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特定非営利活動法人Homedoor

無関心の壁を突き破るために「ホームレス状態の人たちが撮った写真集」の無料寄贈を行います

(PR TIMES) 2022年06月03日(金)11時45分配信 PR TIMES

カメラマンは、年齢も性別も状況もさまざまなホームレス状態の人たち。

写真集『アイム Snapshots taken by homeless people.』は日本ではじめて、ホームレス状態の人たちが自分たちの街を撮影して制作されました。ホームレス支援の延長に写真集制作を行ったのは、いままでホームレス問題に関心のなかった層に届けたい、という思いからでした。さらに支援の輪を広げるため、写真集を置いていただける図書館や自治体施設、教育機関などを募集しています。ご協力をお願いします。
発行元は、2010年からホームレス支援を行う大阪の認定NPO法人Homedoor(ホームドア)。ホームレス状態の人たちがそれぞれの視点で切り撮った日常には、独自の世界が広がっています。

1枚の写真からは、背景にある思いもよらぬストーリーが浮かび上がります。巻末には、その詳細が垣間見れる1人ひとりへのインタビューが収録されています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-0162a71dc56b747471be-0.jpg ]

(p. 57)私、おうちがない生活をずっとしていたものですから、きっとおうちに憧れているんです。だから、お花畑の中にこういう小さな赤い屋根の置物があったり、バラ園とかでも建物があってお花があったりしたら、その建物をすごくいいなあとか思ったりするんです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-c911ba61389035db41d7-1.jpg ]


(p. 130)俺子どもがいるんですよ。そう。うちの小学生、幼稚園児。愛すべきくそがき。去年会いました。いまは母親と一緒に住んでます。それと同じブランドマンションですよ。あげるって言ってあげました。俺、くも膜下やったんです。それで仕事がダメになって。

[画像3: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-28c92ba5530f8f3b6e99-2.jpg ]


(pp. 162-163)座ってて、ぽっと見たら、朝焼けや思って。自分で撮ってこわって思った。こうなるんや。これね、5時すぎぐらいかな。いつも夕焼けを撮ろうと思ってたんですけど、なかなかタイミングが合わなくて。たまたま朝焼けがきれいなときに撮ったんだと思います。贅沢を言えたら、虹も撮りたいな。

図書館や書店からの反響の声
発売後、わたしたちが想像していた以上に書店さまからのご注文をいただきました。また、図書館の方からも応援の声をいただきました。その一部をご紹介します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-db4ea7518be6724f2c09-3.jpg ]


見慣れた街の風景を、このように撮影するのかと唸ったり、構図の巧みさにハッとさせられたり、驚くほどの色合い表現に感心したりと、ホームレス状態の人たちの撮影した写真にとても惹きつけられました。巻末のインタビューで語られる「街」、「好きなもの」、「人生」は多岐にわたります。





写真という作品を介しているからか、おだやかな口調でたくさんの「私」が語られていました。何度もインタビューと写真を往復しながら、それぞれの社会背景や生き方の選択に深く思いを巡らしました。写真という作品からのアプローチは、今までのホームレスといった一括り的な見方を、いとも軽やかに変えてくれるものだと確信しています。



あかし市民図書館 館長 大久保 明子


その存在は知っているけれど、外国の人以上に遠い存在。話をしたこともない。けれど、写真を見たとき、1人1人の個性を感じ、インタビューでは、ごく普通に同世代の体験談を聞いているようだった。

自らホームレスという生き方を選んだ人だと思っていたのが、ふとつまづくようにそうなってしまった…文中にもあるように100人いれば100通りの理由があるのだろうけれど、ちょっとした知恵や助けがあれば、そうならなかった人もたくさんいるように思える。その助けを実際に行っているのがHomedoorさんなのだろう。

生活保護や行政の仕組みを知っていたら違った道も見つかったかもしれない。こういうことを、小学生のうちから学校で教えるべきじゃないか?と、前から思っているのだけれど、どうなんだろう?『アイム』は、今まで自分の知らない、知ろうとしなかった世界を教えてくれる。きっと何かを考えるきっかけになる1冊です。

ダイハン書房本店 山ノ上 純

コメントを寄せていただいたみなさまに心からお礼と感謝を申し上げます。


学校や企業など、幅広く寄贈先を募集中
発売後の反響をいただくことで、いままでホームレス問題を深く知らなかった方にも声が届いていることを実感しました。もともと写真集を制作したのは「写真集を通してホームレス状態にある人たちの視点や声に触れるきっかけをつくりたい。そして、新たな理解を促し「誤解と偏見」を解消する機会をつくりたい」という思いでした。

これからさらに多くの方にホームレス問題をより身近に感じてもらうことを目的に、この写真集を置いていただける教育機関や施設、企業の方を募集しています。一人でも多くこの写真集を届けるため、ご協力をお願いいたします。


【募集概要】
募集期間:2022年6月〜在庫がなくなり次第終了
申し込み方法:写真集『アイム』寄贈希望フォームより、お申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfdW1FtoyxXeDqcU0FcBUswUjiAK3-N_K3DGXQ_kJCrbfautQ/viewform
参加資格:公共図書館、自治体施設、教育機関、企業・団体など

※基本的には1冊ずつの寄贈となりますが、複数ご希望の方はその理由とともにフォームにご記入ください。
※広く一般の方に知っていただくという目的での寄贈となるため、今回は団体や法人のみ寄贈対象となります。個人の方は恐れ入りますが、ご購入もしくは図書館ご利用ください。
※寄贈の対象とならない場合もございます。あらかじめご了承ください。
※応募多数の場合、先着で締め切りますので、早めのご応募をお待ちしております

寄贈内容
『アイム Snapshots taken by homeless people.』

編:Homedoor
発行:Homedoor
発売:ライツ社
発売日:4月28日(木)
定価:2,100円+税

日本初、ホームレス状態にある人たちがカメラで街を切り取った写真集。クラウドファンディングで600万円以上の支援を集めた話題のプロジェクトがついに書籍化。彼らの世界をみる視点が、世界が彼らをみる視点に変化を与えることを願って。
※スリーブケースのデザインは4種類ありますが、ランダムにお届けします
https://wrl.co.jp/2022/04/18/im/

[画像5: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-3fa1f129f0b110883f36-4.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-65bb9b7943524055d6cf-5.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-b6fa523a3759edc479b9-6.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/16497/21/resize/d16497-21-d79e04ba797c66a95a85-7.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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