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HelloWorld株式会社

共同研究を開始 英語教育DXプラットフォームWorld Classroomの有用性を検証

(PR TIMES) 2021年12月20日(月)11時15分配信 PR TIMES

琉球大学大城賢名誉教授がHelloWorldの顧問に就任

教育現場向けの国際交流プラットフォーム World Classroomを企画開発するHelloWorld株式会社(本社:沖縄県沖縄市、CEO:野中光、以下「HelloWorld」)は、この度、琉球大学 大城賢 名誉教授、 與儀 峰奈子 教授、別府大学 金城國夫 専任講師と、「World Classroom」を活用した「生徒の英語学習の効果検証」に関する共同研究を開始します。生徒の個別最適化された学びの実現や教員の業務負担軽減について、英語教育DXプラットフォームとしての有用性を検証いたします。大城氏がHelloWorld株式会社の顧問に就任したことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-4e0fd0ad169e44603500-0.jpg ]



1.本共同研究の目的

HelloWorld株式会社は学校現場向けに音声認識技術などを活用した音読・プレゼンテーション練習機能、海外の教室をつなぎ同世代と少人数で交流を実現するビデオチャット機能から成る英語教育DXプラットフォーム「World Classroom」を開発しています。

この度、World Classroomの効果検証及び機能拡張について、琉球大学 大城賢 名誉教授、 與儀 峰奈子 教授、別府大学 金城國夫 専任講師と共同研究を開始いたしました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-dc3105e5a3f9e263dca3-1.jpg ]



かねてからWorld Classroomは、システムを活用しながらもネイティブの発音を参考にでき自分自身のプレゼンテーションや教科書等を音読練習することできる、日々の学習を記録し、可視化された練習結果を振り返ることで成長を実感するツールだと評価をいただいておりました。


本共同研究によって、World Classroomを活用することで変容する英語能力(特にスピーキング領域)について定量的・定性的に調査を行い、中学校および高校における英語の授業におけるWorld Classroomの最適な活用方法を検討いたします。


2.本共同研究の背景

[画像3: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-7988ee2c6a37ae013692-2.jpg ]


World Classroomは、経済産業省が実施する令和2年度3次補正 「学びと社会の連携促進事業(先端的教育用ソフトウェア導入実証事業)費補助金」(以下「EdTech導入補助金2021」)に採択され、今年度は名護市教育委員会、名護中学校、大宮中学校とWorld Classroomを英語の授業において活用しています。

また、一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター(以下、ISCO)のIT活用ビジネスモデル・テストベッド構築支援事業 スモールビジネス創出支援部門に採択を受け、機能拡張および那覇市立松島中学校および沖縄県立与勝高校での実証授業を進めています。


これまでの実証を通じて、教育委員会指導主事および学校現場の教員からは以下のようなコメントをいただいております。

[画像4: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-b80f9ac5d10fc30d05e4-5.png ]



教科書の音読練習にWorld Classroomを活用。音読の認識率が80%に到達するまで何度も練習する生徒もいた。World Classroomの活用によって、自分が何%上手に読めたか、どのくらい伝わる英語で話せたかグラフで可視化されるので、誰がどれくらい練習して、どのような結果が出たかという練習への取り組みが可視化することができた。生徒たちのモチベーションといった、能力以外のことも見て取れ、授業において評価する要素が増えたのが良かった。(名護中学校 英語教諭 松田千草 氏)




World Classroomを実施することで生徒の英語学習へのモチベーションは“爆上がり”でした。新型コロナウイルスの影響で高校の活動のほとんどは中止になってしまい、大学の調査書や志願理由書に書くことがなくなったなか、生徒の多くは昨年度のタイとの交流について記載し国立大学の言語系で受験した生徒たちは8名中8名が合格した。英語学習のモチベーションが上がる以外にも進路につながるということも大事だと実感した。(沖縄県立与勝高校 英語教諭 知念 秀明 氏)




名護市は今年度より中学3年生の英語教育のゴールを示すようにしている。「英語で自分のことを話すことができる。英語で住んでいる地域について話すことができる。なによりも間違いを恐れない」これらのゴールから考えるとWorld Classroomを活用することで子どもたちが目的意識を持って練習を続けてアウトプットすることを恐れずにできるようになると感じる。(名護市教育委員会 指導主事 千葉 晶子 氏)

教育現場からは前向きな声をいただいている一方で、生徒の変容についてデータに基づいた検証が行えていませんでした。本共同研究によって、教育現場で生徒に起きている変容を学術的見地からデータに基づいて検証していくことで、World Classroomを活用することで変容する英語能力(特にスピーキング領域)について検証していきます。


World Classroomとは?

