プレスリリース
〜浄土真宗本願寺派 築地本願寺からのお知らせ〜
2022年度上半期(2022年4月〜2022年9月)は、新型コロナ感染状況を鑑みながら少しずつ行事やイベントを開催してまいりました。ここに2022年度上半期の活動報告と下半期に予定されている大きな行事などをご報告いたします。
<上半期の主な活動内容>
1.6月11日 築地本願寺アプリを本格リリース。現在、ダウンロード数は7000。
2.8月3-6日 3年ぶりに納涼盆踊り大会を、入場者制限を行いながら開催。
3.9月1日 佃島分院で竣工式。カフェや介護付有料老人ホームが同じビルに入居。
4.9月1日 関東大震災100回忌追悼法要を実施
※詳細は次ページ以降をご覧ください。
宗務長(しゅうむちょう)が変わりました 〜 新宗務長・中尾史峰よりご挨拶
この度、8月26日付で新たに築地本願寺宗務長に就任しました中尾史峰です。直近の約8年間は京都の本願寺(西本願寺)にて、それ以前は長らく浄土真宗本願寺派宗務所に勤めていました。
安永前宗務長による築地本願寺の改革は、京都から見聞きしていました。東京が情報発信の主体となっている今の時代に、築地本願寺の取り組みや広報活動については、本山も宗門も取り入れられるところからどんどん取り入れています。築地本願寺だけではなく、東京教区(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡の1都8県)のお寺、住職や門信徒の方たちの発想や感覚、時間の捉え方はダイナミックであり、他の地域とかなり違うのではないかと思います。
今回、宗務長という立場となったことで、まずは築地本願寺の現状を確かめ、早く理解・消化していきたいと考えています。着任してからも、境内や寺院周辺を歩きながら、計画中の修復計画についてなど自分の目と足で確認している日々です。
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私たち浄土真宗にとってまもなく迎える「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年」は大きな節目となります。これを機縁に、時代にあった布教・伝道の在り方が各地域でどうあるべきかなどを考える必要があります。
特に、現在はオンライン技術を活用できるお寺が増え、新型コロナ感染状況の中でも、お寺と門信徒や参拝者との新たな接点を生み出すことが出来ています。しかし、仮に今後「ウィズコロナ」のような生活スタイルが当たり前となった時に、私たちはリアルでのつながりをどう強化していくべきなのかは、浄土真宗のみならず仏教界全体の大きな課題であり、築地本願寺ならではの知恵とエネルギーで率先して取り組んでいく必要があります。私自身も築地本願寺スタイルを吸収しつつ、自分の言葉に置き換えながら、たくさんの方々と触れ合っていきたいと思います。ぜひ見かけましたらお気軽にお声をおかけください。
築地本願寺 宗務長 中尾 史峰
※なお、副宗務長の異動もあり、9月より築地本願寺役員体制は
代表役員・宗務長 中尾 史峰(なかお しほう)
責任役員・副宗務長 木村 共宏(きむら ともひろ)
責任役員・副宗務長・東京教区教務所長 東森 尚人(ひがしもり しょうにん)となっております。
2022年度上半期(4月〜9月)の活動報告
1.6月11日 築地本願寺アプリのリリースを開始し、3か月で約7,000ダウンロードしていただいています。
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6月11日に築地本願寺公式アプリを本格リリースし、現在、約7,000ダウンロードをいただいています。
アプリでは、仏教を分かりやすく理解できるコンテンツや、 YouTubeチャンネルでリアルタイム配信している「築地本願寺LIVE」を1クリックでご覧いただくことも可能です。
特にどなたでも仏事のことや日頃の悩みを築地本願寺の僧侶に相談できる「お悩み僧談」は連日たくさんの投稿をいただいています。
これからもこのアプリを通して、築地本願寺や浄土真宗、仏教を身近に感じていただき、少しでも多くの方とのご縁が生まれることを期待しています。
2.8月3日〜6日 第75回築地本願寺納涼盆踊り大会を3年ぶりに開催
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8月3日から6日までの4日間、3年ぶりに「築地本願寺納涼盆踊り大会」を開催致しました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場者を1日2,700名、前売りチケット制とさせていただき、踊りに参加する際もマスクの着用をお願いするなど、本格的な開催とはなりませんでしたが、期間中は多くの方にご来院をいただき、築地の夏の風物詩を久しぶりにお届けすることが出来ました。
