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早期発見で救える休職は52%。AIで「隠れ不調」に気づけるwelldayが、日本初・北里大学と予測についての共同研究を開始

(PR TIMES) 2021年11月25日(木)15時15分配信 PR TIMES

日本初・テキストデータに基づく従業員エンゲージメント予測の学術的実証と深い分析に基づいた従業員エンゲージメントの改善提案が可能に

エンプロイーサクセスプラットフォーム「wellday(ウェルデイ)」を開発・運営する株式会社wellday(ウェルデイ|本社:東京都港区、代表取締役:牟田 吉昌、以下「当社」)は、2021年10月18日より北里大学・渡辺和広講師と日本初のAI(※注1)によるコミュニケーションツールからの従業員エンゲージメント指標予測の学術的な実証を目的に、共同研究を開始します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/47158/20/resize/d47158-20-920304a5010812dff9d0-1.png ]




研究の背景

「隠れ不調」は採用力の低下につながる
リモートワークの浸透や組織の拡大で、従業員のコンディションの変化に気づきづらいことが課題になっています。独自調査によると、約7割のマネージャーが普段のコミュニケーションで拾えない「隠れ不調」に不安を抱えています。(※注2)
従業員の「隠れ不調」に対処できず、万が一休職に繋がった場合、休職者のうち4割は退職すると言われています。(※注3)
会社側が退職の理由を把握できないと、その要因となった職場環境や組織の課題を改善できません。そのため、その後の退職者の連鎖につながったり、退職者の周辺から会社のレピュテーションが下がることにより採用力の低下につながったりする恐れがあります。

隠れ不調が生まれる理由
従業員コンディションの把握の手段として、従業員にアンケート調査をする「パルスサーベイ」が一般的です。一方で、従業員の約半数がサーベイに本音を書いていないと答えています。(※注4)

隠れ不調に先手を打つ「wellday」について
新入社員の中では、約半数が18ヶ月以内に退職すると言われていますが、退職者の中でも52%は、会社や上司の働きかけがあれば退職しなかったと答えています。(※注5)

新入社員の休職・退職にもつながる隠れ不調は、会社や上司から1.本音を拾う、2.早期に検知する、3.正しくアクションする、の3ステップで働きかけることで防げます。「wellday」はサーベイへの回答の負担を減らしながら、従業員の本音を把握し不調に先手を打てるサービスです。

<welldayの3つの特徴>
1.本音を拾う:AIがコミュニケーションツールのテキストデータから従業員エンゲージメントを予測
2.早期に検知する:週に1回コンディションを更新
3.正しくアクションする:人事コンサルタントの監修に基づきエンゲージメントの改善アクションを提案


共同研究の目的

従業員がサーベイに回答した結果とAIによる予測スコアは約80%の精度で合致しています。学術的な実証を通してより「wellday」の予測スコアの信頼性を担保すること、また、コミュニケーションと従業員エンゲージメントの相関分析により改善のアクションの提案をしやすくすることを目的に、共同研究の実施に至りました。


研究の概要


[画像2: https://prtimes.jp/i/47158/20/resize/d47158-20-857604ad0fca355fea78-0.png ]


メッセージプラットフォーム「Slack」を使う企業の従業員を対象に、雇用形態などの従業員の属性とPERMA理論に基づき、北里大学・渡辺講師が日本語版尺度を開発したwell-being指標をアンケートで調査します。この調査で得られた指標と、コミュニケーションのテキストデータからディープラーニングによって予測したwell-being指標を比較分析して、信頼度と有効性の実証を目指します。さらに、どういったコミュニケーションがwell-beingの予測に影響しているのかを解析し、well-being指標が高い従業員・低い従業員のコミュニケーションスタイルを特定し、今後の従業員エンゲージメント改善のための介入の研究に活かします。


研究で期待される成果

1.日本初・テキストデータに基づく従業員エンゲージメント予測の学術的実証
コミュニケーションツールのテキストデータを使った従業員エンゲージメントの予測が実証されると、日本で初めての学術的な実績となります。

2.深い分析に基づいた従業員エンゲージメントの改善提案が可能に
エンゲージメントに影響する従業員ごとのパーソナリティや業務状況を示唆する情報が得られるため、従業員ごとに最適化したエンゲージメントの改善提案が「wellday」の製品上で可能になります。


共同研究への期待とこれからの展望

北里大学・渡辺和広講師 コメント

[画像3: https://prtimes.jp/i/47158/20/resize/d47158-20-479ec74c4855257641cf-2.jpg ]

従来の研究で実施する調査に比べて、welldayとの共同研究は扱うデータ、および手法が魅力的でした。Slackによる職場でのコミュニケーションがテキストデータとして利用でき、アンケートで取得するデータと比較してより一次的な、現場に即したデータである点は有用です。また、手法としてディープラーニングを活用して予測を行うことは、心理学の分野で新規性もあり、より複雑な解析が可能になります。