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=JihiTxsICVs ]



世界の教室をつなぐ オンライン国際交流プラットフォーム
世界中の同世代を繋げ、国際交流を推進するプラットフォーム。人工知能や自動翻訳などを活用し児童・生徒の言語習得を後押しすると同時に、自動評価システムによる教員の負担軽減を目指します。

新学習指導要領の運用に伴って学校の英語教育がより実践的に変わる中で、「書くこと」・「話すこと(発表・やりとり)」の指導や評価付けにおいて、教育の負担が大きくなることが予想されます。

World Classroomでは、生徒が発話した英単語数や、発話内容の正確性などについて自動的に数値を算出することができ、教員の評価付けを簡素化することができます。

また、生徒としては、同世代との交流を通じて、英語の必要性を体感することができるほか、事前事後学習としてプレゼンテーション等を何度も繰り返し練習することができるようになります。

主な機能
具体的には以下3つの機能を備えています。

[画像5: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-c5ba77478ade65b69369-4.jpg ]

1.My Work:音声認識技術を用いたプレゼン練習機能
お手本になるネイティブの発音を聴きながらスピーキング練習ができます。 生徒のスピーキングの正確性をシステムが自動で点数化します。 可視化された練習の成果を見ることができ、ゲーム感覚で生徒のやる気を駆きたてます。

2. My Classroom:プレゼン練習の成果を教室内で共有
プレゼン練習の成果を動画に撮影し、プラットフォーム上で共有することができます。
生徒は自分自身のプレゼン風景を見ながら、振り返りすることが可能です。 また、他の生徒の動画も見ることができ、相互学習することが可能です。
[画像6: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-c807d9174ce5c5dbeb8f-6.jpg ]



3. World Classroom:海外の生徒に実際にプレゼン
実際に海外の教室とオンラインで繋ぎ、練習したプレゼンを実際に海外の生徒に披露できます! 1対1での実際のコミュニケーションを通じて、生きた英語を学ぶとともに英語学習の意欲を 向上させます。日本にいながら、気軽に海外の同世代と交流できます。


また、加えて以下3機能を現在開発しています。

4. AIファシリテーター機能
生徒が1on1など少人数で海外の生徒とオンラインでコミュニケーションする際に、生徒が主体的に発話できるように、会話を手助けする「AIファシリテーター」機能を開発します。
具体的には、最初の会話のスタート時やコミュニケーションに沈黙が発生した場合に、ビデオ通話画面において、擬人化(アイコン)されたAIファシリテーターが沈黙状況等を自動で把握・認識し、それを踏まえて、話題を提供、または生徒をサポートすることを可能にします。

5. 英文法自動添削機能
英語教諭が生徒の英作文チェックに膨大な時間を使用している課題を解決するために、プレゼン原稿などについて、自動で英文法を添削する機能を開発します。具体的には、複数形・単数形、動詞の時制(現在形、過去形、過去分詞、現在進行形など)、冠詞の漏れなどについて自動で添削し、生徒に対し、修正すべき案の候補を提示することを可能にします。

6. 単語・イディオムの活用判定機能
生徒が教科書で使用した単語やイディオムを生徒が実際にプレゼン原稿などにおいて活用しているか判定する機能を開発します。具体的には、これまで英語教諭が手作業で行っていたものを、自動的に活用し、その活用率を数値化して、生徒・英語教諭に対し提示し、活用率が低い場合には、活用を生徒に対し推奨することを可能にします。