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本来は参加者が4日間で80,000人を超える盆踊りであり、自由にご参加いただけなかったことは非常に残念でしたが、少しでも雰囲気を味わっていただく新たな試みとして、築地本願寺YouTubeチャンネルでのライブ配信も実施。連日200名を超える方々にご視聴頂きました。
ご来院の方、またYouTubeチャンネルで視聴いただいた方々よりも開催できたことへの安堵の声と、本来の賑わいを求める声がありました。
来年こそ、制限なく皆さまを受け入れられる開催となることを心から願っております。
3.都内5番目の「佃島分院」の運用を9月1日より開始
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1934(昭和9)年より使用していた「佃島説教所」の跡地に地上 9 階・地下 1 階の「築地本願寺佃ビル」を竣工、都内5番目となる「佃島分院」の運用を9月1日より開始しました。「佃島分院」は2階に本堂と事務所を構えます。1 階には「築地本願寺カフェTsumugi はなれ 月島店」や「赤ちゃんフラット」(授乳室)が設けられ、3階から9階については、介護付有料老人ホーム「ドーミー月島駅前」が入っています。
この月島・佃島エリアは、昔ながらの古い街並みや長年居住している住民もいる一方で、高層マンション建設によって新たな住民も増え、改めて地域全体での新しい街づくりが求められています。
その中で、佃島分院は豊洲・有明地域への都市開教事業の拠点となるとともに、同地域の社会福祉事業の一助ともなるべく活動してまいります。
4.9月1日 関東大震災100回忌追悼法要修行
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今年2022年は、1923(大正12)年に発生した関東大震災から99年、つまり「100回忌」にあたり、築地本願寺では震災のあった9月1日に新宗務長の中尾の導師のもと、総勢30名以上の築地本願寺の僧侶で追悼法要をお勤めいたしました。
関東大震災に伴う火災によって、築地本願寺(当時は築地別院)の木造の本堂は焼失しました。その後建てられたのが古代インド・アジア様式で鉄筋コンクリート造りの現在の本堂です。今でこそ当たり前の鉄筋コンクリート造りの建物も、当時日本のお寺では非常に珍しい物でした。震災による火災により本堂を失った教訓を活かし、地震や家事に強い本堂が建てられたのです。
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また築地本願寺所蔵の『本願寺救護部記録』や映像資料『関東大震災記録映像』には震災当時の記録が鮮明に残っています。そこには築地本願寺が浄土真宗本願寺派による復興支援の中心として活動する姿が記録されています。なお、関東大震災の記録を映像として残しているこの資料は貴重なもので、テレビの特集番組やドラマなどでの利用希望も多く頂いています。
そして今、築地本願寺では次にいつ起こるか分からない災害に備えるべく、避難所として機能できるよう災害備蓄品を常備し、自治体との連携を深め緊急時に協力できる体制を整えています。
2022年度下半期(10月〜2023年3月)の主な予定
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10月8日.9日 第3回「安心シニアライフエンディングフェア」開催
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人生100年の時代。これからの生活や終活について考えたい方などのために、多種多様なセミナーやブースをご用意したエンディングフェアを10月8日.9日に開催します。
健康促進と終活の専門家による講演や、終税理士事務所、葬儀会社など、普段の生活ではなかなか接する機会が少ないプロフェッショナルによる無料相談会やサービスのご案内があります。
さらに今回は築地本願寺がニッポン放送で提供するラジオ特別番組
『出張!徳さんとお坊さん」※の公開収録が行われます。
すでに観覧席は予約で満席ですが、11月13日(日)19時〜20時の本放送はどなたでもお聞きいただけますので是非お楽しみください。
※築地本願寺がニッポン放送で提供しているラジオ番組「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」内コーナー「徳さんとお坊さん」(毎週土曜日朝5時50分〜58分)の特別番組
11月から築地本願寺カフェTsumugiが“ブックカフェ” になります!
