プレスリリース

　一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター（VICSセンター 所在地：東京都中央区 理事長：長榮周作）は、公益財団法人 日本道路交通情報センター（JARTIC 所在地：東京都千代田区 理事長：池田克彦）と共同で、「プローブ情報を活用した道路交通情報サービス」の実証実験の対象地域を、2022年1月13日（予定）より、関東1都6県に加え、札幌エリア、愛知県、大阪府へ拡大します。
　「プローブ情報を活用した道路交通情報サービス」は、複数の自動車・車載機メーカー＊１が走行中のクルマから収集しているプローブ情報をビッグデータとして活用し、道路に設置された感知器から生成している交通情報を補完・補強することで、より多くの道路の交通情報をFM多重放送にて配信するサービスです。実証実験の対象地域においては、VICS対応カーナビで、このサービスを利用することができます。
　「プローブ情報を活用した道路交通情報サービス」の実証実験は、2020年4月より関東1都6県で開始され、通常時だけでなく、災害発生時や大規模イベント時など様々な状況での検証を行ってきました。その結果、実証実験の対象地域内では交通情報が最大3倍以上に増加するなどの効果が確認できました。交通情報が増加したことで、災害発生や大規模イベント開催に伴う通常とは異なる渋滞発生時も含め、感知器が設置されていない道路の渋滞を回避して安全且つより短時間で目的地に到着できることが確認できました。
　関東1都6県での実証実験の成果が確認できたことや、地域拡大に対応したシステム構築などの準備が整ったこと、ユーザーの皆様から地域拡大に期待する多くの声が寄せられていることなどから、対象地域を順次拡大することになりました。今回は2022年1月13日（予定）より札幌エリア、愛知県、大阪府へ拡大し、今後も実証実験の検証結果などを踏まえながら、引き続き全国へ拡大していく予定ですのでご期待ください。

*1：トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、パイオニア株式会社

[画像: https://prtimes.jp/i/16241/18/resize/d16241-18-13e9cdf0cf2cd48bcead-0.jpg ]



<実証実験の実施概要>
■2020年4月〜　関東1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)で実証実験開始
■2022年1月〜　札幌エリア、愛知県、大阪府へ対象地域を拡大
■配信方法：FM多重放送
■利用方法：対象地域においてはVICS対応カーナビで利用できます。

実施詳細については、下記VICS実証実験スペシャルサイトにてご確認ください。
https://www.vics.or.jp/everyone/special/

<関連ホームページ>
道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)
https://www.vics.or.jp/

日本道路交通情報センター(JARTIC)
http://www.jartic.or.jp/

【本プレスリリースに関するお問合せ、及び報道関係者様のお問い合わせ先】
一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター お客様相談窓口
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