プレスリリース
合同出版では2022年1月19日に『耳の不自由な人をよく知る本 ビジュアルブック∞障害のある人とともに生きる2』を全国の書店・Amazon・楽天ブックスなどで販売しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-da606a1ba7d53b957e0b-0.jpg ]
共生社会の一員として、偏見や間違った思い込みを取りのぞき、関心を持ち、正しく理解するための、子ども向け障害学習図鑑シリーズの第2弾『耳の不自由な人をよく知る本』が刊行されました。
聞こえない/聞こえにくいことが「不自由」なのではない。聞こえによる不自由さをつくっているのはだれなのか―
聴覚障害のある人のくらしのようすや、日常を支えるグッズやサービス、学校生活、仕事の様子、当事者からのメッセージなどで学び、考えます。
本書は、筑波技術大学元学長の大沼直紀先生に監修とご寄稿をいただき、聴覚障害や聞こえない/聞こえにくい人にかんする多元的な情報を凝縮しました。
「交流及び共同学習」の事前/事後学習に必須の1冊!
(対象:小学校中・高学年〜)
1章では、聞こえない/聞こえにくい人たちのくらしぶりを取り上げました。聞こえない/聞こえにくいことは、とても多様であることがわかります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-16330d4d199befcdc61f-1.jpg ]
2章では、聞こえない/聞こえにくい人たちのコミュニケーション方法を取り上げました。手話、聴覚口話法、音声、文字などさまざまなコミュニケーション方法やその特徴を学びます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-b4d3f624898c5e41fc3e-2.jpg ]
3章では、聞こえない/聞こえにくい人たちが、よりよくくらせるための仕事や社会のくふうを取り上げました。社会のくふうやアイデアで、軽減される「不自由さ」があるのです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-c9d26ae9fc00a29c57ac-3.jpg ]
4章では、聞こえない/聞こえにくい子どもたちの学びの環境を紹介しました。私立校2校、公立校1校の学校の特色、学校生活のようすと、視覚障害のある人のための大学に通う学生たちの声を取り上げました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-7fca23bc277995fbc7a1-4.jpg ]
5章では、仕事をする聞こえない/聞こえにくい人に、働くようす、くふう、一緒に仕事をする人とのコミュニケーションなどを教えてもらいました。また、聴覚に障害のある人のためのスポーツの祭典「デフリンピック」を紹介しました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-dd182f6bd46321f63b6c-5.jpg ]
6章では、聞こえない/聞こえにくい人が、どんな時に「不自由」なのか、というところを出発点に、バリアフリーな社会をつくる一員として、自分にできることを考え、行動するための章です。
[画像7: https://prtimes.jp/i/85859/18/resize/d85859-18-375172568fa8fbd8759a-6.jpg ]
書籍情報
『耳の不自由な人をよく知る本』〈ビジュアルブック∞障害のある人とともに生きる2.〉
A4判変型(280×210ミリ)上製/オールカラー
100ページ
定価=本体3,800円+税
ISBN 978-4-7726-1482-5
2022年1月全国書店、ネット書店にて発売開始!
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b595790.html
Amazon販売ページ▼
https://www.amazon.co.jp/dp/4772614826/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_D9JQXRA4APBDD1BCTZQG
楽天ブックス販売ページ▼
https://books.rakuten.co.jp/rb/16953975/?l-id=search-c-item-img-01
著者プロフィール
■監修
大沼直紀(おおぬま・なおき)
国立大学法人筑波技術大学元学長。
1942年1月生まれ。宮城県出身。(一財)日本財団電話リレーサービス理事長、一般社団法人要約筆記者認定協会理事長、日本教育オーディオロジー研究会会長。
■協力
公益財団法人 共用品推進機構
社会のさまざまな製品・サービスなどを対象に、日常生活に「不便さ」を感じている人への調査をおこない、関連する企業や業界団体などとともに「不便さ」の改善に向けて「共通化できる配りょ」を考え、普及していく活動をしています。
もくじ
【プロローグ】
1 手話でおしゃべりをするのが大好きな りえさんの世界(先天的なろう)
2 じょじょに聞こえにくくなった たかあきさんの世界(中途失聴)
3 聞こえるけれど聞こえにくい ひろしさんの世界(中等度の難聴)
◎コラム 聴覚障害って何だろう?
【第1章】耳の不自由な人のくらし
1 小学6年生のゆいさんの1日
2 大学2年生のけんたさんの1日
3 子育て中のみゆきさんの1日
4 印さつ会社で働くたかしさんの1日
5 デザイン事務所で働くさくらさんの1日
6 突発性難聴のいちろうさんの1日
7 76歳のちえこさんの一日(加齢性難聴)
◎コラム 耳の日とグラハム・ベルとヘレン・ケラー
【第2章】耳の不自由な人のコミュニケーション
1 いろいろなコミュニケーション法
2 手話
3 音声によるコミュニケーション(聴覚口話法)
4 聞こえやすさをサポートするグッズ
5 人工内耳
6 文字によるコミュニケーション
7 聴導犬
◎コラム 聴覚情報処理障害(APD)について
【第3章】耳の不自由な人をサポートする
1 聞こえない、聞こえにくい人をサポートする仕事
2 聞こえない、聞こえにくい人をサポートするサービス
3 聞こえない、聞こえにくい人の楽しみ
4 情報を伝え合う技術の進化
◎コラム 「ダイアログ・イン・サイレンス」
【第4章】耳の不自由な人が学ぶ場所
1 聞こえない、聞こえにくい人の学びの環境
2 日本手話で自由に話し、なかま・先生と学び合う 明晴学園
3 今ある聴覚を活かし、音の世界を追求する学校 日本聾話学校
4 いろいろなコミュニケーション方法を学ぶ学校 東京都立大塚ろう学校
5 親友と出会い、技術を身につけ、世界を広げられる大学 筑波技術大学
◎コラム 聴覚障害者のための世界の大学
【第5章】社会でかがやく耳の不自由な人
1 聞こえない、聞こえにくい人の働き方のくふう
2 デフリンピック ろう者によるろう者のためのスポーツの祭典
◎コラム 人工内耳のバレリーナ
【第6章】ともに生きていくために バリアフリーな社会って?
1 こんな時にこまります
2 聞こえない、聞こえにくい人を手助けするボランティア
3 障害のある人とない人が、ともに生きる社会へ
◎コラム ろう者から、聞こえるあなたへ 早瀬憲太郎
【巻末資料】
・耳の不自由な人の権利/制度
・参考文献
さくいん
プレスリリース提供:PR TIMES