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Valens Semiconductor Ltd.

バレンズセミコンダクター、Acronameを買収し産業市場向けの革新的なUSB製品を強化

(PR TIMES) 2024年06月04日(火)12時15分配信 PR TIMES


高性能コネクティビティのリーダーであるバレンズセミコンダクター(以下、バレンズ)は先進的なオートメーション/制御技術を専門とする先駆的企業のAcronameを買収したと発表しました。今回の買収により、バレンズは革新的なUSB拡張チップセットをAcroname独自の技術と専門知識で強化した包括的なUSB製品を提供できるようになり、産業用市場での地位を高めることができます。両社のシナジー効果により、お客様は革新的な新製品の市場投入を加速させることができるようになります。

産業/マシン・ビジョン市場ではUSB接続カメラへの移行が進んでおり、特にビジョン・カメラはUSB3接続インタフェースの30%近くを占めています。ソフトウェア制御、テレメトリ・データ、USB-PD、堅牢な製造品質における専門知識を持つAcronameは産業用アプリケーション向けのハイエンドなプログラム可能USBハブ、スイッチ、テスト・オートメーション・システムのリーディング・サプライヤです。バレンズは革新的なVS6320チップセット(市場で唯一のシングルチップSuperSpeed USBの100m産業グレード銅線延長)と組み合わせることで、USB信号の延長、完全にプログラマブルでテレメトリ・リッチなスイッチングの両方を含むUSBペリフェラル向けの総合的なソリューションを提供することができます。バレンズはAcronameの専門知識を得ることにより、USBの制約を受ける産業用マシン・ビジョン、テスト・オートメーション、その他の市場において、革新的なソリューションを提供する新たな機会を獲得できます。

Acronameは製造オートメーション、AV会議室、マネージドITサービス、モバイル・デバイス管理、組込みロボット制御システムなどのアプリケーション向けの製品を設計、開発、販売しています。コロラド州ボルダーに本社を置き、1994年に設立されたAcronameのシステム・オートメーション・プラットフォーム「BrainStem(R)」は世界のOEMアプリケーションで使用されているUSB/USB-PDの管理ツールを含む、高度にモジュール化された拡張可能なハードウェアとソフトウェア・ツールを提供します。BrainStemを搭載した機器は現在40万台以上が現場で使用されており、対象となる消費者向け製品の数は世界最大級です。

バレンズセミコンダクターのCEOのGideon Ben Zviは「Acronameをバレンズに迎えることができ、嬉しく思います」と述べ、さらに「バレンズのUSB製品にAcronameの技術と専門知識を取り入れることでHi-Speed/SuperSpeedのUSBデバイスの長距離延長、シームレス・スイッチングが可能になり、産業用市場に独自の価値提案を提供することができます。今回の買収はバレンズにとって初めてのM&Aであり、製品提供を複数の業界に拡大し、お客様への付加価値を高めることを戦略とする私たちにとって重要なマイルストーンとなります」と語りました。

AcronameのCEOのJustin Gregg氏は「バレンズは産業市場向けの高性能接続を実現するという私たちのビジョンを共有する企業です」と述べ、さらに「私たちは顧客中心主義、技術主導、強いイノベーション精神という私たちのコア・バリューを共有する企業の一員になることを嬉しく思っています。私たちの製品はバレンズの製品の補完する役割として最適です。今後、データリッチな制御オートメーションとクラス最高の接続性を組み合わせた製品を生み出すことに従業員一同、大きな期待を寄せています。また、高性能コネクティビティのリーダーとしてのバレンズの地位を高めることにも強い意欲を持っています」と語りました。

買収額は現金で780万ドルに加え、締結時にAcronameが保有していた現金130万ドルでした。この金額はネットワーキングキャピタルに対する締結後の調整の対象となります。なお、バレンズは2024年と2025年に一定の売上高、EBITDA、キャッシュフローの目標を達成し、2026年6月までに一定の製品を開発した場合、Acronameに最大720万ドルのアーン・アウトを支払う義務を負います。

Valens Semiconductorについて
バレンズセミコンダクターは高速コネクティビティ・ソリューションのリーディング・プロバイダとして、世界の人々に向けてデジタル体験の変革を実現しています。バレンズの半導体チップセットは大手メーカーのさまざまな機器に搭載されており、最先端のオーディオ・ビデオ機器や次世代ビデオ会議機器に採用されているほか、ADASや自動運転の進化を可能にしています。バレンズはコネクティビティの範囲を広げつつ、事業の展開先における基準を確立し、その技術はHDBaseT(R)やMIPI A-PHYなどの業界標準の基礎になっています。詳細については https://www.valens.com/. をご覧ください。

プレスリリース提供:PR TIMES

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