3 研究者プロフィール

共同研究の開始と同時に、共同研究に携わる琉球大学 大城賢名誉教授がHelloWorldの顧問に就任いたします。研究に携わる識者3名の略歴とコメントをご紹介します。

[画像7: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-b5faeccd1a7714e8b5d7-7.png ]


大城賢(おおしろけん)
琉球大学名誉教授、琉球大学教育学部客員教授、放送大学沖縄学習センター客員教授

【略歴】
琉球大学教育学部卒業。琉球大学大学院教育学研究科(教育学修士)修了。教育学部附属中学校・公立中学校・高等学校教諭として 15 年間勤務した後,沖縄国際大学総合文化学部教授を経て2004年から2020年3月末まで琉球大学教育学部教授。その間,教育学部附属中学校校長(2009〜2011年度),同附属教育実践総合センター長(2012年度〜2015年度),教育学部副学部長(2018年度〜2019年度)などを歴任。
学外においては,中教審初等中等教育分科会外国語専門部会委員,文部科学省研究開発学校企画評価会議委員,学習評価 WG 委員,英語教育強化地域拠点事業企画評価会議委員,「学習指導要領(外国語・外国語活動)」作成協力委員(H20/29年版),「学習指導要領解説(外国語・外国語活動編)」作成協力委員H20/29年版),「小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック」作成協力委員H20/29年版),小学校新教材(Let’s Try!/ We Can!) 作成委員,新教材開発(Let’s Try!/ We Can!) 検討委員などを歴任。

【2020年度学会役員】
小学校英語教育学会常任理事(2015年〜現在),日本児童英語教育学会副会長(2011年度〜2016年度)


[画像8: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-e49782ba753ce1690e8b-9.png ]


與儀 峰奈子
琉球大学 教育学部 学校教育教員養成課程 教授

琉球大学の與儀峰奈子と申します。教室にいながら外の世界と瞬時につながり国際相互交流を可能とするオンラインビデオ交流は、国際的視野を広げることのできる魅力的な交流形態の一つです。2005年より現在まで、現実的な場面・課題設定、英語学習への動機付け、コミュニケーションスキルの育成、課題解決型協働学習の支援、自文化・多文化理解の機会等の目標を掲げ、小中高大でリアルタイム遠隔交流を融合した授業実践を行って参りました。World Classroomはこのような授業形態を実現できる教育プログラムで、遠隔ライブ交流を行う前に英語の基礎・基本の素地作り及び建設的なリフレクションと評価方法を効果的に導入した画期的な教育システムです。これまでのノウハウを活かし、World Classroomの充実・強化に向けて共同研究を通して少しでもお手伝いできればと考えております。

【略歴】
琉球大学教育学部英語科講師(1996年04月- 2001年09月)、琉球大学教育学部英語科助教授(2001年10月- 2007年03月)、琉球大学教育学部英語教育専修准教授(2007年04月-2016年03月)、琉球大学 教育学部 英語教育専修 教授(2016年04月- 現在)、小渕国際交流基金フェローシップによる米国ハワイ東西センター在外研究員(2004年09月 - 2005年09月)、フルブライト研究員(UC Santa Barbara) 在外研究員 (2015年08月- 2016年03月)


[画像9: https://prtimes.jp/i/68077/19/resize/d68077-19-8510a645cf53b24f4411-8.png ]



金城國夫
別府大学 文学部国際言語・文化学科専任講師

別府大学の金城國夫と申します。専門は言語学で、様々な言語の文法を研究しています。もともとは英語教育を専攻し、高校の英語教員を目指していました。現在は大学で英語を教えています。World Classroomとの共同研究を通して、「英語を話したい」という気持ち、「英語が話せる」という自信を多くの生徒・学生が持てるような英語学習システムの開発に取り組んでいけたらと思います。

【略歴】
上智大学外国語学研究科博士前期課程修了(2013年)
ラトガーズ大学言語学科ティーチングアシスタント、リサーチアシスタント(2015年-2018年)
ニュージャージー州立ラトガーズ大学言語学科博士課程在籍中



プレスリリース提供:PR TIMES

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