プレスリリース
「ミカン下北」のブランドデザインが、世界三大デザイン賞のひとつ「Red Dot Design Award 2022」にて「Red Dot Award」を受賞
京王電鉄のプロジェクトで史上初となる受賞
日本橋・金沢・下北沢を拠点に活動するクリエイティブ集団Konel(本社:東京都中央区、代表取締役:出村光世 以下、Konel)が京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、取締役社長:都村智史)とパートナーシップを組みブランドデザインを行った、井の頭線下北沢駅高架下施設「ミカン下北」が、世界三大デザイン賞のひとつである「Red Dot Design Award 2022(2022年レッド・ドット デザイン賞)」において、「Red Dot Award」を受賞しましたのでお知らせいたします。
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受賞部門は「Brands & Communication Design」で、約50か国、およそ9000件の応募の中から選出されました。
■Red Dot Design Awardとは
「Red Dot Design Award」は、1955年から開催されている世界最大級のデザイン賞です。国際的に権威ある賞で、「iF DESIGN AWARD」、「International Design Excellence Awards(IDEA)」と並ぶ世界三大デザイン賞といわれています。「プロダクトデザイン」「ブランド&コミュニケーションデザイン」「デザインコンセプト」の3つの部門に分かれ、毎年世界70以上の国や地域の企業、組織、デザイナーから20,000件を超える応募が集まり、年に一度、国際的に活躍するデザインの専門家によって、デザインの独創性やクオリティー、意義性などの基準から審査が行われます。
受賞した作品は世界中のデザイナーが集う授賞イベントで表彰されると同時に、ドイツ、シンガポール、中国にあるレッド・ドット・デザインミュージアムに展示されます。また、受賞作品は、2022年10月28日からRed Dot Design Awardの公式ホームページでオンラインにてご覧いただけます。
Red Dot Design Award 公式ホームページ
https://www.red-dot.org/
Red Dot Award 受賞デザイン ミカン下北について
ミカン下北は、京王電鉄が開発を進めてきた下北沢駅前の新施設です。まず、“商業施設をつくる“のではなく“新たな街の顔つきをつくっていく“という発想にプロジェクトを転換し、「東京都実験区下北沢」というコンセプトで下北沢を再定義しました。新しいものや発展途上なものに排他的な街もある中、この街にはどんなものでも受け入れてくれるような空気感や土壌があることに着目し、自由で実験的なトライを促し発信することは新しいプレイヤーを呼び込み、人が集まって街が活性化すると考えたからです。そして街全体を実験フィールドとしながら、そのコンセプトを体現する中枢として本施設を位置づけ、ブランドづくりを進めました。
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下北沢は、多様な文化や人々が交差しながら絶えず編集され変わり続けている、いわば“未完“の街だと言えます。「ミカン下北」はそこに下北沢の普遍的な魅力を見出したことによるネーミングであり、ジャンルや価値観を超えてさらに人々が混ざり合う場所となって、実験的な挑戦や新たな出来事を生み出し続けていきたいという思いが込められています。それを象徴するロゴは、人々がトライ&エラーを繰り返しながら新しいものを生み出そうとするアグレッシブな姿勢を、頭文字の「ミ」からインスピレーションを得た“塗りつぶし“をモチーフとしてシンボリックに表現しています。さらに、人々がこのブランドに関わりやすくなるように、誰もが真似して描けるデザインにしました。なお、実験する人や内容の個性を引き立たせられるようにということから、モノトーンをブランドカラーにしています。
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■受賞コメント:クリエイティブディレクター:足立章太郎(Konel)
下北沢は、たくさんの人の愛着や思いと強く紐づいている街です。そこを大切に考えながらプロジェクトに携わらせていただく中で、多くの人にとって、街を変えてほしくないのではなく“変わり方“が重要なんだということに気づきました。本ロゴデザインは、みんなで下北沢を下北沢らしくアップデートしていこうという旗印でもあります。思いに共感してくださる街の内外の方をどんどん巻き込んで、次の下北沢をつくる強力なエネルギーとなってくれるだろうミカン下北に、今後ともぜひご注目ください。今回の受賞が、その一助になってくれたら本当に嬉しく思います。
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■受賞コメント:プロジェクトリーダー:菊池祥子(京王電鉄)
本プロジェクトは、まさに世界的な新型コロナウイルス感染拡大の真っただ中で進められました。事業環境が一変したように見えますが、沿線人口の減少、テレワーク推進による鉄道利用の減少などは今後起こるはずだった変化が急激に加速したに過ぎません。鉄道会社における沿線事業のビジネスモデルの転換点を迎えているという危機感を受けて、「ミカン下北」ではいわゆる商業施設の運営の枠を超え、未完成という名前が体現しているように、開業をピークとせず、街の人々との「関わり代」や一緒に取り組む「伸び代」を作る仕掛けを継続的に行っています。
その中で、「実験」という切り口で下北沢を見つめ直すと、この街には実験的な面白いプレイヤーであふれていることに改めて気づかされました。「実験」という言葉が後押しになり、私達自身も様々な活動にチャレンジし、そこから生まれる人とのつながりや巻き起こる実験的取り組みを発信していくことで下北沢にさらに挑戦が起こり、ユニークな人が集まる街として盛り上げていきたいと考えています。
この度の『Red Dot Design Award 2022』Brands & Communication Design部門の受賞を大変嬉しく思っております。ネーミングやロゴデザインが、我々の行動にまで影響を及ぼし、チャレンジを後押ししてくれる存在であることが、この賞を受賞できた理由の一つではないか、と勝手ながら感じています。
Konelについて
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Konelは「妄想と具現」をテーマに、30職種を超えるクリエイター/アーティストが集まるコレクティブです。 スキルの越境をカルチャーとし、アート制作・研究開発・ブランドデザインを横断させるプロジェクトを推進。日本橋・下北沢・金沢の拠点を中心に、多様な人種が混ざり合いながら、未来体験の実装を続けています。 グループの知財図鑑では、先端テクノロジーの応用法を発信し、企業との共創に取り組んでいます。主な作品に、脳波買取センター《BWTC》(2022)、パナソニックの共同研究開発組織「Aug Lab」にて共作した《ゆらぎかべ - TOU》(KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展)や、フードテック・プロジェクト OPEN MEALS(オープンミールズ)と共作した《サイバー和菓子》(Media Ambition Tokyo 2020)など。
▼オフィシャルサイト
https://konel.jp/
代表者:出村 光世
住所:東京都中央区日本橋横山町6-14 日本橋地下実験場
設立:2011年10月
資本金:950万円
本件に対するお問い合わせ先
Konelは、未来の可能性を探るプロジェクトへ積極的に参画します。
コラボレーション・取材に関するお問い合わせは、こちらのアドレスまで。
info@konel.jp
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