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東洋製罐グループホールディングス株式会社

東洋製罐グループ、使用済み紙コップ等を“可燃ごみ”から“循環資源”に。消費者参加型カップ洗浄機「Re-CUP WASHER」を提供開始へ

(PR TIMES) 2022年01月25日(火)10時15分配信 PR TIMES

〜包装容器の循環社会 “Package to Package” 実現への挑戦〜

 東洋製罐グループは、様々な課題に向き合うことでイノベーションを興し、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の一環として、使用済みカップ※を可燃ごみから、循環資源に変えるプロジェクト「CUP TO CUP PROJECT」を開始し、使用済み飲料・食品用カップ洗浄機「Re-CUP WASHER(リカップウォッシャー)」を2022年1月より提供開始いたします。
 ※カフェや飲食店などで利用された飲料・食品用の紙コップやプラスチックカップなど
[画像1: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-8739e28504f6c0c53962-0.jpg ]

「Re-CUP WASHER」提供開始の背景
 近年、海洋プラスチック問題や環境配慮の観点で、プラスチック製品のリサイクル推進や、紙製品への代替が国内外で進み、資源の有効活用や循環の仕組み作りが求められています。
 東洋製罐グループでは、様々な課題に向き合うことでイノベーションを興し、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」に取り組んでおり、この度は、グループにて取り扱う紙コップやプラスチックカップに関わる社会課題に目を向けました。

マテリアルリサイクルの課題は「食品残渣」
 紙コップやプラスチックカップは、循環資源としてリサイクルできると思われがちですが、飲食店等で使用されたカップには、スープやクリーム、調味料等の食品残渣が残った状態で廃棄されるため、“可燃ごみ”として処理されています。可燃ごみは、焼却することで、火力発電等で使用する熱エネルギーに変換(サーマルリサイクル)されます。そのため、新たな容器に生まれ変わらせるマテリアルリサイクルが行われていないのが実情です。私たちが作った容器は、同じ容器として循環させていきたい。そのためには、「食品残渣」という課題をクリアする必要があります。

サーマルリサイクルからマテリアルリサイクルへ
 こうした現状を踏まえ、使用済みカップを可燃ごみではなく、循環資源に変えるプロジェクト「CUP TO CUP PROJECT」を開始し、消費者参加型の使用済み飲料・食品用カップ洗浄機「Re-CUP WASHER」を開発いたしました。

 「Re-CUP WASHER」は、幅400mm・奥行500mm・高さ880mmの洗浄機で、紙コップ等の使用済み容器を、ワンタッチ操作で水圧洗浄できるシステムです。2種類の仕様(常温水タイプと温水タイプ)で展開し、それぞれお茶等の軽度な汚れから、スープ、クリーム、調味料等の重度な汚れまで、中身に応じて洗い流すことを想定。「Re-CUP WASHER」の導入は、企業としてSDGsに貢献できるだけではなく、例えばカフェで飲み残した紙コップの残渣を、消費者自身に洗浄していただくことで、消費者がSDGsやリサイクル活動につながるエコアクションを実行できる機会を創出いたします。また、洗浄後のカップを回収ボックスで集めることで、導入店舗における仕分け作業の負担軽減にもつながります。
 「CUP TO CUP PROJECT」では、一例として、製紙メーカーと連携を組み「Re-CUP WASHER」によって食品や飲料の汚れを取り除いた紙コップを、再生紙製造プラントに持ち込み、表面のプラスチック膜を分離・除去し、再生紙原料を抽出。
 その後、東洋製罐グループである東罐興業株式会社の工場にて、再生紙原料を用いて新しい紙コップを製造することで、現状のサーマルリサイクルから脱し、モノからモノへと限りある資源を再利用できるマテリアルリサイクルを実現することを目指しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-94b941b11f540868e961-5.jpg ]

CUP TO CUP PROJECT全体像
 洗浄された状態のカップは、産業廃棄物として処理する必要がないため、店舗における処理コスト(スタッフによる分別・洗浄の工数や、産廃業者の費用)を軽減できる可能性があります。様々な事業者さまや自治体と一緒に回収のスキームを検討してまいります。

誰もが参加できるSDGsを目指して
 本取り組みにおいて重要なのは、生活者個人が“捨てる”という行為の中でSDGsを実感できることです。“洗う”というワンアクションが使用済みカップを産業廃棄物にするか、循環資源にするかの分かれ道となる第一歩ということを実感いただける事を願っております。今後、「Re-CUP WASHER」は、カフェや飲食店に向けての販売や実証実験を行う予定で、各協力企業とともに消費者の方も含めたエコアクションを実行し、SDGsや包装容器の循環社会“Package to Package”の実現に貢献できる取り組みを行ってまいります。

「Re-CUP WASHER」製品概要


[画像3: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-2d5f2dff68b1047cc600-10.png ]

※1 電源コード・アース線長さは2m
※2 化粧板柄変更・塗装色変更・ラッピングオプション対応可能

[画像4: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-28324669342555b31ce9-8.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-5f6a0972bcde0c28a0d3-7.jpg ]

東洋製罐グループのイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」
 東洋製罐グループは、これまで時代によって変化する世の中の課題に対して真剣に向き合い、“日本初の自動製罐”や“アイスクリームの紙コップ”、“世界初のレトルトパウチ”の発明など容器のイノベーションに常に挑戦し続けてまいりました。
 そして今、人々が同じものを使い、食し、同じ生き方を求める“大衆の時代”から、それぞれが選んだ生き方を求める“個の時代”へと変化しています。その中で東洋製罐グループは、次の100年を創造するべく、大衆にとどまらない細かなニーズと一人ひとりが抱える課題に向き合うことでイノベーションを興し、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を発足いたしました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/49660/19/resize/d49660-19-a523f8cad4cddfa03342-9.png ]

「OPEN UP! PROJECT」URL: https://jp.open-up.tskg-hd.com/

会社概要
会社名:東洋製罐グループホールディングス株式会社
創立 :1917年(大正6年)6月25日
代表者:取締役社長 大塚一男
本社 :〒141-8627東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
URL :https://www.tskg-hd.com/

会社名:東罐興業株式会社
創立 :1943年(昭和18年)2月18日
代表者:取締役社長 笠井俊哉
本社 :〒141-0022東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
URL :https://www.tokan.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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