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把握しづらい不妊治療のメンタル課題を可視化し、医師・専門家と連携サポートする「ninpathケア」のトライアル運用を開始

(PR TIMES) 2021年12月27日(月)11時15分配信 PR TIMES

不妊治療可視化アプリ「ninpath」を提供する株式会社ninpath(本社:東京都港区、代表取締役CEO:神田大輔)は、不妊治療患者のメンタルを中心とした診療支援を行う新機能『ninpathケア』のトライアル運用を開始しました。
本機能はninpathにおいてユーザーの心理状態に関するテストを行い、研究等で広く活用されている心理尺度を用いることで、顕在化しにくいメンタルの問題に対して適切にアプローチし早期解決に導きます。
ninpathケア詳細:https://release.ninpath.com/care.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/55467/21/resize/d55467-21-82ce6f387e713f82c5ed-3.png ]

不妊治療は、患者にとって「心理的な負担」と「物理的な負担(経済面・環境面・身体面等)」が非常に大きく、気づかぬうちにメンタルに多大な影響を及ぼすケースが多いことが課題となっています。また「高度不妊治療を受ける女性の約半数が治療初期の段階で、すでに軽度以上の抑うつ症状あり」との研究結果*1) が出ており、今年11月に発刊された生殖医療ガイドラインでも不妊治療中の患者の方々に向けた心理的・社会的ケアが推奨されています。しかし、カウンセリング受診のハードルが高いことや専門ケア人材リソースの不足など複雑な問題が多く絡んでおり、各医療機関の力量に頼るしかない状況が続いています。
不妊治療患者を取り巻く環境は、保険適用をきっかけに大きく変化する過渡期を迎えているものの、依然として心理・社会面でのサポートが必要な状況は続いていくと考えています。ninpathは、私たちにできることからひとつずつ取り組んでいくために、まずは治療周期のデータと連動させたメンタル状態の可視化とそのケアから始めることにしました。
今後もninpathは、子どもを望む方がお一人でも多く、不妊治療に関して遠回りをすることなく、最適な方針を検討できるように不妊治療患者の方々を様々な角度からサポートしてまいります。
*1) Kato, T., Sampei, M., Saito, K. et al. Depressive symptoms, anxiety, and quality of life of Japanese women at initiation of ART treatment. Sci Rep 11, 7538 (2021).


■ninpathケア実装の背景
ninpathが不妊治療経験者のユーザーを対象に実施したアンケートによると、不妊治療は患者に様々な心理的影響が出ることと、自身のメンタル状況を担当医にも把握してほしいというニーズがあることがわかりました。

設問1:不妊治療中のメンタル状況について経験があること(複数回答可)

気分が落ち込んだりイライラしたり晴れない感じがあった:79.9%
誰かに相談したり話を聞いてほしいと思った:62.7%
不眠、倦怠感、食欲不振、体重の増減などの身体症状が出た:37.9%
うつ、不安障害、適応障害などの精神疾患の診断/症状が出た:10.7%
特になし:8.9%
その他:0.6%


[画像2: https://prtimes.jp/i/55467/21/resize/d55467-21-0453af4ad69110eadf77-1.png ]


設問2:メンタル不調への対処についてサポート体制がある場合、通院中のクリニック/担当医にメンタル状態の把握を望むか

把握してほしい:53.8%
どちらでもよい:35.5%
把握してほしくない:9.5%
医師・人による:1.2%


[画像3: https://prtimes.jp/i/55467/21/resize/d55467-21-0c396bfb306b8e02b15c-0.png ]

アンケート回答者数:169人
※うち93名が現在通院中、75名が治療経験者、1名が治療検討中の方による回答

この他「アプリ上で簡単な質問に回答することで、ご自身のメンタル状況をチェックできる機能があった場合、利用してメンタル状況を客観的に把握してみたいと思いますか?」という設問に対しては、約50%の方が「使ってみたい」、約37%の方が「興味はある」と回答され、自身のメンタル状況を客観的に把握したいというニーズも伺えました。
こうした患者ニーズが見える一方で、不妊治療クリニックに勤務する複数の医療従事者へ向けて実施したヒアリングによると、メンタルに関するカウンセリング等の存在自体は認知されていても実際に利用される方は少なく、「自分には必要ない」「自分は大丈夫」と考えられている方が多いということがわかりました。
この結果を受けてninpathは「心理的負担を感じている不妊治療患者に向けた十分なメンタルケアはされておらず、適切なタイミングでカウンセリング等を受けるきっかけを提供する仕組みが必要とされている」と考え、自身のメンタル状態を気軽に診断でき、適切なケアラーへの導線をご案内できる『ninpathケア』の仕組みを構築いたしました。


■nipnathケアご利用方法
スマホで設問に答えることで、気軽にご自身のメンタル状況を把握することができます。
Step1. 不妊治療可視化アプリ「ninpath」にユーザー登録し、治療状況等を登録する
Step2. アプリ上で1分で回答できる設問に答えて、メンタル状態をモニタリング
Step3. ユーザー様同意の上、うつや不安症状等のリスクなどのメンタル状態を通院中のクリニックに共有も可能*2
Step4. カウンセリング希望者に向けて生殖心理カウンセラー、不妊カウンセラーなどのninpath登録カウンセラーによるカウンセリングをご提供
*2)ninpathケア提携クリニックのみになります
[画像4: https://prtimes.jp/i/55467/21/resize/d55467-21-26507598cf3aa7cd676b-2.png ]

<ユーザー様ご利用料金>
ninpathケア機能への登録・モニタリングの利用:無料
オンラインカウンセリングのご利用:45分 5,000円(生殖心理または不妊カウンセリングからご選択可能)

<トライアル運用パートナークリニック>
メディカルパーク横浜 https://medicalpark-yokohama.com/
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町 1 丁目 1 番 8 号 日石横浜ビル 4 階
※パートナークリニック随時募集中


■「ninpath」とは
不妊治療の記録・管理はもちろん、ご自身の状況に近い第三者の治療データと比較することができるサービスです。子どもを望まれる方は年齢・身体の状態など、お一人お一人の状況が異なる上、医療機関によって不妊治療の治療方針が異なるのが現状です。そこで『ninpath』では、不妊治療の周期毎の記録・管理のみならず、ご自身に近い第三者の治療データ等と比較することで、自分自身の客観的な状況を把握することができ、今後の指針を考えるきっかけを提供しています。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=3HpWeolpgq8 ]



■会社概要
代表取締役CEO:神田 大輔
設立:2020年3月
事業内容:不妊治療可視化アプリ『ninpath』の開発・提供と、不妊治療と仕事の両立支援を行う『ninpath career』の提供・運営
サービスサイト:https://ninpath.com/


■本件に関するお問い合わせ窓口
株式会社ninpath 広報:高橋
mail:info@ninpath.co.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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