プレスリリース
-国際競争力強化に資する交通基盤づくりに向けた技術の開発・実証-
ANAホールディングス発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役CEO:深堀 昂、以下「avatarin(株)」)は、国土交通省令和4年度第2次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業」※1空港分野「空港業務の生産性向上に関する技術開発・実証」に採択※2されました。事業期間は2027年度末、交付金上限は5.21億円となる「空港業務の人手不足の抜本的解決に向けたアバターロボットの大規模実証」事業(以下、「本事業」)を全日本空輸株式会社と協力し推進していきます。
本事業を一般化していくため、以下の3つのテーマにおいて、技術開発及び実証を実施していきます。
テーマ1.)アバターロボットを活用した遠隔顧客支援領域の大規模導入に関する実証
空港にお越しになるお客様や航空機を利用するお客様に対して、アバターロボットを活用した遠隔操作による顧客支援を想定した大規模実証を実施します。空港業務の従事者が、多種多様な空港業務の遠隔サポートを行うため、空港で大規模にアバターロボットを稼働させることを目標とした実証を行います。
テーマ2.)アバターロボットを活用した空港間のリソースシェアリングに関する実証
お客様の需要や業務の量に関わらず、空港を利用するお客様へ適切なサービスを提供するため、空港間での人材のリソースシェアリングを目標として、アバターロボットを活用した複数の空港でのリソースシェアによる遠隔サポートのオペレーション実証を行います。
テーマ3.)アバターロボット等の遠隔操作での業務を前提とした職場環境の最適化
今後アバターロボット等を現場に導入していくと、遠隔操作で1日8時間業務を行う等、これまでのワークスタイルとは違った形での業務遂行が求められるようになります。ワークスタイルの変化に対応して、業務遂行が行われるよう、これまでのPCやスマートフォン、タブレット等の操作の快適性に関する人間工学等の先行研究から、アバターロボットを利用する際の疲労を感じづらく、快適に複数台のロボットを動かすことができる操作環境の最適化に取り組みます。
avatarin(株)は、アバターロボットの技術を活用した人手不足の解決、及び人材の生産性向上を目指していきます。
※1 国土交通省報道発表資料
中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR フェーズ3基金事業)を公募します
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000161.html
※2 国土交通省報道発表資料
中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)に係る補助対象事業の採択結果について
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000166.html
プレスリリース提供:PR TIMES