プレスリリース
都内公共施設初の建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)「Nearly ZEB」認証取得
品川区は12月10日、戸越公園内に建設中の「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」の足場を外し、施設の全貌をお披露目しました。
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「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」について
地球温暖化による影響が年々顕著になる中で、世界共通の切迫した課題として更なる取り組みが求められており、国内においてもその対策や環境に関する学びへの需要が高まっています。
品川区ではこうした社会的な変化に対応し、より効果的に環境保全を促進するため2018(平成30)年3月、「品川区環境基本計画」を策定しました。計画に示す、環境教育・コミュニケーションの充実や、環境保全について日常的に実践する人を育て、次代につなぐ環境都市の実現を目指すため、環境を体感して学べる施設として「品川区立環境学習交流施設エコルとごし」を整備します。
施設では戸越公園の豊かな自然や体感を重視した展示物で環境を楽しみながら学ぶことができるほか、公園内の一施設として区民や公園利用者の皆さんの憩いと交流の場となるよう計画しています。
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「エコルとごし」イメージパース
徹底的にエコに注力 都内公共施設初Nearly ZEB認証取得
「エコルとごし」の基本理念は「つなぐ つづける つくりだす 〜エコなミライへ〜」。徹底的に「エコ」にこだわり、設計当初から徹底した省エネルギー化、積極的な再生可能エネルギーの活用を行っています。
中でも、都内公共施設としては初となる建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB」認証を取得しました。工事現場で使う電力は再生可能エネルギー100%のもので賄い、重機等の燃料も天然ガス由来のGTL燃料を使用。建設時も環境影響に配慮しています。
施設開業後は、年間を通じて安定した温度である地中の未利用エネルギーを空調熱源として利用し、区有建築物では最大規模となる太陽光発電設備を設置することで、多くの再生可能エネルギーを創出します。
さらに、外壁面の緑化、人感センサーや昼光センサーを用いたLED照明、高い遮熱・断熱性能を有したガラスの採用、直射日光の室内への侵入を考慮した深い庇など環境負荷軽減に向けた様々な取り組みを行います。
設計段階での建築物のエネルギー消費量は、都内公共建築物においてトップクラスとなる85%削減を実現しました。また、同施設の内装材には、区と交流・連携のある都市等の木材を多用することで、森林の健全な育成にも貢献しています。
なお、品川区は「品川区長期基本計画」(令和2年4月策定)で、10年後の目指す姿として「ZEB等の環境に配慮した建物の増加による、まち全体の環境負荷の低減を目指す」と定め、今後もZEB認証に向けた区有建築物の整備を推進していきます。
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「Nearly ZEB」認証証
「品川区立環境学習交流施設 エコルとごし」概要
所在地:東京都品川区豊町2-1-30(戸越公園内)
アクセス:大井町線戸越公園駅・下神明駅 各徒歩7分
開業時期:令和4年5月1日(日)を予定
URL:https://ecoru-togoshi.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES