割った数値。 1.0に近いほど効率的。

当社はこれからも国産の計算インフラとして、AIを始めとしたデータ産業の発展に寄与するとともに、IT業界の脱炭素の取り組みを推進してまいります。

(第2データセンター完成予想図)
[画像2: https://prtimes.jp/i/58027/22/resize/d58027-22-532a700fcf899b6a7dfd-1.jpg ]



出願情報

特許出願中(特願2022-004710)
意匠登録出願中(意願2022-000640)

(参考)「次世代デジタルインフラの構築」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画(案)の概要
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/green_innovation/industrial_restructuring/pdf/003_04_00.pdf

■会社概要
企業名  株式会社ハイレゾ
所在地  東京都港区元赤坂1-1-8 赤坂コミュニティビル5F
代表者  代表取締役 志倉 喜幸
事業内容 GPU専用データセンターの運営、GPUクラウドサービスSOROBANの提供、広告事業
URL   https://highreso.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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