• トップ
  • リリース
  • 高い改ざん検知性とポータビリティを有するアプリケーションの実現に向けて、Scalar DL 3.0 をリリース

プレスリリース

高い改ざん検知性とポータビリティを有するアプリケーションの実現に向けて、Scalar DL 3.0 をリリース

(PR TIMES) 2021年07月14日(水)18時45分配信 PR TIMES

株式会社Scalar(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO兼COO:深津航、代表取締役CEO兼 CTO:山田浩之)は、改ざん検知性とスケーラビリティを有する分散データベースであるScalar DLにおける新しいメジャーバージョン3.0を公開しました。Scalar DL 3.0では、新しい改ざん(ビザンチン故障)検知機構であるAuditorが追加され、改ざん検知が可能なデータベースアプリケーションの開発がさらに容易になりました。加えて、Scalar DB 3.xへの対応を行い、Scalar DLは多様なデータベース上での稼働が可能となりました。
 Scalar DLは、改ざん検知性とスケーラビリティを有する分散データベースソフトウェアです。これまで、改ざん等の任意の故障(ビザンチン故障)を検知するために、Scalar DM (Ordering)と呼ばれる機構が提供されておりましたが、3.0においては、新たな改ざん検知機構として、Auditor機構が加えられました。これにより、スケーラビリティや性能を損なうことなく、改ざん検知を行うデータベースアプリケーションの開発や運用がさらに容易に行えるようになりました。

 また、Scalar DLにおいてScalar DB 3.xへ対応を行うことにより、Scalar DLはScalar DBが対応する多様なデータベース上での稼働が可能となりました。これにより、Scalar DLを用いたアプリケーションは高いポータビリティを実現します。例えば、初期はScalar DLアプリケーションのデータベースにMySQLを利用し、当該アプリケーションの利用者数やアクセス数が増えた際に、データベースを高いスケーラビリティを有するAzure Cosmos DBやAmazon DynamoDBへ移行するということが、アプリケーションの書き換えなしに行うことが可能となります。

 今後は、引き続きScalar DLの高性能化を高機能化を行いつつ、次世代の改ざん検知性を有する分散データベースに向けて、研究開発を推進していく予定です。

Scalar DLとは
Scalar DLは、「高い改ざん検知性」「高いスケーラビリティ」「強い一貫性」等の性質を併せ持つScalar社独自のデータベースソフトウェアです。
https://github.com/scalar-labs/scalardl

Scalar DBとは
Scalar DBは、汎用的なトランザクションマネージャおよびトランザクションインターフェースです。Apache License 2.0の元で公開されています。
https://github.com/scalar-labs/scalardb

プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る