プレスリリース
The Trade Desk、デジタルマーケティングにAIを活用する新しいメディアバイイングプラットフォーム「Kokai」をローンチ
〜 画期的な効果計測技術やシームレスなパートナー連携、革新的で直感的なユーザー体験となるプログラマティック・テーブルを提供 〜
グローバルアドテクノロジー企業であるThe Trade Desk(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ジェフ・グリーン)は、分散人工知能(DAI) や 効果計測技術、シームレスなパートナー連携、革新的で直感的なユーザー体験の向上をデジタル広告に取り入れた、新しいアプローチとなる「Kokai」 を発表しました。「Kokai」とは、どの国や企業も公平にビジネスができる海域を指す日本語の「公海」から名付けており、共にビジネスを作り上げる場を意味しています。革新的な技術の導入により、全てのマーケターがプログラマティック広告の持つ優れた機能と高いパフォーマンスを容易に活用できるようにします。
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プログラマティック広告におけるAIの大きな進歩として、「Kokai」はデジタルメディアバイイングプロセスのあらゆる側面においてディープラーニングアルゴリズムを実装しています。「Kokai」の AI イノベーションは、毎秒 1,300 万件以上の広告インプレッションにアクセスできます。その一つ一つに何千もの異なるシグナルが含まれている可能性があるため、プログラマティック広告を扱うマーケターの副操縦士として、数ミリ秒という瞬間的な速さで複雑な内容を理解することで、広告主が最適な広告インプレッションを適切な価格で購入し、ベストなタイミングでターゲットオーディエンスにリーチできるように支援します。
「Kokai」の分散型AI 機能は、2018年に提供開始された The Trade Desk の先駆的な 「Koa」 の AI を基に構築しています。「Koa」は、事業目標に基づいたキャンペーン設定とパフォーマンスの最適化によってマーケターを支援してきましたが、今回の「Kokai」 は 「Koa」の AI の力を The Trade Desk プラットフォーム上のメディアバイイングの様々なプロセスに適用します。その中には、広告運用者が最適な入札を可能にする予測クリアリングや、広告主との関連性に基づいた広告インプレッションのスコアリング、効果計測とフォーキャスティング(予測)機能のアップグレード、識別子(ID)がない環境におけるレジリエンス(回復力)の向上、予算の最適化およびKPIスコアリングが含まれています。
The Trade Desk の共同設立者兼CEO のジェフ・グリーンは「The Trade Deskは、豊富でありながら高品質で非常に複雑なデータセットから恩恵を受けています。『Kokai』を利用することで、当社のクライアントがデータを AI を介して理解し、マーケターがあらゆる場面で最善の意思決定を行うことを支援することができます。『Koa』の画期的な機能を基に、当社は AI をプラットフォーム全体に適用し、現代のマーケターにとって専門的に訓練された副操縦士のようにサポートできる機能を提供します」と述べています。
効果計測の革新
「Kokai」は、デジタル広告の効果計測における新しいイノベーションを搭載します。より多くの広告主がコネクテッドTV(CTV)やリテールメディアマーケティングを取り入れる中で、これらの主要チャネルにおけるパフォーマンスを測定する上で新しい方法を開発することが求められており、「Kokai」と共に、The Trade Deskは以下をローンチします。:
オーディエンスデータをオンにすると、Albertsons Media Collective、Walgreens Advertising Groupを含む先駆的な小売業者による付加価値の高い小売効果測定データを提供(現在米国でのみの提供となります。)
小売売上指数(Retail Sales Index): オンラインおよびオフラインの小売の売上を、小売の広告費に対して測定するための新しいベンチマークを提供
テレビ品質指数(TV Quality Index): あらゆる動画ストリーミングプラットフォームと動画ストリーミングコンテンツにおいて、視聴者の広告体験の質を測定し、すべてのキャンペーンが特定の視聴者グループをターゲットする際に最も関連性の高い広告在庫に広告配信していることを確認可能
クオリティリーチ指数(Quality Reach Index): マーケタ―が最も関連性の高い顧客プロファイルを正確にターゲティングすることで、ロイヤルカスタマーの基盤を拡大することをサポート
シンプルでシームレスなインテグレーションを実現するパートナーポータル
広告技術のイノベーションが加速する中、「Kokai」はパートナーポータル(英語:https://partner.thetradedesk.com/v3/portal)を設置し、何千もの新しいパートナーがシンプルな標準アダプタを使用してThe Trade Deskと直接インテグレーションできるようになります。その結果、広告主は信頼できるパートナーやサービスに幅広くアクセスできるようになり、オープンインターネットに不可欠なイノベーションハブとなります。ローンチ時には、パートナーポータルには、OpenPath、Unified ID 2.0、小売データのオンボーディング、効果計測、サードパーティオーディエンスデータ、コンテクスチュアル(文脈)ターゲティングなどの主要分野の標準アダプタが組み込まれる予定です。アルファ版においては、過去2四半期に400社以上のパートナーがシームレスにインテグレーションに成功しました。
プログラマティック・テーブル
ユーザーエクスペリエンスの面では、元素の周期表をモチーフにした画期的なデザインを採用予定です。プログラマティック・テーブルは、広告運用者から CMO まで、すべてのユーザーに対して、プログラマティックの高いパフォーマンスを実現する直感的な操作性を提供します。ユーザーは、すべてのキャンペーン情報と関連データをメインのキャンペーンビューに表示させながら、人間による意思決定から AIによるサポートまで、メディアバイイングプロセスを直感的に進めることが可能になります。すでに一部のユーザー向けに提供されているプログラマティック・テーブルは、今年の夏以降にすべてのユーザー向けに提供開始予定です。
The Trade Desk の共同設立者兼CEO のジェフ・グリーンは、「プログラマティック広告は過去5年間で急速に進化しており、すべてのマーケターにとってデータドリブンな意思決定の力を直感的に活用できるようにする必要があります。高度な効果計測、共創によるイノベーション、そして抜本的な新しいUXなどを含む『Kokai』のイノベーションは、The Trade Desk がマーケターに価値を提供するためにプログラマティック広告のイノベーションの最前線を走り続けることを保証します」と述べています。
【The Trade Deskについて】
The Trade Deskは広告バイヤーを支援するテクノロジー企業です。広告バイヤーはThe Trade Deskのセルフサービス型クラウドベースのプラットフォームを通じて、広告フォーマット全般にわたり、PC、モバイル、コネクテッドTVなど多数のデバイス上で、デジタル広告キャンペーンを作成、管理、最適化できます。主要なデータパートナー、インベントリパートナー、パブリッシャーパートナーと接続することでリーチと運用効率を確実に最大化し、またEnterprise(TM) APIによりプラットフォームのカスタマイズが可能です。The Trade Deskは米国カリフォルニア州ベンチュラに本社を置き、米国、欧州、アジアにオフィスを構えています。The Trade Deskに関する詳細はhttps://www.thetradedesk.com/jpまたはFacebook、Twitter、LinkedIn、YouTubeをご参照ください。
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