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近年設立された国内VCファンドのパフォーマンスが好調、投資開始から4年で1.5倍

(PR TIMES) 2023年09月04日(月)00時40分配信 PR TIMES

Preqin社、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会と国内VCパフォーマンスベンチマーク第5回調査の結果を公開

”The Home of Alternatives”をコンセプトに、オルタナティブ投資の包括的なデータを提供するPreqin合同会社(以下プレキン)は、一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(以下JVCA)と共同で、第5回パフォーマンスベンチマーク調査結果を公開しましたので、お知らせいたします。調査結果の無料ダウンロードはこちら https://go.preqin.com/preqin-jvca-performance-benchmark-2023-jp
JVCAとプレキンは、2019年から、日本に特化したベンチャーキャピタル(以下国内VC)ファンドのパフォーマンスベンチマークを策定することで国内VCの透明性の向上に共同で取り組んでまいりました。

第5回目となる今回の調査の参加企業数は54社と、ファンド数は177本になりました。企業数・ファンド数ともに、第1回目調査より倍増し、コミットメント金額では国内VC市場全体の7割を占めています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/54135/20/resize/d54135-20-3a2f389ec9f28735c423-1.png ]

ベンチャーキャピタルには厳しい1年だった2022年
調査結果から2022年はVC業界にとってとりわけ困難な1年であったことが見て取れます。
世界的にあらゆる資産価格が下落し、エグジット環境が悪化する中、国内VC業界においても、エグジットがスローダウンしました。
年間を通したLP投資家への分配金額も計695億円と、前年比41%の減少となっています。

今回から新たに追加されたホライズンIRRデータによると、2022年の国内VCの年間リターンは-0.3%とわずかながらマイナスとなっていることが分かりました。
とりわけマークアップが進んでいた2011〜14年ビンテージにおいて、バリュエーションの調整がみられます。
ただし、PreqinのグローバルVCベンチマーク(-16.8%)やマザーズ指数(-25.9%)に比べれば、国内VC業界の調整は限定的であることが示されました。

投資活動は引き続き活発、近年ビンテージでマークアップが進む
一方で、国内VCファンドへの出資払い込みは2022年通年で総額1,975億円と、これまでの記録を更新しました。
新規ファンドの設立やスタートアップへの投資は引き続き活発な状況が続いています。

特に2017年から2018年のビンテージが投資開始から4〜5年を経てマークアップが進展していることが見受けられました。
2018年ビンテージは、ネットマルチプルの中央値が22年末時点で1.52倍となり、21年末時点の1.16倍から大きく改善しています。

詳細は調査結果報告書をご覧ください。

調査結果報告書のダウンロード(無料)はこちら


https://go.preqin.com/preqin-jvca-performance-benchmark-2023-jp

調査方法



[画像2: https://prtimes.jp/i/54135/20/resize/d54135-20-81086569a1e448dc598d-0.jpg ]


調査対象:JVCA会員企業の2000年以降に設立されたVCファンドの内、純投資目的で第三者資金を運用するファンド

収集データ:2022年12月末時点のファンドデータ(対LPキャッシュフローやファンド純資産の時価評価額データ)

ファンド純資産の時価評価は国際基準に準拠した公正価値データを最優先とし、それが難しい場合は、国内VCの時価評価慣習に従ったデータを採用しています。
また、通常評価益を計上していないファンドは180日以内のエクイティファイナンスに利用された直近ファイナンス価額でポートフォリオを再評価しています。

※必ずしも国際基準での公正価値評価に準拠したパフォーマンス指標ではないため、本ベンチマークは国際比較には適していません。
参加企業一覧(社名五十音順)


Archetype Ventures合同会社
i-nest capital株式会社
株式会社アコード・ベンチャーズ
朝日メディアラボベンチャーズ株式会社
株式会社ANOBAKA
Abies Ventures株式会社
ANRI株式会社
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
インキュベイトファンド
SBIインベストメント株式会社
株式会社MPower
Angel Bridge株式会社
大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社
株式会社環境エネルギー投資
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
XTech Ventures株式会社
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ
株式会社ケップルキャピタル
Coral Capital
株式会社サムライインキュベート
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
ジャフコ グループ株式会社
新生キャピタルパートナーズ株式会社
STRIVE株式会社
スパークス・アセット・マネジメント株式会社
スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー株式会社
Spiral Capital株式会社
栖峰投資ワークス株式会社
大和企業投資株式会社
D4V合同会社
株式会社ディープコア
DIMENSION株式会社
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)
東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社
株式会社ドーガン・ベータ
DRONE FUND株式会社
日本ベンチャーキャピタル株式会社
Partners Fund
B Dash Ventures株式会社
Beyond Next Ventures 株式会社
株式会社ファストトラックイニシアティブ
株式会社 FINOLAB
フェムトパートナーズ株式会社
Bonds Investment Group株式会社
みやこキャピタル株式会社
株式会社みらい創造機構
合同会社Miraise
株式会社mint
モバイル・インターネットキャピタル株式会社
株式会社UB Ventures
ユナイテッド株式会社
ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社
リアルテックホールディングス株式会社

一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)について


当協会は、2002年11月の発足以来、VC業界における相互連携とベンチャー企業育成の役割を一層強固にするという目的に向かって活動して参りました。VCおよびCVCが加盟する当協会の正会員数は直近5年で倍増して267社となり、業界支援各社による賛助会員も含めると、2023年8月現在で349社という規模となっております。

Preqin(プレキン)について


Preqin(プレキン)は“Home of Alternatives”をコンセプトに、オルタナティブ投資業界で最も包括的なデータ・分析・インサイトを提供し、重要な情報と最先端の分析ソリューションによって、投資ライフサイクル全体を通じて投資家をサポートしています。
約20年にわたり、プライベート市場におけるデータの厳格な収集方法を開拓し、世界の20万人以上の投資プロフェッショナルに資金調達、ディール、パフォーマンスの把握などにご利用いただき、オルタナティブ投資への理解を深めることに尽力しています。

お問い合わせ・ご質問・取材のお申し込み


Preqinでは、メディアの方々向けに記事に必要なデータ等を無料でご提供しております。ご入用の際は下記のメールアドレスまでご連絡ください。

Preqin合同会社 マーケティング 冨岡
メール: preqin.japan@preqin.com
ウェブサイト:  https://www.preqin.com/jp



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