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築地本願寺インフォメーションセンターは2017年11月1日の開設より、多くの皆さまにご利用をいただきましたが、5年となる本年11月1日から「築地本願寺カフェTsumugi」が仏教書などを読むことが出来るブックカフェとして生まれ変わります。
従前の人気メニュー「18品の朝ごはん」「ブッタボウル」などはそのままに、客席の増席なども含めた全面リニューアルを行う予定で、憩いの場としてさらに利用しやすくなることを目指します。また、ブックカフェでご紹介する書籍の一部は「オフィシャルショップ」にてご購入いただけるようになります。
ブックカフェの詳細については追って築地本願寺公式ホームページで10月下旬頃に公開予定です。
【リニューアル工事に伴う休店について】
休店期間:10月25日(火)〜31日(月)
リニューアルオープン:11月1日(火)朝9時
※期間中は「築地本願寺カフェTsumugi」「オフィシャルショップ」が休店となります
11月11日〜16日に「報恩講」の法要をおつとめします
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『報恩講」は浄土真宗の宗祖親鸞聖人のご命日をご縁として、私たちを救ってくださる仏さま(阿弥陀如来)、そして親鸞聖人をはじめ先だっていかれた方々のお導きによって私たちが念仏のみ教えに出遇い、生きる依りどころをいただいているご恩にお礼を申しあげる法要です。
築地本願寺では毎年11月11日から16日の6日間、報恩講の法要をおつとめいたします。
今年度も、新型コロナウイルス感染症拡大前の規模での開催とはなりませんが、前年度に引き続きオンラインでの配信も全日程実施する予定となっています。本堂で参拝した時には見えない角度からご法要をご参拝ができたり、お経やおつとめの意義や内容についての解説を画面上で見ることが可能です。
『報恩講』は築地本願寺YouTubeチャンネルで配信しますのでぜひチャンネル登録をしてお待ちください。
親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要について
2023年は浄土真宗本願寺の宗祖親鸞聖人がご誕生されて850年、その翌年2024年は親鸞聖人が浄土真宗を開かれた「立教開宗」から800年という節目の年をお迎えします。
築地本願寺の本山である京都・西本願寺では2023年3月29日から親鸞聖人のお誕生日である5月21日まで、5期30日に渡り「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」をお勤めいたします。
また築地本願寺でも本山の法要の翌年2024年を中心に法要や記念行事を予定しています(詳細な内容は未定)
50年前の親鸞聖人御誕生800年・立教開宗750年の節目の法要の際には、日本武道館を使用して行事を行ったと記録が残っています。この度の宗派を挙げたお祝いの法要がどのような形となるのか、本山の法要の詳細は浄土真宗本願寺派の公式ホームページをご確認いただき、築地本願寺の法要は続報をお待ちください。
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【浄土真宗本願寺派ホームページ】https://www.hongwanji.or.jp/
浄土真宗本願寺派 築地本願寺について
築地本願寺は、京都の本願寺(西本願寺)を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院です。現在の本堂は1934年に落成。オリエンタルな雰囲気をもつ外観と、浄土真宗寺院の伝統的な造りの内観、さらにパイプオルガンやシャンデリア、ステンドグラスもあるユニークな礼拝施設です。本堂や正門などは2014年に国の重要文化財に指定されました。
“開かれたお寺”のスローガンのもと、誰もが入りやすく、親しめる場所を目指して、境内にカフェ・ショップなどが入ったインフォメーションセンターもあります。
新型コロナウイルス感染症拡大以降は、オンラインで法要をお受けしたり、YouTubeチャンネルに法話をのせるなど、非対面でも教えにふれられる機会を多数設けていますので、ぜひHPをご覧ください。
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プレスリリース提供:PR TIMES