プレスリリース
革新的な2つの企業が、日独の経済関係強化に向けて歩み出しました。パートナーシップ契約により、お互いのノウハウ、パフォーマンス、市場アクセスを組み合わせることで、新たな市場の開拓を目指します。
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GPSSグループは、太陽光、風力、中小水力、地熱及びバイオガスなど、サステナブルな資源を用いたエネルギー供給事業を手段に、サステナブルな社会の実現を目指す企業グループです。
地域に存在する未利用の水・風・熱などの自然の恵みを「コモンズ*」と捉え、「まず地域から」を合言葉に、ステークホルダーである地域コミュニティと共同でエネルギー供給事業を行い、社会をサステナブルにします。 (https://gpssgroup.jp/)
*「コモンズ」とは、社会全体にとって共通の財産となる資源、共同で保守・管理すべき資源を意味します。
ドイツのCYTOK GmbHは、革新的な技術を持つ企業であり、再生可能な資源からグリーンな電気、暖房、冷房を供給するPower-to-Gasエネルギーシステムの数少ないサプライヤーです。ドイツ北東部ロストック市で開発されたPower-to-Gas技術を用いた、排出ガスを出さない蓄電システムなど、世界的に特許を取得している技術を持っています。( https://www.linkedin.com/company/cytok/ )
この度、GPSSグループの一員であるGPSSエンジニアリング株式会社とCYTOK GmbHは、長期的なパートナーシップ契約を締結しました。
本契約により、両社は革新的で持続可能なプラント開発の分野で強みを発揮し、フィールドテスト済みの Power-to-Gasシステムを市場に提供する機会を手にしました。
CYTOKの代表取締役であるクラウス・シルマー(Klaus Schirmer)は、「私たちの住む地球を将来の世代に残すために、両社のノウハウを結集して気候変動に挑むことが互いの目的です」と述べています。
また、GPSSグループの共同代表である倉田隆広は「ドイツで既に実績のあるCYTOKの技術をアジアにおいて展開することで、世界に貢献していきたい。 」と述べています。
CYTOKの技術は、発電したグリーン電力を敷地内で100%分散して使用するため、非常に高い利用率を実現しています。これを可能にしたのが、大容量のエネルギーを蓄えることができる「Power-to-Gas」コンポーネントです。CYTOKシステムは、第1ステップで発生したグリーン水素を、貯蔵せずに直接グリーンメタンに変換します。これにより、水素用に高価な改造をすることなく、既存の天然ガス向けの安価な機材を使用することができます。このソリューションは、既存のインフラに対してすぐに導入することができ、既存の電力・ガスネットワークと冗長化することができます。
サバティエ反応によるメタン化に必要なCO2は、クローズドループで保管され、自己発生したメタンの燃焼から回収・貯蔵し、メタン生成に何度も利用することができます。そのため、グリーン天然ガスを燃焼させてもCO2を排出することはありません。さらに、独自の燃焼プロセスにより、窒素酸化物や微細な粉塵を発生させない、完全なエミッションフリーを実現しました(ドイツその他で特許取得済み)。
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GPSSは、CYTOKから日本・台湾、そして将来的には他のアジア諸国における本技術の独占販売権を持ちます。CYTOKは、複合プラントの計画、設置、試運転で培ったノウハウと経験をGPSSグループと共有し、アジア地域で優れた市場知識、独自のネットワークを持つ同社とともに、新たなメガマーケットへの市場参入を果たします。
この革新的な技術を用いた初期のパイロットプロジェクトはすでに計画段階にあり、今後数ヶ月の間にさらなる協力関係によって 開始される予定です。
両社は、この新しいパートナーシップと、それによってもたらされる可能性に大きな期待を持っています。
本件へのお問い合わせは
GPSSグループ
広報グループ pr@gpss.jp
Cytok GmbH
https://www.linkedin.com/company/cytok/
プレスリリース提供:PR TIMES