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認定特定非営利活動法人ADRA Japan

トンガ700世帯にNGOが現金支援 ロックダウン下のトンガは今

(PR TIMES) 2022年02月04日(金)13時45分配信 PR TIMES

国際NGOアドラ(ADRA: Adventist Development & Relief Agency 本部:アメリカ・メリーランド州、以下アドラ)は、トンガのセブンスデー・アドベンチスト教会と協力し、1月15日の火山噴火と津波で国の人口の84%が被災したトンガの人々への支援を実施しています。
トンガでは、人口の84%が被災し、多くの人が家を失いました。1月31日の時点で確認できているだけでも、239棟の家が被害を受け、1,525人が避難生活を送っています。国際的な支援も届き始めていますが、食料の確保が依然として大きな懸念事項のひとつで、同国への通信もまだ困難な状況が続いています。


アドラは、現地セブンスデー・アドベンチスト教会のミッションチームと協力し、トンガ国家危機管理局の指導のもと、影響を受けた地域への支援を開始。1月31日から2月2日にかけて、トンガの本島であるトンガタブ島のほか、アタタ島やマンゴ島、ハアパイ島など火山噴火と津波により甚大な被害を受けた地域で、被災された方々が自分たちで必要なものを調達できるよう、約700世帯に対してキャッシュ・アシスタンス(現金や、食料や生活必需品と交換できる引換券の配付)の支援を届けました。
[画像: https://prtimes.jp/i/49238/18/resize/d49238-18-17b2cfc1aa674516e144-0.jpg ]

アドラでは国外からの人員をトンガには送っておらず、地元の教会ネットワークの方々を中心に地域のボランティアメンバーを通して支援を行っていますが、困難な状況にありながらも、明るさを失わず助け合っているトンガの方々の姿勢が報告され、アドラ・スタッフも感銘を受けています。


トンガでは新型コロナウイルスの初の国内感染者が出たことにより、日本時間2月2日の午後2時からロックダウン(学校閉鎖、集会禁止、トンガ国内の169諸島間往来の禁止(※注1)などの行動規制)が敷かれ、エッセンシャル・サービスのみが継続可能な状態(※注2)となりました。そのため、キャッシュ・アシスタンスが人びとの命綱となっています。


アドラでは今後も現地の状況に合わせながら、人々に寄り添い自立を促す支援に取り組んでいく方針で、長期的には、農作物や農地・家畜の損失によって影響を受けた人々の生計回復を支援する予定です。生計回復支援のための必要資金は約66,000豪ドル(約540万円)と見積もっています。


アドラの日本支部であるアドラ・ジャパンは、トンガでの火山噴火被災者支援のため、Yahoo!ネット募金に特設ページを開設し、募金を募っています。以下のリンクより、アクセスすることができ、クレジットカードやTポイントでの寄付が可能です。


【募金情報】

[表: https://prtimes.jp/data/corp/49238/table/18_1_b59ca2c5f1429bfe9b00f95612d5b47e.jpg ]



注1
The New York Times, 1 Feb. 2022, “Tonga, struck by twin disasters, goes into lockdown over five virus cases.” https://www.nytimes.com/2022/02/01/world/asia/tonga-lockdown.html

注2
Aljazeera, 2 Feb. 2022, “Tonga goes into lockdown after reporting handful of COVID cases.” https://www.aljazeera.com/news/2022/2/2/tonga-to-go-on-lockdown-after-recording-two-covid-cases

プレスリリース提供:PR TIMES

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