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厚生労働省主催 第四回『上手な医療のかかり方アワード』受賞団体決定

(PR TIMES) 2023年03月22日(水)18時45分配信 PR TIMES


[画像: https://prtimes.jp/i/51382/19/resize/d51382-19-c4199175bc7952392d0b-0.jpg ]

厚生労働省は、医療機関へのかかり方の改善につながる優れた取り組みを奨励し広く普及することを目的に開催する、第四回『上手な医療のかかり方アワード』で、このたび3団体の受賞を決定いたしました。

四回目となる今回は、全国37団体からの応募があり、有識者などによる審査委員会における審査を経て、「最優秀賞」(厚生労働大臣賞)に1団体、「厚生労働省医政局長賞」に2団体をそれぞれ選定しました。

■厚生労働大臣賞 最優秀賞(1団体)
一般社団法人Sapporo Medical Academy
「札幌市民データに基づいたコロナの情報発信-ワクチン効果、症状発現率とセルフケア-」

■厚生労働省医政局長賞(2団体)
・上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
松本市保健所 医療安全支援センター
「地域で育む安心・安全・納得の医療〜市民と医療従事者をつなぐ、たゆみない取り組み〜」

・上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
一般社団法人BC Tube
「動画共有プラットフォームを活用した乳房・乳がんに関する医療情報提供の取り組み」

※「上手な医療のかかり方アワード」とは
保険者・医療機関・企業・各種団体・自治体等において、「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクトで掲げる5つの方策を中心に、医療のかかり方の改善に資する優れた取組の奨励・普及を図ることを目的としたものです。


第四回『上手な医療のかかり方アワード』受賞団体

■厚生労働大臣賞 最優秀賞(1団体)
団体名:一般社団法人Sapporo Medical Academy
取組名:「札幌市民データに基づいたコロナの情報発信-ワクチン効果、症状発現率とセルフケア-」

取組概要:
札幌市と連携し、コロナウイルス感染症2019に関する市民データを出し、それに基づいた感染情報・医療情報を市民に発信する取り組みです。冬の季節性と人との接触による流行拡大という特徴をもつこの感染症においては、北の200万都市である札幌市は、流行の最先端かつ最難関になりやすい街です。その特徴をリアルタイムで算出した実効再生産数などから示しました。さらに、新しい技術であるmRNAワクチンの実際の効果および年代別の症状発現率の状況を、市民によるメガデータから迅速に算出し、地域データに基づいたワクチン接種の推奨やセルフケアと受診のタイミングを提示しました。このような地域データに基づいた情報は感染症の流行で危機的な状況となっている医療現場の改善につながると考えます。

■厚生労働省医政局長賞(2団体)
・上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
団体名:松本市保健所 医療安全支援センター
取組名:「地域で育む安心・安全・納得の医療〜市民と医療従事者をつなぐ、たゆみない取り組み〜」

取組概要:
安心して医療を受けるためには、患者と医療従事者の対等な信頼関係が欠かせません。私たちは、患者と医療従事者がそれぞれの立場を理解し、思いや認識を相手に伝えられるような環境づくりをしていきたいと思います。「医者にかかる10箇条」の解説付きポスターを作製し、市内各所に配布しました。また、市民から希望され、講座を開催しています。そこで得た声を医師会、歯科医師会、薬剤師会にお伝えし、三師会からも意見をいただきました。そして、双方からの意見を再び講座に反映させています。患者は医療現場について理解し、医療従事者は患者の思いを理解する。そして双方が、相互に協力することの必要性をお互いが認識することで患者自身も守られ、医療現場も守られることにつながると信じます。

・上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
団体名:一般社団法人BC Tube
取組名:「動画共有プラットフォームを活用した乳房・乳がんに関する医療情報提供の取り組み」

取組概要:
一般社団法人BC Tubeは、乳がんに関する正確で分かりやすい医療情報動画を発信しています。動画は、制作過程で様々な専門家の目を通す仕組みと非医療者のチェックを導入することで科学的妥当性と分かりやすさを担保し、YouTubeを中心に広く普及しています。医療機関でも使用され、乳房健康教育と外来診療効率化に貢献しています。本取組は、適切な受診行動のサポートや意思決定支援・不安の解消につながっています。


第四回『上手な医療のかかり方アワード』募集概要

1.募集内容
本表彰制度は、保険者・医療機関・企業・関連団体・自治体等において、「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクトで掲げる5つの方策を中心に、医療のかかり方の改善に資する優れた取組の奨励・普及を図ることを目的としたものです。

(1)患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること
(2)医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること
(3)緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること
(4)信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること
(5)チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立すること
※(1)〜(5)複数項目に関連する取組も可とする。

2.応募対象
(1)企業・保険者 : 一般企業、市町村国保、国保組合、協会けんぽ、組合健保、共済組合、後期高齢者医療制度
(2)医療関係者 : 病院、診療所、医師会・病院団体等の関連団体
(3)民間団体 : 市民団体等
(4)自治体 : 都道府県、市町村
※自社の事業・製品サービスの告知を中心とする応募は対象外とします。

3.表彰の対象
・厚生労働大臣賞 最優秀賞(1件)
・厚生労働省医政局長賞(2件以内)
 1件:上手な医療のかかり方における総合的な制度設計が優秀な取組
 1件:上手な医療のかかり方における優良なコンテンツの作成やナッジ等の取組
 ※ナッジとは行動科学の知見から、自発的に望ましい行動をとれるように人を後押しするアプローチの事

プレスリリース提供:PR TIMES

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