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株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー

生成AI(ChatGPT)を利用した採用業務の効率化を確認

(PR TIMES) 2024年02月07日(水)12時45分配信 PR TIMES

〜トランスコスモス・デジタル・テクノロジーの実証実験レポート〜


株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:所 年雄、以下 当社)は、AI活用の可能性を広げるため、AIに置き換えることが難しいと言われていた採用業務に関して社内での実証実験を行いました。

背景


当社では以前より、生成AI(ChatGPT)の活用に関して様々な可能性を探っており日々研究・開発を行っております。その一環としてこの度、ヒトに代わって作業するのが難しいと考えられている業務領域について、AI活用の可能性を探るために実証実験を行いました。
現在、事業拡大に伴い中途採用において多くの方々からの応募をいただいておりますが、募集職種が多岐に渡りスキルの確認ポイントが様々であること、さらに書類の記載形式も応募者により異なるため、書類選考に多くの時間を割いておりました。そこで書類選考の一部にAIが活用できるのか、さらに採用業務の負担が軽減されるのかについて検証を行いました。

概要


今回の実証実験では、生成AI によって事前に応募内容の要約や確認ポイントの洗い出しが必要であり、プロンプトの工夫が重要な要素となりました。多様な応募職種があるため、共通部分と職種やポジションごとに異なる条件との組み合わせを何パータンも検証し精度をあげていきました。
また生成AIによる要約内容を採用管理システムに反映する作業については、RPAを活用することで採用管理の一連の業務プロセスをシームレスに行い効率化を図りました。
 ・開発期間  :2023年9月1日〜2023年11月3日
 ・実証実験期間:2023年11月6日〜2023年12月20日
 ・対象件数  :101件

■本実験でのプロンプトの精度
・資格、スキル、経験年数など定量的なものについては、人とAIの判断は一致する傾向
・定性的な内容については、一致率は下がる傾向
・応募してきたものと異なるポジションでの選考はできない(複数ポジションの選考ができない)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105064/21/105064-21-0dafeab9fb81060e6d6ba633db7a9e3a-944x233.jpg ]


■システム構成
企業利用に向けてセキュリティ対策・管理に信頼のある、Azure OpenAI Serviceを利用しています。他の構成は全て Microsoft Azure のマネージドサービスを活用することで、急な業務増加に対応できる環境を確保しつつセキュリティを担保し、安定運用とコストの削減に繋げました。また、Microsoft Power Automate上でRPAを実施することでAzureとシームレスな連携が可能となりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105064/21/105064-21-f03d7cfd1a95c3f49b36dfa384e38c35-3370x1110.jpg ]

・アウトプットのイメージ
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105064/21/105064-21-2eb24490f6b149daf8a1c0ea90455577-865x718.jpg ]

■効果
今回の実証実験では、下記の作業時間の削減を確認できました。
・フォーマットが異なる職務経歴書を担当者が読み込む時間
・RPAを活用することで、採用管理システムに反映する作業時間
当社においては、年間で約400時間の工数削減となる試算です。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/105064/21/105064-21-c12f3276335e9891595f9086da0046f3-1091x242.jpg ]


■課題
繰り返し実証実験を行うことで、主に以下について改良が必要であることも明確になりました。
・長文や不揃いのものは評価しにくい
・複数のポジションマッチングができない
人事担当者へのヒアリングやプロンプトの見直し、AI活用範囲を拡大して要約部分をクリアにするなど、実証実験を重ね精度をあげていく予定です。

今後の展開


今回の実証実験では、中途採用の書類選考においてAIを活用することで人事部門の業務効率化につながることが確認できました。今後は人事部門だけではなく、企業運営において必要な他の業務についても生成AIの可能性を広げてまいります。当社はDXパートナーとして、今まではテクノロジーの利用が難しいと言われていた分野にも進出できるよう研究・開発を行いソリューション提供してまいります。

※Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。


【日本マイクロソフト株式会社様からのエンドースメント】
株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー様による、生成AI(Azure OpenAI Service)を活用した採用業務の効率化に関する実証実験について、歓迎を致します。生成AIが人事部門の業務効率化につながることが確認され、今後は企業運営において必要な他の業務についても生成AIの可能性が広がることが期待されます。今後、弊社のDXパートナーとして、株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー様による最新テクノロジーを活用した各種領域へのソリューション提供していくことが楽しみです。

日本マイクロソフト エンタープライズサービス事業本部 インフラストラクチャ&サービス営業統括本部
統括本部長 三代川 雅一 様

【株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジーについて】
当社は「トランスコスモス株式会社」のデジタルテクノロジーに関する戦略子会社として、ソリューション活用、ソフトウェア開発、運用ならびにコンサルテーションを行っております。高い技術力と幅広いソリューションでお客様にあったご提案、またそのあとの追跡や検証までをトータルでサポートできるのが特長です。高度な技とこれまで培ってきた知見を活かし、お客様のデジタルトランスフォーメーションパートナーを目指します。
https://www.trans-cosmos-digtec.co.jp/

■会社概要
名称  :株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー
代表者 :代表取締役社長 所 年雄
東京本社:〒100-6607 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー 7F
事業内容:1. 情報システムの開発・運用・販売並びにコンサルテーション
     2. ハードウェアとソフトウェアの一体化した複合システム設計及び構築業務
     3. ソフトウェアの開発・運用・販売
設立  :2007年1月1日
資本金 :1億円(トランスコスモス株式会社100%出資)



プレスリリース提供:PR TIMES

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