プレスリリース
トイレ・自販機・階段・食堂などなど、掲示場所にちなんだ秀逸コピーで訴求し、ガイダンスは応募殺到!
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「就職活動も 一歩前へ!」富山県デザイン展で大賞を受賞した就活ガイダンスの告知ポスターとは
「勇気を持って一歩前へ」この言葉をトイレで見かけたことのある人は少なくないのではないでしょうか。言葉の通りにしておけば服や靴が汚れずに済んだのに…と後悔することもあるでしょう。就活も同じです。「まだ自分には早い」と油断していると、あっという間に就活生になりみんなに先を越され、あのとき一歩前に進んでおけばよかった…と後悔することになってしまいます。
富山大学は、年々就職活動が早期化するなか、就活に意識が向いていない学生を、主催した就活ガイダンスに集めるため「この発想はなかった!」と驚くようなキャッチコピーと場所に告知ポスターを掲示しました。その結果、200名の枠に対して500名の応募を獲得、大盛況で幕を閉じ、また今回第62回目となる富山県デザイン展でも大賞の富山県知事賞を受賞しました。
デザイン制作した株式会社ROLEのHP>> https://www.role.ne.jp/works/graphic/tomidai2021.html
”地味に刺さるお知らせ”標語のようなポスター
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ポスターは、標語のようなキャッチコピーとイベントの概要を記載したシンプルな構成で、それだけにコピーのメッセージが”刺さる”お知らせになっています。有名人のセリフのパロディや親父ギャグのような言葉遊びなどクスッと笑えて、つい見てしまうコピーは全部で44種類もあります。
「この発想はなかった!」ポスターの掲示場所が面白い!
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富山大学の就活ガイダンスの告知ポスターは、キャッチコピーはもちろんですが、「ここにも!あそこにも!こんなところにも!?」と驚くような場所にも掲示してあったことが大きなポイントです。トイレ・自動販売機・食堂・階段・廊下など約200枚のポスターが学生と接する様々な場所に貼り出されました。
通常、一般的な大学で貼り出される就活ガイダンスのポスターやチラシなどの告知物は学務室の前や就職・キャリア支援センター、就活情報掲示板など、いわゆる“情報需要の高い場所”で目にします。しかしこの度の『就活を本格的に始める前段階の3年生』を対象にしたイベントでは、まだ就職活動に対して意識が向いていない生徒が多いことから、上記のような場所での掲示では訴求力が弱いと予測しました。また、就職情報掲示板などは同一多種の告知が多いことから情報が埋もれてしまう為、”単独で目立たせて、かつ「そろそろ就活を始めないとまずい」”と思わせる告知戦略として、通常はチラシなどが貼られていない場所に張り出し、その場所ならではのメッセージで訴求しました。
掲示場所+キャッチコピーで学生の心を動かす
・階段途中の壁
「エスカレーターがあったら楽なのになあ」と階段を登る時に誰もが一度は考えたことがあるような気持ちをキャッチコピーに盛り込む。
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・様々な扉の前
扉は入口でもあり出口でもある。学生である自分から脱却し、社会人になるための就活の入口へ向かうようなイメージにも繋がる。
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・トイレの壁
キャッチコピーの通り、「こんなところまで!?」と思わず声に出してしまいそうなトイレの壁にも掲示。
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・野外活動の場所や帰宅時の駐輪場
思わず声に出して読みたくなる親父ギャグのような表現でアピール。
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・飲食の場
食堂や自動販売機に合わせたギャル語のような表現。
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・アイテムごと
学生なら誰もが使うコピー機やATMコーナーにも、アイテムに合わせた内容で呼びかける。
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掲示場所や構想段階から、教員・学生を巻き込んだ“共犯型プロジェクト”
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デタラメな場所への掲示ではなく、土地勘ある学生たちとフィールドワークから
学内の様々な箇所に広告を掲示するというゲリラ的なプロジェクトにつき、クライアントである大学側の調整も大変でした。また、広告対象である学生たちの具体的な動線を掴むためにも、学生インターシップに協力してもらい、普段よく人が集まる場所や通行率が多い場所などをフィールドワークを通して資料を作ってもらいました。
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プロジェクト担当教員:尾山 真 さんのコメント
おやま まこと|富山大学
地域連携推進機構 地域連携戦略室 准教授/就職・キャリア支援センター 副センター長
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就活に意識が向いていない学生を就活ガイダンスに集めることが課題でした。これまでにない告知をしようと羽田さんに依頼し、このポスターが生まれました。申し込みが増えただけでなく、広く就活を意識させる効果がありました。
受賞した富山県デザイン展「富山県知事賞」とは
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富山県デザイン展とは、公募したデザイン作品を審査し一堂に展示することで優れたデザインへの理解を深め、広く社会の豊かな生活文化の形成に寄与すると共に、富山県のデザイン技術の高度化と産業振興を目的とした、グラフィック作品、建築、インテリア、プロダクト作品などの総合デザイン審査会です。
企画から制作まで。株式会社ROLEの『言葉』を使った仕事が面白い
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脳の誤認識、いわゆるタイポグリセミアと呼ばれる現象を用いた和菓子屋の広告がネットやメディアで話題になったり、仏具の製造で有名な富山県高岡市の職人たちをご先祖さまに変装させた「冥土in高岡」のシリーズ。まるで週刊誌の中吊り広告のようなコピーだらけの美術館ポスターなどなど、ROLEは広告に楽しさを仕掛けます。
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デザインスタジオ ROLEについて
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羽田 純(ROLE/)
1984年大阪出身。ギャラリーのキュレーションを8年間担当した後、2015年、富山県高岡市に事務所を開設。行政、企業、団体問わず、言葉や企画の面白さを生かしてクライアントの推進力を高める仕事のお手伝いをします。
【所 属】JAGDA、TOYAMA ADC、高岡伝統産業青年会(第44代目会長)
【受 賞】TOYAMA ADCグランプリ/とやまクリエーター大賞/富山県デザイン展 大賞/ゴールデン ピン デザインアワード ベストオブデザイン賞(台湾)/東京TDC入選/JAGDA新人賞ノミネート 他
【近年の主なクライアント(50音順)】
北日本新聞社/サントリー美術館/高岡市/富山県/ディスカバージャパン/富山県水墨美術館/北陸博報堂/中尾清月堂(和菓子)/らーめん玉/ReBITA/ほか
株式会社ROLEのHP>> https://www.role.ne.jp
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