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エヌエスティグローバリスト株式会社

閉ざされた空間での点検作業・危険察知「センサーIoT:SR-APPEAR」

(PR TIMES) 2024年05月09日(木)10時45分配信 PR TIMES

 エヌエスティ・グローバリスト株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:山本直)は、実績と知見を持ち合わせた経験豊富な通信機器メーカーとして、LPWA(Low Power Wide Area)分野の事業領域である『データ通信空白エリアの解消実現』に向けて、日本国内あらゆる場所に、データ通信が利用できる環境を一貫体制で構築しています。
 今回、頑丈な鉄蓋マンホールや機械室の鉄扉など閉ざされた地下空間では、データ通信が出来ない事情で様々な課題を抱え、今後の“アナログ規制の見直し”や“少子高齢化に伴う人手不足”の動向から、人手に頼っている作業をDX(デジタルトランスフォーメーション)活用への転換が必要不可欠となります。これらの改善を目的として各種センサー(データ収集)と高出力LPWA無線(データ通信)を組み合わた「センサーIoTサービス:SR-APPEAR」を現場導入して点検作業の改善・有義性を確認いたしました。
【現状の課題】


     ・地下空間から地上へのデータ通信を実現させるには、一般的な通信手段では困難
     ・地下空間にガスが充満していないか、施設に入る前に安全確認ができていない
     ・遠方にある現場や現場間が離れている場合、 人手による現場巡回は非効率
     ・常時、現場作業者の健康状態が把握できず、管理者は不測の事態に気が付かない
     ・点検作業員の人手不足で現場を回り切れなく無理させると過剰労働に抵触
     ・人手による巡回・点検業務は時間や労力がムダ、また人的ミスの発生つながる
     ・マンホール付近の地上作業は道路使用許可の申請が必要
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93995/19/93995-19-bb586dfdf197e9b00d07b9f709863d4f-967x529.png ]


【提供の背景】


 日本国内で地下空間にある施設は、社会インフラ(電気、ガス、上下水道など)を支える重要な施設が多数あります。今後、高度成長期以降に整備したインフラが老朽化を迎えます。地下空間にある設備は使用頻度が多く安定維持を保つために施設管理者が行う定期的点検は大事な業務ですが、必要経費がコンスタントにかかり管理会社にとっては大きな負担になっています。また、不具合が生じた際の対応・修理は緊急性があり作業員の手配・現場への移動手段など課題が常に存在しています。したがって、施設管理者が行う日々の維持管理を効率的に行い、設備の稼働状況・状態をトレンドデータとして蓄えて故障予兆を察知することで点検作業の関り方を適正化させて確立する維持管理マネジメントが求められます。
 本システム「SR-APPEAR」は、設備の監視項目に適した各種センサーを取り付けて、鉄蓋も透過する250mW高出力LoRa無線で設備の稼働状況を一定時間間隔でセンサーデータを取得して異常値が計測された際には管理者へアラートメールを通知します。また、蓄えられたセンサーデータは経年劣化の傾向を予測して故障予兆に役立てられます。点検作業の省力化と作業安全性の向上を図ることができます。

【利用構成イメージ】


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/93995/19/93995-19-211befc1c6c0f9e5cfabf52acb108820-834x578.png ]


【サービスの特長】


地下空間や中山間部、トンネル内などデータ通信が出来ない場所での利用以外にも、製造現場、多層階のビル施設など広域エリアでデータ通信を実現させたい要望に応えます。
データ通信とセンサーデバイスを柔軟に組み合わせる「センサーIoT」のシステム構築を行っております。

1.データ通信の取り組み
 ・LPWA(プライベートLoRa)の高出力250mW無線
   → 頑丈な鉄蓋マンホールや遮蔽物を透過させてデータ通信到達が実現できます。
 ・NSTG独自技術:12段中継局ホップ機能および見通し距離10km
   → 通信費セロ円で広域エリアをカバーする自営無線ネットワークの構築が可能です。
 ・NSTGはプライベートLoRaに固執してません。あらゆるデータ通信の開発実績 
   → 衛星通信やLTE通信(携帯電話網)など現場に最適な通信システム構築を行います。

2.センサーデバイスの取り組み
 ・市販Bluetoothデバイスを有効活用
   → Bluetoothは近距離通信、専用サービス契約など運用制約をLoRa通信で補います。
 ・ウェアラブル端末
   → スマートフォンを介在させないで作業員の健康管理を把握します。
 ・あらゆるセンサーを活用して設備稼働データ取得(アナログ、デジタル)
   → アナログセンサー:4-20mA、0-5V ※一般的なデータ出力仕様
   → デジタルセンサー:無電圧接点
   → RS232C/485:PLC(プログラマブルロジックコントローラ)、パソコン、シリアル計測器など
 ・既存の圧力計器に後付けでデジタル計測
   → 指針軸への磁石の取付と、樹脂ガラス一体型センサユニットにガラス交換だけで実現
 ・静止画像のデータ転送
   → 画像の高圧縮技術と独自転送で静止画像転送を実現 ※対象サービスはSR-IMAGE

3.250mW対応製品
 弊社SpreadRouterシリーズ(SperadRouter-MW、SperadRouter-A、SperadRouter-TW)は、
 20mW(特定小電力無線局:免許不要)と250mW無線高出力モデル(陸上移動局:申請許可)の
 2機種で対応しております。



プレスリリース提供:PR TIMES

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