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株式会社アマナイメージズ

”新生”アマナイメージズ、日本画像生成AIコンソーシアム設立

(PR TIMES) 2023年06月20日(火)18時15分配信 PR TIMES

画像生成AIを安心・安全に活用できるための持続可能な枠組み実現へ

日本最大級の画像ライブラリを運営する、「ビジュアル権利の総合カンパニー」株式会社アマナイメージズ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:沼澤裕太、以下アマナイメージズ)が主導となり、2023年6月20日、「日本画像生成AIコンソーシアム(Japan Image Generative AI Consortium、以下JIGAC(ジーガック)」が設立されたことをお知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/110940/17/resize/d110940-17-ab50b72630b3fdcb340d-0.jpg ]

本コンソーシアムは、画像を中心とする「ビジュアル素材」を生成するAI(artificial intelligence、人工知能)が、日本社会において安心・安全に活用できるための持続可能な枠組みの議論と実証を行うことを目的としたものです。本コンソーシアム設立にあたり、画像ライブラリ、AI開発者、ユーザーの実務家、研究者、法律家など、日本国内のAIやコンテンツ領域で実務に携わってきた関係者が参画いたしました。

JIGACの代表には、アマナイメージズのAI倫理対応・政策企画責任者である望月逸平が就任致します。

団体名(日本語表記):日本画像生成AIコンソーシアム
団体名(英語表記): Japan Image Generative AI Consortium (JIGAC)
略称・呼び名:ジーガック
団体ロゴマーク:
[画像2: https://prtimes.jp/i/110940/17/resize/d110940-17-fc866fda76a1ca79780d-3.png ]

■コンソーシアム設立の背景
アマナイメージズは、日本最大級の画像ライブラリの運営会社として、設立から40年近くに渡り権利者への収益還元を行って参りました。この度、日本社会における安心・安全な画像生成AIの在り方を議論するため、各業界の有識者と連携しながら、本コンソーシアムの設立をリードして来た次第です。

■JIGAC設立に至った背景
2021年1月、米OpenAIが画像生成AI “DALL・E” を発表したことを皮切りに、2022年3月 “DALL・E2”、2022年6月に米Midjourney “Midjourney”、2022年8月に英Stability AI “Stable Diffusion”など、画像生成AIの一般公開が相次ぎ、2022年は「画像生成AI元年」と言われていました。

しかしながら、2022年11月に米OpenAIが言語生成AI(大規模言語モデル:Large Language Models、LLM)である“ChatGPT”を公開して以降、米Google “Bard”など様々なLLMが登場すると、言語生成AIが急速に進展。日本を含め世界中で一般利用の普及が進み、加えて、企業による社会実装も一気に行われつつあります。

LLMの社会実装の進展は、情報セキュリティや情報の真贋性などの課題はありつつも、データ収集の容易性なども背景に、2023年にかけて急速に進展したと考えられます。

一方で、日本社会において未だ社会実装が進んでいない画像生成AIについて考えてみると、それを妨げる要因として、大きく以下の要素が挙げられます。
画像生成AIの学習素材としての画像利用が、著作権やモデルの肖像権等第三者の権利を侵害しているリスクがある点

日本の著作権の規定と、AI倫理、創作者・AI開発の現場・ユーザーとしての許容度が統一されておらず、個々のリスク判断に委ねられている点

創作者・権利者とAI の開発者の双方が安心できる、学習データ環境が乏しい点

創作者・権利者の意思表示の機会や収益配分を受ける機会を担保する、コミュニケーション環境と収益分配環境が整備されていない点

生成画像が著作権やモデルの肖像権等第三者の権利を侵害しているリスクがある点



これらの課題を踏まえ、日本社会において画像生成AIが安心・安全に活用できるための持続可能な枠組みの議論と実証を行うことを通じ、日本の財産である著作物の保護と、テクノロジーの進化を両立させ、クリエイターが新しいものを生み出し続ける創作活動の基礎となるだけではなく、日本のAI技術を世界と対等なレベルに引き上げる起点となることを目指し、本コンソーシアムが発足いたしました。

■代表・副代表
コンソーシアム代表:望月逸平(株式会社アマナイメージズ AI倫理対応・政策企画責任者)

コンソーシアム副代表:藤原宏貴(FastLabel株式会社 事業開発・AI倫理対応責任者)



