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GITAI、トヨタ有人与圧ローバ向けロボットアームの開発に着手

(PR TIMES) 2021年12月13日(月)10時15分配信 PR TIMES

宇宙用汎用作業ロボットを開発するGITAI Japan株式会社(以下、GITAI)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と、トヨタが進める月面でのモビリティ「有人与圧ローバ:愛称「LUNAR CRUISER(ルナ・クルーザー)」 向けロボットアームの研究・開発を共同で進めていくことで合意し、2021年6月25日に共同研究契約を締結致しました。
また、GITAIは上記共同研究契約に基づき、トヨタ有人与圧ローバ向けロボットアームのブレッドボードモデル(BBM)の研究・開発に着手致しましたので、以下開発中の試作機を公開致します。

月面において想定される探査、点検、メンテナンス等の様々な用途で活用できるロボットを実現する上での課題として、複数の仕事を実施することが可能な「タスク性能」、広範囲に仕事を行うことが可能な「移動性能」があげられます。
この二つの課題を解決可能なロボットとして、*グラップルエンドエフェクタを両端に搭載したロボットアームと、様々なエンドエフェクタ・ツールやローバ壁面に取り付け可能な*グラップルフィクスチャを研究・開発しています。
*グラップルエンドエフェクタ/グラップルフィクスチャ…ロボットアームの手先を交換(着脱)可能にするためのインターフェース


■GITAIが開発中のロボットアームのBBM
[画像1: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-0cbc45f59348f5ea1635-0.jpg ]

※GITAIが開発中のグラップルエンドエフェクタを搭載したロボットアーム


■GITAIが開発中のグラップルエンドエフェクタ・グラップルフィクスチャのBBM
[画像2: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-7789283f4a2a7e493e47-1.jpg ]

※GITAIが開発中のグラップルエンドエフェクタ

[画像3: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-8e13694be9e3cbc64b51-2.jpg ]

※GITAIが開発中のグラップルフィクスチャ


■月面で複数の仕事を実施することが可能な「タスク性能」の実現について
[画像4: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-fc7eb21e3aa9130d426c-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-31ecc968dde049a64aee-4.jpg ]

※ロボットアームの手先カメラにてグラップルフィクスチャを認識しグラップルフィクスチャを嵌合する様子

GITAIが開発するグラップルエンドエフェクタは可動する爪を有し、グラップルフィクスチャと嵌合することが可能です。また、グラップルフィクスチャは様々なエンドエフェクタ、ツールやローバ壁面に取り付けることが可能です。
グラップルエンドエフェクタは、グラップルフィクスチャと嵌合した際に機械結合、電力結合、通信結合の機能を備え、エンドエフェクタ・ツールなどを操作することが可能になります。
その結果、1台のロボットアームに対し様々なエンドエフェクタやツールを切り替えることで、複数の仕事を実施することが可能な「タスク性能」を実現しています。


■月面で広範囲に仕事を行うことが可能な「移動性能」の実現について
[画像6: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-a148aab1a1ec4e234341-5.jpg ]

※床や壁面に設置されたグラップルフィクスチャと嵌合することで移動するロボットアーム

GITAIが開発するグラップルエンドエフェクタを両端に搭載したロボットアームは、ローバ壁面に設置されたグラップルフィクスチャと嵌合することで、ローバ上を自由に移動することも可能となり、さらにグラップルフィクスチャを建造物などに設置することでロボットアームの移動範囲を上下左右と無限に広げることが可能となります。
また、グラップルフィクスチャに充電機能を備えることで、ロボットアームは移動しながらの充電が可能となります。
その結果、GITAIのロボットアームは広範囲にて仕事を行うことが可能な「移動性能」を実現しています。



■今後の開発について
GITAIとトヨタは2029年の有人与圧ローバの月面への打ち上げを目指し、今後更なるトヨタ有人与圧ローバ向けロボットアームの研究・開発を進めて参ります。
具体的には、複数かつ広範囲に作業を実施するための自律制御技術、低重力・真空・極低温〜高温・レゴリスと言った月面特有の砂や激しい放射線など超過酷環境への対応等に取り組んで参ります。
また、GITAIとトヨタを中心として、チームジャパン勉強会(JAXA、三菱重工、トヨタが幹事会社を務める)参加の他の企業様との連携も見据えたこの共同研究は、有人与圧ローバへの搭載だけでなく、将来の月面社会/月面基地での様々な活動における汎用的なロボットシステムを目指して参ります。



■GITAIのMissionについて
[画像7: https://prtimes.jp/i/42239/20/resize/d42239-20-af5af6ca188ab8a03630-6.jpg ]


GITAIは宇宙に安価で安全な作業手段を提供することを目指す宇宙ロボットスタートアップです。
GITAIは2040年には世界的な宇宙ロケット開発企業と対等なパートナーとして、月や火星に都市を建設したり宇宙コロニーを建設する安価で安全な労働力を提供しています。
彼らが輸送手段を提供し、我々が作業手段を提供します。彼らが輸送コストを下げ、我々が作業コストを下げます。


■GITAIについて
GITAIは以下の各宇宙領域の作業を安価・安全に遂行可能な宇宙用汎用作業ロボットの開発を進めています。
1) 宇宙ステーション船外の作業
2) 軌道上サービス(衛星への寿命延長、宇宙デブリ除去)におけるドッキング・寿命延長・修理・メンテナンス作業
3) 月面探査・基地開発作業

社名:GITAI Japan株式会社(本社)、GITAI USA(米国支社)
CEO:中ノ瀬翔
URL:https://gitai.tech/
問い合わせ先:info@gitai.tech
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/GITAI-1515952648445089/
公式Twitterアカウント:https://twitter.com/GITAI64818084

〈報道関係の方:プレスキット〉
https://drive.google.com/drive/folders/1SFbHK92z-F1RedsRoF0EKPdPbtA7E_Hw?usp=sharing



プレスリリース提供:PR TIMES

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