現在の研究では、well-being指標の測定はできていますが、改善方法(介入)に関する十分な科学的根拠は得られていません。今回のデータ取得は、コミュニケーションツールという従業員と接点を作りやすいチャネルを使うので、今後は指標を予測するだけでなく、well-beingを高めるためにどのような介入の方法が効果があるのかを解明するヒントになると考えています。

■渡辺和広講師 経歴
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻博士後期課程修了後、同研究科 精神保健学分野 助教に就任。国のメンタルヘルスのプロジェクトを推進している川上教授と共に研究を進め、ワークエンゲージメント研究で著名な島津教授や、well-being 研究で著名な kern 博士などとも共同研究を行う。 2020年、第27回日本行動医学会学術総会で『仕事時の座位時間と大うつ病エピソード発症との関連:ベイズ推定を用いたコホート研究』で最優秀演題賞を受賞。2021年より北里大学 医学部公衆衛生学 講師に就任。
共著に「Q&A で学ぶワーク・エンゲイジメントできる職場のつくりかた」などがある他、 Web メディアへの寄稿も行い、分野の普及にも寄与。

wellday Chief Researcher 兼 CTO・中村 コメント

[画像4: https://prtimes.jp/i/47158/20/resize/d47158-20-b26842465a876624b6fb-3.jpg ]

共同研究を通して弊社が行っている AI によるメンタルヘルスの予測が学術的に実証されることで、より安心感をもってお客様に使っていただける状況を作りたいと考えています。
また、心理学分野への AI 技術の活用を推進したいとも考えています。例えば、医学画像の研究やバイオインフォマティクスの分野ですと高度な機械学習や Deep Learning が活用されていますが、心理学だとまだまだな印象です。先進事例となることで機械学習や Deep Learning の手法の心理学への導入を促進し、心理学分野の研究の発展に貢献したいと考えています。

■ 中村圭宏 wellday Chief Researcher 兼 CTO 経歴
東京工業大学大学院知能システム科学専攻博士課程修了。博士(工学)
博士課程ではニューラルネットワークによるノンパラメトリック密度推定のアルゴリズムの研究に従事。博士課程修了後、AI 技術の社会実装を促進すべくリクルートホールディングスに入社。旅行領域の新規事業の AI 構築に従事し、数千宿で使われ数億単位の年間利益のあるサービスを開発。この貢献により全社賞を受賞。その後、創業期より wellday に参画し Chief Researcher 兼 CTO に就任。

「wellday」について詳しく知りたい方へ

サービスサイトはこちらからご覧いただけます。
https://wellday.jp/
下記より製品説明資料をダウンロードいただけます。
https://wellday.jp/request-download
具体的に導入について検討されている方は、下記のリンクより必要事項を入力ください。担当者から課題をお伺いし、エンゲージメント改善に向けたご提案をいたします。
https://wellday.jp/#application_form

■本件に関するお問い合わせ
株式会社wellday PR担当 加藤
連絡先:mkato@wellday.jp

■会社概要
会社名: 株式会社wellday(旧:株式会社Boulder)
設立日: 2019年4月3日
代表者:牟田 吉昌
所在地: 〒108-6022 東京都港区港南二丁目15番1号 品川インターシティA棟22階
事業内容:エンプロイーサクセスプラットフォーム「wellday」の開発・運営
ホームページ:https://wellday.jp/

■注釈・出典
※注1:ディープラーニング
※注2:自社調査「約7割が従業員・組織サーベイは『疲れる』『改善を実感できない』。welldayが『従業員・組織サーベイへの意識と改善状況』を独自調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000047158.html
※注3:あすか社会保健労務士法人「『休職後〜職場復帰後の退職』に関する調査結果」
https://www.all-smiles.jp/news/%E3%80%8C%E4%BC%91%E8%81%B7%E5%BE%8C%EF%BD%9E%E8%81%B7%E5%A0%B4%E5%BE%A9%E5%B8%B0%E5%BE%8C%E3%81%AE%E9%80%80%E8%81%B7%E3%80%8D%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C/
※注4:people doc社「なぜ従業員はサーベイで本音を言わないのかーそして何をすべきか」
https://www.people-doc.com/blog/why-employees-dont-tell-the-truth-in-surveys-and-what-to-do-about-it
※注5:SHRM社「新入社員のオンボーディング:成功を最大化するには」
https://www.shrm.org/foundation/ourwork/initiatives/resources-from-past-initiatives/documents/onboarding%20new%20employees.pdf
Gallup社「従業員の退職に驚き?適度な会話が重要」https://www.gallup.com/workplace/355238/overwhelmed-employee-turnover-stay-conversations.aspx



プレスリリース提供:PR TIMES

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