■参画会員
株式会社アマナイメージズ AI倫理対応・政策企画責任者: 望月逸平

株式会社AYKM PLANNING 代表取締役社長: 盛田昌夫

京都精華大学ビジュアルデザイン学科: 米津智之

株式会社Qosmo 代表取締役社長: 徳井直生

骨董通り法律事務所 弁護士: 福井健策

株式会社シーラテクノロジーズ グループ 執行役員CAIO、株式会社 SYLA BRAIN 代表取締役CEO: 李天g

弁護士法人STORIA 弁護士: 柿沼太一

デロイト トーマツコンサルティング合同会社 執行役員 アジア太平洋地区先端技術領域リーダー: 森正弥

株式会社電通グループ AI MIRAI統括: 児玉拓也

東京大学 次世代知能科学研究センター 教授: 松原仁

東京大学 大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授: 鳥海不二夫

弁護士ドットコム株式会社 取締役: 澤田将興

FastLabel株式会社 事業開発・AI倫理対応責任者: 藤原宏貴

武蔵野美術大学 情報教育センター長 視覚伝達デザイン学科 教授: 古堅真彦

横山隆治事務所(有限会社シックス・サイト)代表取締役、業界人間ベム 著者: 横山隆治

他、非開示会員



■今後の活動内容
情報交換
画像生成AIに関連した技術動向、法制度動向、ニーズ、ボトルネックなどの情報交換を、業種業態を超えて行います。


議論
政府やG7等でのルール整備を注視しつつ、生成・利用時の権利侵害リスクを下げる方策も考慮しながら、画像生成 AI に関連する学習データ環境、コミュニケーション環境や収益分配環境の、ビジネスモデルを含む具体的かつ実践的な枠組みの可能性を検証します。
学習データ環境: 許諾に基づく学習とそれ以外が並立するなかで、創作者・権利者と、AI開発者の双方にとって安全性・透明性・説明可能性を有する学習データ環境の在り方を議論

コミュニケーション環境:
創作者・権利者の学習データへのオプトイン・アウト(参加・非参加)の意思表示と、実行可能性を担保するコミュニケーション環境の在り方

収益分配環境:
創作者・権利者への分配を担保する収益分配環境の在り方



検証
上記環境の構築について必要な企業・行政などを巻き込み検証活動を行います。



■アマナイメージズでのAI生成画像の取り扱いについて
併せて、アマナイメージズでのAI生成画像の取り扱いについて、以下の通り正式発表いたします。
現在、AIで生成された画像が、法的リスク・トラブルリスク・品質などの観点でアマナイメージズが設定している審査基準を満たしていないことから、当面の間は仕入れ・販売などの取り扱いを行わないことといたしました。

AI生成画像の取り扱い方針については、本コンソーシアムの議論と連携しつつ、今後も積極的に検討を進めて参ります。



■アマナイメージズのAI領域への取り組みについて
2023年より、アマナイメージズはAI・機械学習分野において、「AI学習用ビジュアル開発チーム」を立ち上げ、AI学習用データの提供を積極的に行っています。

そこでこの度、AI学習用ビジュアル開発プロデューサーとして平山清道、またAI倫理対応・政策企画責任者として望月逸平が就任したことをお知らせします。

日本最大級を誇る画像ライブラリからの素材提供、AI用に開発した独自素材の提供、AI向けに特化した新規撮影サービス等を通じて、AI開発者のデータ収集・権利許諾の悩みを解決します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/110940/17/resize/d110940-17-6d20579e79cb5fd62cd2-2.jpg ]

平山清道(Kiyomichi Hirayama)
株式会社アマナイメージズ AI学習用ビジュアル開発 プロデューサー
栃木県宇都宮市出身、明治大学法学部卒業。日本テレビグループの映像制作会社入社後、動画コンテンツの企画・開発を主とするディレクターとして独立。2014年12月、株式会社アマナイメージズに参画し、動画・静止画コンテンツの調達部門の責任者として、新規クリエイターの開拓からコンテンツの制作までを統括。2023年、同社にて新規事業「AI学習用ビジュアル開発チーム」を立ち上げ。データの提供に留まらず依頼主の期待に沿ったビジュアルの開発を目指し、制作現場でのディレクション経験とクリエイターネットワークを活用しながら、AI・機械学習用教師データ(画像、動画、音声等)のプロデュースを推進している。



[画像4: https://prtimes.jp/i/110940/17/resize/d110940-17-b6ef488bda08cca5d6ff-1.jpg ]

望月逸平(Ippei Mochizuki)
株式会社アマナイメージズ AI倫理対応・政策企画責任者
東京都大田区出身、東京大学法学部卒業後、国内大手証券会社に入社。投資銀行部門にて6年間、伝統的産業から最先端のテクノロジー企業まで、幅広いジャンルのM&Aと資金調達案件を手掛ける。2022年8月、株式会社アマナイメージズに参画。以来、AI関連の事業開発と法務を担当し、取り扱い素材や撮影・権利許諾ノウハウを生かしたAI向け教師データの提供を推進。2023年5月、同社のAI倫理対応・政策企画責任者に就任。2023年6月、新設の日本画像生成AIコンソーシアムにてコンソーシアム代表に就任。



■会社概要
株式会社アマナイメージズ
代表者:沼澤裕太(代表取締役CEO)
本社所在地:東京都品川区東品川2-2-43
会社概要:https://amanaimages.com/about/
AI・機械学習向け画像・動画提供サービス特設サイト:https://amanaimages.com/lp/machine-learning/
アマナイメージズは2022年より『Visual Bank』グループになりましたhttps://amanaimages.com/topics/info-notice/parent-company-name.aspx

■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
日本画像生成AIコンソーシアム(JIGAC)に関するご質問や、参画のご希望につきましては、以下までお問合せください。
JIGAC事務局 メールアドレス:jigac_office@visual-bank.co.jp
JIGAC事務局 代表電話:0120-410-225(アマナイメージズ担当者よりJIGAC担当にお繋ぎします)
JIGAC事務局 所在地: 〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-43 株式会社アマナイメージズ内「日本画像生成AIコンソーシアム」
株式会社アマナイメージズ カスタマーサポート 電話:0120-410-225 [営業時間] 9:30 〜 18:00(土日祝日を除く)



プレスリリース提供:PR TIMES

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